WALKER’S 

歩く男の日日

14日目 (2) 民宿中村(新館)

2008-07-06 | 08年四国の旅
 今日はあと16kmで、今11時。休憩を少なくしたのでかなり時間の余裕がある。 先ほどの二人が目の前を行き過ぎていく。ここでは30分弱の休みを取る。
 歩き始めて2km、上川口の郵便局の近くで先ほどの二人の内の一人が休んでいる。酒屋からだと3kmだ。30km歩くとすれば何回休むのだろう。もう一人はそこから2kmくらい先の遍路小屋で休むところ、こちらは普通です。楽に4時までには中村まで行けるでしょう。ぼくは宿屋までの中間地点に近い、大方町役場の側にあるスーパーまで休まない。このスーパーの前には椅子が置いてあって雨にも濡れないようになっている、距離もちょうどいい(7.2km)ので昨年から利用するようになった。昨年はその1.5km手前にあるコンビニで食料を仕入れたのですが、今回はもっと先にコンビニがあることを確認していたので、そちらで買うことにする。スーパーの手前で前を行く男の人が見える、その速さからして今日は土佐佐賀の宿から来たに違いない。そしてこの道を歩いているということは中村の近くまで行くのだろう。国道は狭いので、車を気にしつつ追い抜いていく。そしてスーパーに到着、その少し前12時過ぎから雨がぱらぱら落ちてきた。天気予報はすごく正確だ。14日目にして2回目の雨、納得の雨と言ってもいいでしょう。
 スーパーで休もうとしたのだけれど、その前の排水路が異常にくさい、食料品店の前にあるまじき臭さだ、とてもゆっくり休む気になれないので、早々に退散する。その前に、4日後の宿に予約を入れる、しかし、満室だった。2部屋しかないし、連休最中の5月5日ということではあるのだけれど、状況は1年で一変したということのようだ。がっくり肩を落としながら、本降りになった中スーパーを後にする。このまま歩けば宿に2時に着いてしまう、どうしようかと困惑しながら歩いていると、百円ショップダイソーの入り口の横にベンチが置いてあった。屋根もある。渡りに船とばかり、改めて休憩を入れる、スーパーから700m、バス停と宿とのちょうど中間地点だ。来年からこちらで休むことにする。しばらくすると先ほど追い抜いた人がやってきた、すでに合羽を着用している。やはり今日は土佐佐賀の内田屋さんからで、民宿月白まで行くそうだ。昨日は20km、今日は23km、比較的ゆっくりの行程だ。腰も掛けずすぐ発っていった。ぼくは、もうすでに雨が降っていて急いでも仕方がないので、ゆっくり30分以上休む。
 中村の手前のコンビニで食料を仕入れ宿に着いたのは、2時40分。雨の中でも快調で、昨年より早いタイムだった。
 民宿中村は4回目の投宿、ベテランのお遍路さんの間でも評判の良い遍路宿、でもその評判の料理が今年から出せなくなったのは残念、中村大橋からでも見えるほど大きな文字で「素泊まり、新館3500円、本館3000円」と書いてある。素泊まり宿になって、値段は500円安くなっている。

 14日目の歩行距離 43.3km
        歩行時間 6時間41分
        平均時速 6.48km