WALKER’S 

歩く男の日日

13日目 (2) 七子峠

2008-07-03 | 08年四国の旅
 須崎から安和まで4.3km快調な出足、高知市に入って以来足の痛みや違和感は全くない。安和にはいると遍路道、焼坂峠への案内標識が目にはいる。多くの人は無視できないだろうけれど、ぼくは目もくれず焼坂トンネルへ向かう。峠道は1回目と、4回目に歩いています。1回目の時は短絡路をはずしてしまい、ただでさえ時間がかかるのにさらに遠回りをしてしまいました。そのときは前日大雨洪水警報が出ていて、所々小さな崖崩れができて歩きにくくなっているところがありました。2年前ちゃんとした時間が計りたくて歩き直したのですが、やっぱりちょっと辛かった。小石がごろごろして歩きにくい所があったし、登りのきついところもあるし、距離もある。時間は、ぼくの足で38分多くかかりました。短絡路をはずせば1時間以上余分にかかるでしょう。昔の遍路道には違いないのでしょうが、勧めることはできないし、ぼくは二度と歩きたくない。
 トンネルを抜けて、峠道との合流点の近くに二人の男の人がいる。ここまで来ると、久礼の町まであと20分、昨年と同じタイムで、駅前のバス停に到着する。柳屋で頂いたバナナと綾鷹を頂く。しばらくすると先ほどの二人がやってきた、交差点でうろうろしている、地元の人に道を聞いている模様、そして駅の方へ行った。そえみみず遍路道は通行不能になっているから国道を行くのだろうか、大坂遍路道の方が歩きやすいのに、知らないのだろうか。声をかけようかと思っている間に行ってしまった。
 駅で手洗いをすませ、駅前のボックスで明後日の宿に予約を入れる、しかし故障、七子峠ですることにする。26分の休憩で七子峠へ向かう。3kmほど行くと前を歩く人が見える。そしてもう一人。さらに2km、登り口の手前で二人、長身の男の人がぼくの速さに驚いて「素晴らしいなァ」と東京弁で声をかけてくれる。速いなあ、という言葉は幾度となくかけられたけど、素晴らしいと言われたのは初めて、ちょっと嬉しい。登りの山道に入っても4人くらいの人を追い抜く、その中には昨日会ったブルーのシャツの人もいた。七子峠から岩本寺までは13kmだから、みなさん楽々4時までには着けるペースです。