WALKER’S 

歩く男の日日

15日目 (1) 水車の休憩所

2008-07-07 | 08年四国の旅
 中村から足摺へ向かう行程ではよく雨に降られる。5回の内3回、たいした確率ではないと思われるでしょうが、そのうち2回は朝から大嵐でひどい目にあった。腰から下は車のはねを何度も浴びてずぶぬれ状態、歩いていて一番惨めだったのが昨年と4年前のこの区間だった。
 昨日の予報では雨だったけど、宿を出る6時には全く降っていない。でも雲行きは怪しくていつ降り出してもおかしくないという感じだ。昨年のことを思えばすごくラッキーには違いない。四万十大橋の近くにあるコンビニまで4km、昨年より2分も早く着く。昨年がいかにひどい雨だったかということだ。昼食と夕食を仕入れる。この先、足摺までにコンビニは1カ所しかない。数年前にできた新しいコンビニだけど、新しいからといってつぶれていないという保証はないので、念のため早めに買っておく。
 休憩なしで次の休憩地、ドライブイン水車へ向かう。9.4km、気温が低く歩きやすい。四万十大橋を余裕で渡る。昨年この上ではねをたっぷり浴びせられて大声を出すというはしたない行為をしたことを思い出す。橋を渡り終えてしばらく行くと小学校がある、小学生が自転車で次々やってくる。みんな残らず「おはようございます」と挨拶してくれる。天気は悪いけれどとてもすがすがしい朝だ。
 水車の手前にある新伊豆田トンネルは1.5kmもある、宇和島の手前の松尾トンネルに次ぐ2番目の長さ(遍路道で)を誇る。トンネルを怖がる人、いやがる人は多い。でもぼくはそんなに苦にしない。歩道がないとちょっと緊張するけれど、歩道があれば安全だと思い込むようにして歩いている。そうして、昨年より4分も早くドライブイン水車に到着、時速6.48km、昨年は6.2km。まだ雨は落ちてこない、満足のいく歩きだ。