WALKER’S 

歩く男の日日

歩き直しの10km

2016-10-24 | 日記

 今回の旅でワープしてしまった二木島から熊野市までの4つの山越えは来年の夏の青春18切符でやり直すことにします。1日目、飾磨から松坂までは私鉄で2910円、松坂から三瀬谷までJRで580円。宿泊は今回泊まった萬栄旅館=夕食付き5500円(今回の宿で最高のコスパ)。2日目、青春18切符で2370円、合計11360円の旅になります。今回の旅を12泊で回ったのとほとんど変わらない費用で十分納得できます。二木島から熊野市まで3時間半あるのでそんなに無理しなくても大丈夫でしょう。
 ちゃんとした道が歩けなかった岩代王子の手前は今のところ考えていません。


無事帰宅

2016-10-24 | 西国33観音巡礼

 JR和歌山駅で40分、阪神尼崎駅で20分の待ち時間を経て山陽電車飾磨駅に戻ってきたのは18時14分でした。もちろん真っ暗、岩出駅まで歩いていたら真夜中近くになっていたかもしれません。正解でした。
 一夜明けて写真をパソコンに取り込み、合計1129枚、本当なら1400枚は超えていたはずですが7日目、本宮から滝尻に向かう日の午前中にバッテリーがなくなったのと9日目はお昼前から雨が降ったので少なくなってしまいました。
 初めての道で、山道でないところは道しるべがないところも多く、道をはずして地元の人に尋ねることも多くて、本当に大変でした。が、その分普通の観光旅行とは比べものにならない多くのものを体験することができたと実感しています。1日中歩くというのは素晴らしいけれど、山を歩くというのはもっと素晴らしい。四国より厳しい、やさしくないと愚痴のようなことも書きましたが、これくらい山に登って下って汗をたっぷりかいて身体中の毒素を思い切りはき出すというのは本当に何物にも代え難い。ぼくのように分からないままタイトな計画にしてしまったのはちょっと問題ですが、もっとゆっくりで余裕をもって登れればさらによい旅になるでしょう。
  費用は交通費、納経料全て込みで 73957円でした。
 


10日目=紀三井寺

2016-10-23 | 西国33観音巡礼

12時43分、西国2番紀三井寺に到着しました。午前中に登った三つの山はいずれもこの旅を締め括るに相応しい厳しいものでした。有田市だから三つとも密柑山、古道とはいえ蜜柑農家の車が入るのでほとんど舗装されていて急傾斜、絶対に階段にしなければという30°はあろうかという箇所でもです。下りは滅茶苦茶恐い。二人に一人は確実に転びそうな滑りやすくなっているところもありました。2回ほど滑りそうになりましたがなんとか耐えました。三つの山を無事越えてこれで今日は道を外すことはないと安心しかけたところで、やってしまいました。よく見れば西国の矢印もあったのに。でもそこ以外は色んな種類の道しるべがあって地図はほとんど必要ないくらいでした。

当初の計画では岩出駅まで歩くつもりだったのですが、ここまで予想以上に過酷だったので最後くらいは宿に泊まらないので楽をして紀三井寺駅から電車で帰ることにしました。我ながら本当によくこなした(10㎞ほど飛びましたが)と思います。実際のところ12日で歩く行程だったと思います。四国を初めて歩く人はこういう感じで歩いているのだろうなと思えたのも収穫のひとつでした。


9日目=道成寺

2016-10-23 | 日記

 今日の最後の鹿ヶ瀬峠、海抜354mはぼくの一番好きなタイプの山道でした。登りの時速4㎞で息もほとんど上がらない、下りはほとんど舗装道になって勾配は登りより急なところが多いけれど時速5㎞くらいで降りてこられました。昨日一昨日の最後がひどかっただけに気持ちいい締めくくりでした。朝食が7時からだったので宿に到着したのは17時になりました。◇昨日の最後の千里王子から上がっていく道はないと書きましたが、それは誤り、見つけられなかった、ということでした。地図の赤線は浜に出てすぐ上に上がるように書かれていたのでその近くばかり探していたのですが浜をもっと西に歩かねばならなかった。ガイドブックをもっとしっかり読めばよかったのですが、半分パニックでそんな余裕はありませんでした。大阪方面からガイドブックを持って来た場合そんなに迷うことはないと思います。ただ反対側から来ると迷う人はきっと多くなるでしょう。ルートも西国のではなく、ガイドブックのものを選択すべきでしょう。


8日目=辻の餅でよもぎ餅

2016-10-21 | 西国33観音巡礼

紀伊路に入って山が少なくなって快調に歩けると思いきや、とんでもない。西国古道の地図は本当にいい加減で3箇所で道のないところに赤線があり、それぞれのところで大いに迷ってしこたま無駄な時間を費やしました。自分のいるところが判らなくなって何人もの人に尋ねてやっとのことで国道に這い出てきたことが2回、篠山越えの時よりは余裕はありましたが、本当に疲れました。宿に到着したのは16時40分でした。岩代の手前はガイドブックにも地図があって切り替えたのですが、やはり道のないところに赤線が引いてありました。使えない、あと2日ハラハラしながらの歩きが続きます。やっぱり四国はやさしい。早く四国に帰りたい。宿は二重○の宿ばかりなんですけどね。


7日目=三越峠

2016-10-20 | 西国33観音巡礼


本宮を6時20分に出発、滝尻に17時12分に到着しました。あれだけの山道を43㎞歩いてこの時間なら何の文句もありません。◇写真は三越峠のちょっと手前で見つけた滝と三越峠の休憩所で会った外国の人、少し話しました。今日出会った外国の人は59人、日本人は43人でした。100回以上コンニチハを言いました。◇多くの古道を歩いて先ず思ったのは四国の道はやさしいということ、それと古道として本当に値打ちのあるのは尾鷲の馬越峠と八鬼山峠、多くの外国の人がこの道を知らないまま帰るのはちょっと残念です。


6日目=越前峠

2016-10-19 | 日記


青岸渡寺を7時24分に出発、本宮大社には16時31分に到着、大雲取越も小雲取越もガイドブックの設定時間より1時間ほど早くて納得のいく歩きでした。でも越前峠は信じられないほどの鬼のような山道でした。八鬼山峠も恐ろしい道でしたがはるかに超えています。ぼくは下りでまだよかった、あれを登りきるのは相当の覚悟がいります。ほとんどの人が小口で区切るのが理解できました。那智から本宮まで通しで歩くのは無謀だと言えるかもしれません。小口までに出会った人は14人、外国人は11人すべて白人でした。小口から先で出会った人は20人、日本人は1人、日本人かアジア系か区別出来なかった人が2人、それ以外はすべて白人でした。その中で桜茶屋で休んでいたご夫婦とは少し話しをして写真も撮らせてもらいました。喜んでもらえたようです。明日も2日分逆に歩くから同じくらいの人に出会えるはずです。


那智山

2016-10-18 | 日記


補陀洛山寺を14時17分に出発、青岸渡寺の山門の前に立ったのは15時48分でした。ガイドブックには1時間52分かかると書いてあるからそんなに悪くないけれどなかなか思ったようにはなりません。境内は外国人でいっぱい、日本人を見つけるのが難しいほどです。時間がなくて滝の近くまで行けなかったのは残念、また帰ってくる理由ができました。バスで下まで降りてきて予定通りマグロ丼を美味しくいただきました。


新宮

2016-10-18 | 日記

10時35分、速玉大社に到着しました。昨日の山歩きで太ももとふくらはぎの筋肉痛が大分残っているのですが、まずまずのペース来ています。今日はほとんど平地の舗装道で時間の計算ができて余裕を持って休めるのがなによりです。


二木島でストップ

2016-10-17 | 日記

 本日5つ目の山道、甫母峠を下って来たところで切れてしまいました。ここまで30㎞のうち8割が山道で、もうさすがにこれ以上酷使することはないんじゃないか、歩けないほどの痛みはどこにもないけれど、これ以上続けるととんでもないことになりそうな。二木島峠、逢神坂峠、大吹峠、松本峠はまたの機会にします。どっちみち3番以降は区切りの旅ですから。


雨の八鬼山

2016-10-17 | 日記

大雨洪水警報の出ている中伊勢路最高峰八鬼山に登ってきました。入口には2時間20分かかると書いてありましたが1時間40分できました。とにかくハードでした。このあと六つの山越えができるのかヒヤヒヤものです。


3日目=馬越峠

2016-10-17 | 日記

写真はツヅラト峠、馬越峠では携帯を出す余裕すらありませんでした。6時45分に大内山駅を出発、宿に到着したのは17時20分でした。六つの山越えがあって、距離は大体把握しているものの時間が予想つかない。最後の山越えでも予想していたのより30分も遅れてしまいました。時間に追われながらの馬越峠でしたが、それは素晴らしい山道でした。この道を歩いただけで誰もが世界遺産としてふさわしいと納得できる。ここでは18人のハイカーと出会いました。ほとんどが軽装で日帰り登山のようでした。ツヅラト峠の手前の公園で野宿をしていたと思われる人もいましたが伊勢路を通しで歩く人はほとんどいないのかもしれません。


2日目=三瀬谷駅と三瀬坂峠

2016-10-15 | 日記

岡島屋旅館を7時52分に出発、大内山駅に16時25分に到着、なんとか16時36分の電車に間に合いました。出発の時間が遅くなったうえに2㎞ほど違う道を歩いて、さらに最後のぼくの地図に載っていなかった古道で思いの外苦労してしまいました。その最後にはトラップもあったし。◇今日のハイライトは唯一の山越え三瀬坂峠になるかと思いきや、その手前の三瀬谷駅でした。駅で最初の休憩をとっていたらお婆ちゃんが声を掛けてくれました。この人がたいへんな人でした。西国、坂東、秩父、四国、小豆島、全部巡られている。たくさんのお遍路さんに会ってきましたが、この五つをコンプリートしている人に初めて出会いました。しかもこんなところで、写真も撮らせてもらったのでくわしいところは帰宅してから。◇今日は同宿はなし、ちょっと残念、歩いている人にも出会いませんでした。


初日=神宮から

2016-10-14 | 日記


内宮のお参りが終わって宇治橋を発ったのは11時22分、宿に着いたのは17時02分でした。四国では1日に30枚ほどしか写真を撮らないのに今日は130枚も撮ってしまいました。すべて初めて見るものばかりであれもこれもと思い付くまま撮ってこうなってしまいました。時間も普通に歩くより30分以上遅くなって最後はちょっと焦ってしまいました。外宮からは歩いている人には会わなかったのですが同宿の御夫婦は宮川駅から20㎞ほど歩かれました。前には2泊3日を2回で中辺路を全部歩かれたそうです。


鶴橋

2016-10-14 | 日記

鶴橋で7時16分発の五十鈴川行き急行に乗り込みました。これで伊勢まで2時間乗り替えなしです。先ずは予定通りのスタートが切れそうです。