風自遊庵

　今年、八栗寺門前の岡田屋旅館で同宿になった広島のＴさんから岩本寺の手前のお遍路接待所のことを教えて貰いました。その時は、仁井田駅の近くで遍路道を少しはずれたところにあるということだったのですが、半年経って初めて調べてみると、国道の脇道で、昔の遍路道沿いだということが分かりました。この脇道は日本語の地図には赤線はありませんが、英語の地図にはちゃんと脇道だけに赤線がありました。今まで知らなくて当然でした、２年半前に接待所を始められた石坂さんがその脇道の入口に「昔の遍路道」の道しるべを設置されたので、最近は入っていくお遍路さんも増えてきたようです。最初の頃は２ヶ月半で１００人のお遍路さんが来たというから全体からみればかなり少ないようです。
　お接待していただけるのは、お遍路シーズン（８月はやっていない、その前後もないかもしれません）の９時から１５時の間、１５時過ぎると岩本寺に着くのが１６時過ぎるから歩く人はほとんどいなくなるみたいです。豆を挽いた本物のコーヒーが頂けるようですよ。
　仁井田駅のすぐ手前の信号のすぐ先から左の道へ入っていきます。
　ぼくは来年は逆打ちで仁井田駅の近くのゲストハウス４００１０に泊まる予定、４００１０のチェックインは１６時からなので１５時ちょっと前に行って、１６時まで待たせて貰うことにしましょう。

 

英語の野宿、通夜堂、善根宿情報

　数ヶ月前に英語の野宿情報を印刷したのですが、Ａ４、２枚でまとめると文字は小さいし継ぎ接ぎ感が出て見栄えもよくない。秋の旅も終わって旅の記録も順調に進んできたところで、改めて作り直しました。今日イオンの中を歩いているときにちょっと閃いて、Ａ４、３枚半で作ればかなりきれいに仕上がるのではないか。
　早速、帰って試してみると、想像以上にうまくいきました。ただ、このやり方だと全部作って持っていかなくてはならない、途中でなくなったからといってコンビニでコピーして補充ということはできなくなった。来年は逆打ちなので１５０人の外国の歩き遍路さんに出会うはず、久万高原までは後半なので渡さない、とすれば１００人に渡すチャンスが、二人で歩いている人も多いから５０部あれば十分かなと考えるところです。大体７００ｇになります。来年は納経帳も持つからいつもよりかなりの負担増になりますが、何とかなるでしょう。

黒滝寺は青春１８きっぷで

　来年の関西大会大学の部は彦根なのでまた青春１８きっぷを買うことになります。残りの４回分をどこで使うかいろいろ考えを巡らして、ようやく決定します。奥の院、番外霊場で通しの中で都合をつけにくいところ、一つは西条市にある安楽寺、生木地蔵から南西に７ｋｍ、しこくやからだと国道を５ｋｍ南西に行ったところにある、地図に赤線はあるけれど安楽寺そのものは地図から切れているのでその存在を把握している人はきわめて少ないはずです、ぼくも今回初めて知りました。ここへ行くには壬生川駅から１４ｋｍほど歩くことになります、その途中で久妙寺に立ち寄ります、帰りは安楽寺の近くからバスに乗って小松駅の近くまで行っておなじみのビジネス旅館こまつに宿泊、翌日は金刀比羅宮と松尾寺をお参りして帰宅、明るいうちに帰ってこられます。
　もう１回はずっと悩んで困っていた、２１番太龍寺の奥の院黒滝寺に向かいます、通しの中で行くとどうしても日和佐で１泊か２泊はしなければならず前後の宿との折り合いがなかなかうまくいかなかった。ここで先に行っておくと、通しでは思い通りの宿に泊まることができて問題はなくなりました。
　来年春の残り１回分は、海岸寺と虚空蔵寺、佛母院、７９番奥の院瑠璃光寺と摩尼珠院に日帰りで行くことができます。
　

ナベちゃん邦ちゃんのお遍路ちゃん

　第２回の放送はやはり森本屋から１０番切幡寺まででした。２日分、２０ｋｍほどの旅がたっぷりゆっくり描かれていました。１日１０ｋｍは短すぎないかとお遍路をされた方は思うかもしれませんが、８月１日から３日いずれも快晴で気温は３５℃前後となると本当に頑張られたと思います。ぼくは５年くらい前までは真夏も炎天下をウォーキングしていましたが猛暑日ともなると５ｋｍ歩くのが精一杯でした。だからカメラクルーのことも考えればあれが限度だったでしょう。ちちんぷいぷいなどは歩きやすい季節でも１５ｋｍくらいですから。
　最後に近日次のロケが行われるとテロップが出ました。３ヶ月経ってようやく２回目のロケ、でもどんなペースでも続けてもらえればありがたい、タイトルのとおりクルーも含めて勉強しながらのお遍路というのはまだ経験していない人にとって大いに参考になるし楽しめると思います、ぼくもお遍路を始めた頃のダメダメな自分を思い出しながら見ています。

空海の旅 ５

　ちょっとしたきっかけで調べてみると、喜多郎の空海の旅、新しいアルバムがリリースされていました。２００３年に第１集がリリースされて、２０１０年に第４集、３９番延光寺までが発売されていて、なかなか伊予の国に入らない、もうこの先に進まないのかと思っていたところ、今年の７月にようやく第５集、観自在寺から浄土寺までが発売になっていました。

黒潮町と室戸市の新しい宿

　へんろみち保存協力会のウェブページに新しい宿が紹介されていました。３７番岩本寺から２７ｋｍ地点、井田トンネルのちょっと手前を左に入ったところ、ゲストハウスまぁる、３日前にフェイスブックができたばかり、料金その他はまだ不明、ご主人は若い女性のようです。
　もう一つは岩本寺から３５ｋｍ地点、サンシャインの１００ｍ先、国道沿い、カーサグラシア、素泊まりのみ２５００円です。３５ｋｍ歩けたらこの２ｋｍ手前の土佐ユートピアカントリークラブ、２食付き５４００円がなんといってもお勧めですが、素泊まりメインで節約したいという人にはいいかもしれません。

　室戸市のサンシャインまんぼうは北海道のＫさんのブログで紹介されていました。最御崎寺の５ｋｍ手前、ロッジ室戸岬の２ｋｍ手前、このあたりに泊まる人は少数派でしょうが、素泊まり３５００円、２食付き５０００円というのが魅力です、ぼくは再来年、泊まるつもりです。前日は生本旅館でここまで４２ｋｍ、翌日はとうの浜までで４０ｋｍです。