WALKER’S 

歩く男の日日

21日目 (2) 岩屋寺の石清水

2008-07-27 | 08年四国の旅
 早めの昼食をとって、そろそろ出発しようかと思っていたら、夫婦の歩き遍路がやってきた。おかしい、ここまでで追い抜いた覚えがない。真弓トンネルの手前の短絡路をはずしたのだろうか。時間の余裕があるので、遍路宿情報を渡していろんな話を伺った。今日は当然小田町からで、古岩屋荘までの31kmくらい、岩屋寺まで行かなければ26km、今11時だから岩屋寺まで行けるか微妙なところ。昨日は内子の松乃屋旅館からの20kmくらいでかなり楽ができたそうです。今回は64番前神寺までの区切り打ち、できるだけ宿坊に泊まりたいと言うので、仙遊寺の宿坊を推薦しました。大宝寺の宿坊は団体しか泊まれなくて残念、立江寺の宿坊が清潔感があって好感が持てたということでした。宿坊の中で最も人気の高い金剛頂寺には泊まらなかったそうです、残念。お話につきあって、50分も休んでしまった、でも時間はまだまだ余裕がある。
 次の休憩地は10km以上先の素鵞神社、ここまでは地図を見る限り大した登りはないようだ。落合の交差点を過ぎてしばらく行くとビジネスホテルリバーサイド富士があった。廃業していた。この道を通るお遍路はかなり少ないと思われる。そこから1.5kmほど行くと三叉路があっていい感じのバス停があったので休憩することにする。素鵞神社まで半分も来ていないけれど岩屋寺までは9kmちょっとだ。15分の休憩で出発、500mで左に折れて県道209号に入る。道路標識に、槇の谷遍路道、の表示がある。昔の人は歩かなかったけれど、ここは確かに遍路道、新しくできた遍路道、人も車も通らない広く静かな遍路道。日の出橋を右に折れるとここはいかにも遍路道という感じだ、山の中に入ろうかというところに素鵞神社がひっそりと建っている。本格的な山道を前に17分の休憩。
 八丁坂茶屋跡まで180mの標高差、距離が1.6kmあるので八丁坂よりかなり楽な登りになると期待したけれど、そうでもなかった。途中伐採されて地肌が広大にあらわになって登りにくく雰囲気のない山道もあった。茶屋跡の合流地点まで29分、時速は3.3km、岩屋寺までも31分、時速3.7km、本格的な山道となるとこれくらいしか出ない。

 21日目の歩行距離 33.2km
        歩行時間 5時間50分
        平均時速 5.69km