神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

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茶壺遊び

2022-01-25 | 茶道具
先週末、LEAFMANIAさんで開催中の「豊増一雄茶器個展」に行ってきました。
会場で催された白茶果工作室のヒロエさんの茶会も目的のひとつ。
豊増さんの茶器を使い、中国茶とチョコレート菓子をテーマとした茶菓ノ會「茶有喜喜事」。
美味しく楽しい時間を過ごしました。
(こちらの様子はInstagram→にてUPしています。)

さて、豊増さんの茶器はといいますと、
オープン前から整理券が配られるほどの人気で、
私が到着した時には白磁の中国茶用茶器はもうだいぶ売り切れておりました。
茶盤や茶杯置きがあれば欲しいな、と思っていたのですが、影も形もなく(苦笑)。

残ったわずかな茶器の中で目に止まったのが、
紫砂の茶壺と同じ素材で焼いた口広の茶杯。
宜興の紫砂のような素材を探していてたどり着いたのが唐津の紫砂だったのだそう。

茶杯は教室でも活躍しそうなので6客購入。
茶壺はサイズが80ccくらいと小ぶりなので、自分一人で楽しむために。

茶壺は造形に少し遊びが入っている感じで、
高温でしっかり焼かれている上、火の走りが面白く、育てる楽しみもありそうです。
家に炭焙煎のお茶が数種類あるので、色々試してみようと思います。
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茶具布包

2018-02-03 | 茶道具
今年に入ってから記事の更新がストップしてしまっていました。

実は1月初めにお腹の風邪にやられ、参加を予定していた茶友の茶会もドタキャンせざるを得なくなり、
1月終わりにはやはり風邪からか頭痛と微熱に悩まされ、またまた予定していた中国茶のセミナー参加を諦めたという・・。
そんなこんなでネタがなくなってしまっていたのでありました。

それでもInstagramでは週4~5回のペースで教室写真やお茶の風景をUPしています。
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リンク先はこちら→https://www.instagram.com/salondeleecha/


今日の話題は先日Instagramにも挙げたのですが、「茶具布包」。
日本語では「茶道具袋」でしょうか?

去年4月に教室の10周年茶会を開いた時、
生徒のOさんはランナーやコースターや茶巾のみならず、茶器を運ぶための袋もすべて自作していらっしゃいました。
その完成度の高さに、一同感嘆。

同時に私が茶器をプチプチなどの梱包材に包んでいるのを見たOさん、
彼女の美意識的には耐えられなかったのでしょう、専用の袋を作ることを申し出てくださいました。

夏ごろに布を選んで買ってくださり、少しずついろいろな大きさの袋を作り、レッスンの時に持ってきてくださいました。
トップ写真に写っているのはほんの一部。
この他に飲杯台用の長細い袋や建水用の大きさの袋、ランナー用の袋、様々な大きさの袋を作ってくださり、
11月に広州で購入した潮州茶盤専用の袋まで!

私も昔は子供の幼稚園の時の袋物や通園バッグなどは手作りしましたが、
老眼もひどくなって、最近では針と糸を持つのはボタン付けと半襟付けの時くらい。
Oさんは形を見ると型紙が頭に浮かぶそうで、本当に尊敬してしまいます。

こんなに素敵な茶具布包が手元にあるので、外部での茶会も積極的にやりたいし、
暖かくなったら茶器を携えて野点もしたいなと思います。
心なしか、茶器たちもウキウキしているように見えます!
Oさん、ありがとうございました(^^♪
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器と出逢う

2016-04-14 | 茶道具
器を引き寄せるときがある。

リサーチを重ねてやっと見つけ出すこともあれば
立ち寄った店で突然恋に落ちてしまうこともある。

出逢いは偶然のようでいて、偶然ではない。
自分の中にその器を受け入れる空間が既にできていて
引き寄せられるかのようにそこに収まってしまうのだ。

例えば高仲健一さんの天目茶碗。

高仲さんは基本的にオーダーは受けていらっしゃらない。
昨年末高仲さんのお宅にお邪魔した時、作品ギャラリーに天目は見当たらなかった。
天目茶碗はお作りになりますか?と伺うと、作ることはありますよ、というお返事だった。

2月初めの「桃居」での高仲さんの個展初日。
ずっと探し求めていた天目茶碗がそこにあった。

たぶん、思いは届くのだろう。
その1か月後の上野転合庵での「卒業茶会」。
淹れるお茶はずいぶん前から決めていて、茶器も天目茶碗と決めていたけれど
茶会に相応しい天目は持っていなかった。
それでも焦りがなかったのは出逢いがあることを予感していたのかもしれない。

誰にでもそんな力があるのではないだろうか?


■お知らせ■
高仲健一 書画陶展
平成28年4月20日(水)~25日(月)
器処 くり原 (JR柏駅より徒歩5分)
 高仲さんの在店は20日(水)と25日(月)





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凛とした器

2016-03-02 | 茶道具
今年は秋の旅行にお金がかかりそうなので、
茶器は買うまい・・・と決めたのに、
もう既に2個も購入してしまいました。

1個は3月の転合庵でのお茶会で使う必要があったので良しとして、
もう1個は個展へのお誘いをいただいて伺い、
作家さんとお話をしていてどうしても欲しくなって連れて帰ったもの。

(作家さんにお会いするとやはり欲しくなってしまうので、
今年はなるべく個展にも足を運ばないようにしています。スミマセン。
でもお気に入りの作家さんたちの動向はしっかりチェックしています。)



村田益規さんのタタキの蓋碗。
外側の模様も端正です。
内側には吹き付けの釉がかかっており、
どんなお茶を淹れても受け止めてくれます。

教室でもとても好評で
黒く凛とした姿が茶席でも存在感を示しています。
この蓋碗を主役にしたしつらえを考えてみたくなりました。


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常滑急須 作陶 益規展

2016-01-30 | 茶道具
先週末のことになりますが、ギャラリースペースしあんで開かれた「常滑急須 作陶 益規展」に行ってきました。
お世話になっている茶葉専門店「茶sasa茶」さんの企画ということでお声をかけていただきました。


急須作り50年の村田益規氏の作品展。
美しい窯変や藻掛けの横手急須に加えて中国茶席にもぴったりの後手急須が並びます。
「TeaBridge」の浦山尚弥氏がプロデュースしている中国茶用蓋碗も多数展示され、会場には中国茶ファンがたくさん訪れていました。

驚いたのは端正な茶入れ。
蓋を閉めるとまるで錫製の茶入れのようにスーッとゆっくり蓋が降りていき、ぴったりと閉じるのです。

この茶入れ、需要を見込んでというよりは、陶器でもこれだけ精密な仕事ができるのだ、ということを
若い作陶家たちに伝えていくために制作していらっしゃるとのこと。
日本の美しく確かな手仕事はこうして引き継がれていくのでしょう。

この日は内側に施釉された黒いタタキの蓋碗を持ち帰らせていただきました。


ギャラリーの一角には喫茶スペースが設けられ、村田さんの茶器を使って淹れたお茶を飲ませていただきました。

この日に茶入れ席に座っていたのは「ごとう製茶」の後藤潤吏さん。
昨年の紅茶フェスティバルin尾張旭で国産紅茶グランプリに輝いた若手の生産者さんです。

昨年訪れたブラジルの茶園のお話を伺いながらべにふうきのセカンドフラッシュやグリーニッシュ紅茶をいただきました。
グリーニッシュはダージリンの良質なファーストフラッシュを思わせるような香りと清らかさがあり、
和紅茶に時々見られる青臭さのようなものはありません。
まだ市販できるほどの量は作っていないとのことですが、将来性を感じさせる紅茶でした。
豊かな感性がしっかりとした理論に裏付けされ、将来の展望もしっかりとしていらっしゃいます。
この人のお茶は全種類飲んでみたい、と思わせるパワーがありました。

急須とお茶と人との出会い。素敵な展覧会でした。
お誘いくださった浦山さん、茶茶さん、ありがとうございました。

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深い森の中に湧く泉

2015-04-28 | 茶道具
久しぶりに抹茶を点てました。

二階堂明弘さんから届いた包みを開けると、益子青磁茶碗が。

緑がかった深い青。
口当たりの良さそうな薄手の口縁。
底の茶溜りも深遠な色合い。

「伝統釉を独自の解釈で再考し
深い森の中に湧く泉のような
色合をイメージして」いるそうです。


二階堂さんは5月にニューヨークで海外初個展を開催します。

東日本大震災以来抱いてきた想いを形にしていく第一歩として。
日本文化の集大成といえる茶の湯と陶芸を海外の方々に感じてもらうため、
茶人傳田京子氏と和菓子職人ユニットWagashi asobiと共に渡米し茶会を開くというプロジェクト。

そのプロジェクトに支援する形でこの茶碗を購入しました。

6月には東京でNY報告茶会もあるそうで、今からとても楽しみです。




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片口だけじゃない!

2015-03-02 | 茶道具
写真の茶海は陶芸作家・安藤雅信氏のもの。

中国・台湾の茶人たちに大人気です。
日本でもお持ちの方は多いですね。
もともと片口として作られていたのを台湾の茶人が茶海として使い出したのが流行の始まりでした。

中国最大のショッピングサイト「淘宝網」で検索すると
“日本陶芸家安藤雅信風格公道杯”なんていうコピー商品も出ていたりします。

水切れがよく、持ちやすく、個性のある形でありながら茶席ではすっと場に馴染みます。

安藤さんは岐阜の多治見で「ギャルリももぐさ」というギャラリー&カフェを主宰していらっしゃいますが
関東でも年に数回個展があります。
最近は中国や台湾の購入者が個展の開始前から並んでいて
初日に行ってもめぼしい作品がほとんどSold-outになっていたりします・・・

今月末、西麻布の「桃居」さんで「安藤雅信展」があります。
今回は喫茶関係の器に力を入れるとのことですので、
片口以外にも素敵な中国茶器が登場しそうです。

ただ、上に書いたように、お目当ての器はあっという間に売り切れてしまう可能性もありまして・・。

ご心配の安藤さんファンの方のために、フライング気味のプレ告知ですが、
個展期間中に安藤さんの作る中国茶器を体感できるイベントが企画されます。

桃居さんでの個展は3月27日(金)-31日(火)。
イベントは別会場で3月28日(土)と29日(日)に開催予定。

詳細については近日中にこのブログでもお知らせできると思います。
うらりんさんと私ちょしもお手伝いに入る予定です。

3月末は中国茶のイベントも多い時期ですが、
ちょっとスケジュール帳の片隅に印をつけておいていただけると嬉しいです!
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歳寒三友

2015-01-28 | 茶道具
1月の自宅サロンでの教室がひととおり終わって今日はゆっくりと机仕事に向かっています。

写真はいつもお正月の時期だけに使っている茶杯。

実は茶杯ではなく酒杯です。
2011年秋に佐賀で茶会を開いたときに立ち寄った有田の柿右衛門窯で購入したものです。

ギャラリーにあるものはどれもこれも皆素敵でしたが皿や茶入れなどは手が届かず、
無理を言って酒器セットの杯だけを譲っていただきました。
それも5客のところを6客に増やしていただいて。

当然箱書きはありませんが、故十四代酒井田柿右衛門の松竹梅です。
中国では「歳寒三友」として文人画の題材として好まれる画題。

 日本の寿司屋などでは松・竹・梅と言うと特上・上・並、というイメージが定着してたりしますが、
 元々松竹梅に上下はないとか(朝ドラの『梅ちゃん先生』でも話題に出ましたね)。
 先日立ち寄った近所の定食屋さんでもランチセットの松・竹・梅は単にA・B・Cと言うような意味で全部1,000円でした。

この杯を手にすると、ああ、また新しい一年が始まった、と気持ちが引き締まります。

社会情勢は決して楽観できるものではありませんが、
今自分が為すべきこと、できることを粛々と営んで行ければと思います。



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木のぬくもり

2015-01-18 | 茶道具
中国茶の茶席を作るようになってから、物の素材や成り立ちに目が向くようになりました。

例えばひとつの茶碗をとってみても、
以前は姿形の美しさや手に持った感じだけをみていたのが
どこの土で作られ、どう成形され、どう焼かれたのかまでに思いを馳せるようになりました。
そして、どんな人が作ったのか、まで。

中国茶を愛好する人が行き着くところはまず古玩(骨董)でしょうか。
先人の知恵と物語をまとった古玩は人を惹きつけてやみません。
しかしながら、古玩は数も限りあり、真贋のほどの判定も難しい。

そこで数年前から注目されだしたのが日本の作家ものです。
台北、北京、上海などでは陶磁器のみならず、木工、ガラスなどの展覧会も増えてきました。


先日工房を訪問させていただいた羽生野亜さんもそんな注目株の作家さんのお一人です。

私が羽生さんの作品を知ったのは一昨年のエコ茶会でヒロエさんと組んだとき。
ヒロエさんが急須と茶杯を置く台としてこれを使いたい、と言って見せてくれたのが羽生さんの作ったプレートと茶台でした。

その後、柏の萬器に行った時にお店の棚やテーブルなどインテリアが全て羽生さんが作ったものだと知り、
木とスチールを使い、スタイリッシュだけれどどこかぬくもりのある素材とデザインのマッチングにとても興味を持ちました。

羽生さんの作品は自然の木の風合いを生かした仕上げで、
上に陶磁器、ガラス、金属、どんな素材のものを載せてもしっくりときます。
デザインから出発している方なので、立体的な発想も豊かで、
木とスチールを合わせた花台なども素敵です。

工房には羽生さんのファンであるヒロエさんと一緒に訪問。
中国茶の話を中心に、昨年の北京での展覧会のお話なども伺い、
作業場も見せていただいて、楽しく刺激的な時間を過ごさせていただきました。

今年も各地で展覧会が予定されているとのこと。
まずは5月の東京・桃居での個展が楽しみです。



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マイ茶杓!

2014-09-14 | 茶道具
茶道の世界では茶杓を自作する人はたくさんいらっしゃいます。
茶道具展などに行くと、利休作や織部作の茶杓が展示されていて、
「格好いいなあ、私も作ってみたい」と思っておりました。

そんな時、うらりんさんの茶塾で茶杓のワークショップがあるというお知らせが。

不器用な自分にもできるのだろうかという若干の不安はありましたが(笑)、いえいえ、やってみるものです。
とっても楽しかった!

先生はワイヤーワークの造形作家、山田命佳さん。
先生の作品のアクセサリーも見せていただきましたが、繊細で美しくて素敵です。



材質は初心者にもやさしいアルミ。
トンカチでとんとんと叩いて形を作っていきます。

形を整えたらワイヤーやビーズや石で思い思いに装飾して出来上がり。

細かい部分や仕上げは先生に手伝っていただいて、何とか形になりました。

茶道の場合は抹茶をすくう茶匙の役割があるので、サイズや形に結構制約がありますが、
中国茶の場合は茶則や茶荷から茶葉をかき出すために使うので形状もサイズも自由度が高いです。

出来上がったものを並べてみると、皆さんそれぞれ個性的(トップ写真)。




茶席に合うかどうか?は微妙ですが(笑)、自作はやはり愛着が沸きます。
勝手に銘を「碧水」と命名。


命佳先生、うらりんさん、素敵な講座をありがとうございました。
ご一緒した皆さまもお疲れさまでした&ありがとうございました。



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