先週に続いて土日が台風で、吹奏楽コンクールのことを忘れていました、今日になってやっと結果を確認、近畿大学は見事21回目の金賞を獲得していました。この数年は難しい曲が多くて奏者の人は分かって吹いてるのかなあと感じることが多かったけれど、今年の自由曲はみんな納得して思い切り音が前に出ていたように感じました。
9月の台風ではぼくの知っている二人のお遍路さんが区切り打ちで大きな影響を受けて大変な思いをしたのですが、今回の台風でも、今年の春、三原村のくろうさぎで同宿だったMさんが28日大洲から春の続きを歩かれるということで、初日二日は大変だったろうなと案じています、もう一人の知り合いの方は日程は承知していないけれど今治から88番までこの秋に歩くはずなので2週連続の台風のいずれかに引っかかっているかもしれません。9月の中頃から通しで歩いた人などは3回も引っかかったことになるから、本当に全く持って凄いお遍路になってしまったことになります。その点でもやはり春の方がいいのかなあと改めて思います。
奥の院は来年と再来年でほとんど巡ることはできそうですが、唯一残すことになるのが岩屋寺のせりわり行場です、あそこで滑落して大怪我を負った人がいることを聞いているから絶対登るまいと決めていたくらい。でも納経帳を全部埋めるには登るしかない、決心するまで3年の猶予です。
表装の詠智会から奥の院の納経帳が届きました。パラパラとめくってみると川東さんのリストになかった4ヶ所が含まれています。10番切幡寺奥の院八祖大師、29番国分寺奥の院毘沙門堂、32番禅師峰寺奥の院岩屋奥の院、33番雪蹊寺奥の院中谷堂。
川東さん以外にも奥の院のサイトを作っている人が何人かいて、それによるともっと多くの奥の院や前の札所なども載っています。納経ができないところも多いのですが、川東さんのリストに載っていなくて納経ができる奥の院もまだ10ヶ所くらい記されていました。例えば別格の海岸寺は善通寺の奥の院でもあるし、天皇寺の奥の院は瑠璃光寺だけでなく摩尼珠院もあって瑠璃光寺の納経は醍醐寺で摩尼珠院は天皇寺でしてもらえます。納経してもらえる所だけ巡るのも相当大変ですが、してもらえないところも全部巡るとなるとそれはそれはすごいことになりそうです。一つ一つ押さえて埋めていくというのもやりがいはあるし新たな楽しみにもなるとも考えます。
来年3月の青春18きっぷが西国の残りは4回分で満願、1回余るのをどうしようかと思っていたのですが、坂出の海岸線を行く緑の道と摩尼珠院に行くことに決めました。
今年二つの遍路宿で青木さんの奥の院のファイルを見せて貰って、感激したのですが、歩きたくなったでしょ、と訊かれて、とてもとても、とその時は答えたし、本気で全部の奥の院を巡ることなど無理だと思っていました。
でもよくよく考えてみれば数年前から番外霊場への道も積極的に歩くようにしているし、奥の院のほとんどは番外霊場に指定されていることからすればそんなに無理でもないかと考えが変わってきたときに、表装の詠智会の通販サイトを見ていたら奥の院の納経帳が出ていました。これはもう買うしかないし全部歩くしかない。ネットで四国奥の院を調べると全部歩かれて奥の院のガイドブックを出版されている方がいる(高松市の川東和夫さん)ことも判りました、ネットでも十分なガイドを公開されていてすごく参考になります、そのガイドによると奥の院のある四国の札所は42ヶ所、ただし2ヶ所奥の院のある札所が2ヶ所あって44ヶ所、それに加えて、真念庵と与田寺、善通寺、高野山奥の院もその表に含まれていて48ヶ所がその表に並んでいます。その内日本語のへんろ地図に載っていないのは、18番、21番、51番、66番、79番、81番の6ヶ所、英語の地図には18番、51番、79番、81番は載っています。両方の地図に載っていない21番奥の院黒滝寺と66番奥の院長福寺がなかなかの難所になっています。
黒滝寺は太龍寺からも薬王寺からも40km以上あるのですが、日和佐からバスを使えばお寺の10km手前まで70分ほどで行けます。1日で楽に往復できます。
長福寺は民宿岡田から往復48kmの内7km分電車に乗れるので何とかなりそうです。
総選挙と台風で大変な日曜だったのですが、そのせいで一瞬、吹奏楽コンクールのことを忘れていました。月曜の夜になってやっと気づいて連盟のHPをチェック、今年は一度も淀工の演奏を聴いていないのでどうかと思っていたら、やっぱり金賞でした、95年以来4回の三金、三出をはさんで19回連続の金賞、通算では30回目の金賞です。もちろん全ての部門を通じて両方とも最多の記録です。ぼくは昨年のダフニスの録音を持っていて、しばらくぶりに聴いたのですが、録音でもその圧倒的な迫力に打ちのめされる、おそらくもしラベルがあの演奏を聴いたらオーケストラよりいいじゃないかと感心するのではないかと、そんな空想をしたくなるくらい素晴らしい演奏でした。今年のダフニスももちろん同じくらいすごかったに違いない。
西国めぐりはまだ結願していないのに、来年の秋に向けて宿を探してみました。初日2日目は前に会津若松からからの帰りに泊まって気に入った小田原駅近くのみやこ旅館、3日目は七沢温泉、4日目は弘明寺駅前の一石旅館、5日目はリブマックス茅場町、6日目は岩槻駅近くのホテルミウラ、7日目は東松山ステーションホテル、8日目は寄居駅近くの山崎屋旅館、9日目は高崎駅前プラザ、10日目は渋川駅前のホテルたつみ。電車での移動は2日目の小田原から鎌倉、二宮から小田原と10日目の八木原から渋川の3回だけで済みます。歩く距離は36kmから40kmの間で無理のないところ。最後の日は八木原から足利まで歩いて東武伊勢崎線で東京に戻り夜行バスで帰ってきます。初日は姫路から小田原まで新幹線は使いません。
宿泊料の合計は49180円、全て素泊まりです。
交通費の合計は20650円、納経料は4800円、交通費が嵩むので33所全部を歩くと30万円近くかかってしまいそうです。
昨夜のダーツの旅は徳島県由岐町が当たりました。由岐の町は小さな町だし主だった道は歩いているはずだから見たことがある風景が出てくるかと期待したら、片平なぎささんがアイスクリンを買った店は、ぼくが11年前橋本屋旅館に泊まったとき素泊まりだったので夕食を買った店でした。そして最後には4年前お世話になった民宿ゆき荘がもろに出てきました。食堂で片平さんが座っていたところにぼくも座りました。最後に元気な女将も顔を見せてくれてうれしかった。
日曜から4日続きの快晴、今年の夏場にもなかったような見事な高気圧が張り出しています。お彼岸も過ぎたので最高気温は28℃前後にとどまっていますが、夏場なら間違いなく日本中の多くの場所で猛暑日だったでしょう。本当なら秋の長雨が終わって秋日和が続く時候のはずですが、どう見ても真夏、しかも昨日からPM2.5の値が久々に高くなっています、兵庫県の南部地域は軒並み35以上の赤丸になっています、外に出る気になれず引きこもって先週のブラタモリなどを見返しています。
知っている人が今四国を歩いているはずですが、かなりきつい状態かもしれません。やはり秋の遍路は10月の半ばになってからがいいのかもしれません。3年後は秋に歩くことになると思いますのでしっかり心に留めておきましょう。