WALKER’S 

歩く男の日日

京都駅

2010-04-22 | 10年青春18切符
 50分ほどで京都駅に戻ってきた。本日最後の列車、16時59分発姫路行き新快速の乗り場にはすでに長い列ができている。入ってきた列車の中はすでに満員に近い状態、結局終着の姫路まで席に着くことはできなかった。これで、今回の青春18きっぷの旅はすべて終了。こういう旅もしばらくはできないかもしれない。

納経

2010-04-21 | 10年青春18切符
 納経所は金堂の北側にある食堂の中にある。入り口に、納経される方は大師堂でお参りを済ませてからにしてください、と注意書きがあった。四国でも同じような注意書きのある札所があった。当然のマナーだけれど、きちんとお参りせず納経だけする人もいるやに聞く。一年ぶりの納経で少し緊張、でも、して貰った後丁寧にお礼をすると、本当に気持ちがすがすがしい。ぼくはもうこれから先納経をする予定はないけれど、お参りした後の納経は、良いものだと思う。しなかったときに比べて明らかに気持ちがすっきりするし、けじめ、区切りがちゃんとできて、次の札所へ向かう力が湧いてきたものだった。
 東寺に来て宝物館に入らないのは、来たことにはならないとは判っているけれど、1時間しかとれないので、お参りと納経だけで精一杯。五重塔も拝観できない。でも京都は近いし、3dayチケットを使えばほとんど無料で来ることもできるから、またの機会ということにしましょう。

弘法大師

2010-04-21 | 10年青春18切符
 山門を入って左手に弘法大師像があった。高野山には大師の像がないので、ちょっと意外だった。やはり高野山にのみ大師はいまだおはしますなる。
 金堂は大改修の最中でお参りすることはできない。金堂の横を通って左手に続く土塀の門をくぐると大師堂がある。金堂の大きさに比べると、ごく簡素な建物になっている。経本を持ってくるのは忘れたけれど、つつがなく般若心経をとなえることができた。大師堂の周りに参拝者はいなくて、静かに気持ちよくお参りを済ませることができた。

東寺

2010-04-21 | 10年青春18切符
 京都駅南口を出て1500mで今回唯一の旅の目的地、東寺に到着。駅のすぐそばにある印象があったので、この1500mは思ったより長かった。日本一大きい五重塔はさすがに迫力がある。本山寺や善通寺の五重塔とは比較にならない。

賀茂川

2010-04-21 | 10年青春18切符
 賀茂川を渡れば終着京都は目の前、15時56分、今日初めて駅の外に出る。この旅最後の目的が待っている。

宇治川

2010-04-21 | 10年青春18切符
 宇治にやってきた。宇治に来るのも初めて。宇治といえば宇治茶か平等院だけど、ぼくにとってはいけづき、するすみの宇治川先陣争いだ。その宇治川、宇治橋を初めて見てちょっと感激、平等院は写真右奥にあるようだ。

木津川

2010-04-21 | 10年青春18切符
 奈良の次の駅は平城山、ぼくの高校の校歌の作曲をした平井康三郎の最も有名な歌曲「平城山(ならやま)」を思い出す。でも彼の作曲した曲で最もよく知られているのは明徳義塾高校の校歌かもしれない。
 平城山を過ぎればすぐ京都府にはいる。その最初の駅が木津、木津駅を出ると木津川を渡る。こんな内陸でもこれだけの幅があってちょっとびっくり。

京都行き快速

2010-04-20 | 10年青春18切符
 15時4分、京都行き快速がホームに入ってくる。ホームには西洋人の観光客が目立つ。ぼくは奈良線の列車に乗るのも生まれて初めて。これで、関西圏のJR線はほとんど乗ったことになる。未だ乗っていないのは、片町線の同志社前と木津の間、姫新線の本竜野以西、関西空港線くらいになる。

奈良駅

2010-04-20 | 10年青春18切符
 地元の人でないと読めない、帯解、京終を通過、和歌山から3時間28分かかって奈良駅に到着した。JRの奈良駅に来るのは小学校6年の修学旅行、お伊勢さんからの帰り以来になる。奈良へは何度も来ているけれど、すべて近鉄で来ているのでJRは本当に久しぶりになる。当時の駅構内の様子などまるで覚えていない。覚えているのは寺院を模した有名な駅舎の外観だけ。だから比べようはないのだけれど、おそらくこんなに広く明るく近代的な様子ではなかったに違いない。高架にもなっていなかったはずだ。
 京都行きが出るまで10分の待ち時間、向かい側のホームに入ってきた大和路快速の先頭車両にせんとくん。

天理駅

2010-04-20 | 10年青春18切符
 天理駅にやってきた。天理に来るのは大学の3年生か4年生の時以来になる。クラブのバイト(依頼演奏)で来たけれど、どこでどんな演奏をしたか全く覚えていない。ただ、空き時間に商店街の喫茶店に入ってプリンをオーダーしたことだけは覚えている。当時金がなくて、常に腹を空かせていて、喫茶店でも少しでも腹にたまるようなものをオーダーすることにしていた、店の人が冗談かと思って改めて訊き直したのを覚えている。その商店街の入り口がホームから確認できた。

二上山

2010-04-20 | 10年青春18切符
 奈良ことはほとんど何も知らなくても、あれが二上山だということははっきり認識できる。

 うつそみの、人にある我や、明日よりは、二上山を、弟背(いろせ)と我が見む

 浜村淳の語りで何度も聞いた、大伯皇女(おおくのひめみこ)の有名な和歌だけど、すっかり忘れてしまって、ネットで調べ直してみました。

大鳥居

2010-04-19 | 10年青春18切符
 桜井駅を過ぎると列車は北へ向かう。山辺の道と並行して走る。左手にひときわ目立つ大鳥居が現れた。もちろん何の神社の鳥居か判らない。帰ってから調べると、大神神社(三輪神社)の鳥居らしい。しかも、驚いたことに神社は向こう側ではなく鉄道を挟んだ右手にある。ご神体は三輪山そのもので、拝殿も本殿もないということだった。日本で最古の神社だといわれている。

耳成山

2010-04-19 | 10年青春18切符
 和歌山から高田まで2時間13分かかったけれど、全然飽きなかった。高野口のあたりからは昨年高野山まで歩いて登ったその入り口、九度山の町並みと登り初めの峰峰が懐かしかった。橋本駅は南海線と隣り合わせ、見覚えのある風景が迎えてくれる。そしてここからは初め見る風景が続く、紀ノ川を離れて北上するとまもなく五条の町が現れる。何代か前のおはようパーソナリティのアシスタントがこの町の出身だったはず。その二つ先の吉野口に着くと、半袖Tシャツの外人男性が乗り込んできた。手にはアイフォンを持ち、首にはニコンの一眼レフをぶら下げている。桜並木が見えるとカメラを向けていた。御所が近づくと平野が開けてくる、奈良盆地は想像しているよりはるかに広大だ。
 高田から桜井線に入る、列車は方向を変え東へ向かう。まもなく左手に耳成山が見えてくる。右手には香具山が見えていたはずだけれど、この写真を撮るのに必死で全然気がつかなかった。

船岡山

2010-04-19 | 10年青春18切符
 列車が西笠田駅に到着する直前から船岡山が確認できた。紀ノ川の中州のこの上で釣りキチ三平が小鷹網の特訓を受けたのだった。

各駅停車

2010-04-19 | 10年青春18切符
 これから停まる和歌山線、桜井線の各駅がずらり並んでいる。高田の先,JR五位堂から王子までは、この列車は通らない。この区間は以前コンクールを見に来たときに通ったことがある。
 中年のご夫婦が席に荷物を置いて座らない。車窓の風景を見逃すまいと仁王立ち。奥さんの手にはチラシの裏に今回の旅の行程表が書いてある。大阪から和歌山での紀州路快速、和歌山から奈良まで、奈良から京都まで、すべてぼくと同じ列車の時刻表が書いてあった。出発地は長岡京、ぐるりんと畿内の都をゆっくり巡る青春18切符の旅、駅から出ることはできないけれど、だからこそ車窓の風景をじっくり味わう。