WALKER’S 

歩く男の日日

15日目 (3) 足摺の亀

2008-07-09 | 08年四国の旅
 幡陽小学校まで5.8km、中間地点ぐらいでいよいよ雨が落ちてくる。11時前、でもよく保ってくれた方、もう6割以上歩いているから、あと全部降られたところで大したことはない。雨足もさほど強いものではない。
 打ち戻ってくる人4人とすれ違う。足摺岬の近くから来たと思われるけど、安宿までなら1時過ぎに着いてしまう。その向こうの宿となると、23km先の三原村の清水川荘だから、ほぼ不可能になる。幡陽小学校に着いたのは11時12分、昨年より1分早い時速6.21km。ここまで来るとあと2時間半だから30分の休憩がとれる。休んでいると大岐の方から男の人がやってくる。追い抜いた覚えはないから大岐浜を来られたのだろう。バス停で合羽を着用される。今日は民宿西田で泊まるという。着替えると早々に発っていった。ぼくはゆっくり33分の休憩で11時45分に発つ。余裕を持って3時に宿に入りたい。
 幡陽小学校から足摺岬までは休憩を入れなかったけれど、昨年からそんなに無理をすることもなかろうと、窪津小学校の前のバス停で休むようにした。ちょうど中間地点だし屋根もある、その先には接待所があるけれど、どうもぼくには入りにくい雰囲気がある。窪津小学校まではしっかり降っていたけれど、岬が近づくにつれ雨は弱くなり津呂の集落を過ぎるとあがってしまった。降られたのは2時間ほどで靴の中も全く濡れずに済んだ。窪津小学校での休憩が効いたのか、38番金剛福寺に着いたのは昨年と同タイムだった。雨の中でそんなによく歩けたという感じはなく意外だった。水屋の亀さんを見ると今年もここまでやってきたんだなぁとつくづく思う。