リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

舌は1枚でも他者を裏切ることができる

2020-12-06 20:11:19 | 断片
 腹に据えかねて、昨日のP.S.にしようかとも思いましたが、これは重要な事項なので項を改めました。
 
 ハヤブサ2号。
 「帰ってきてありがとう」「帰ってきてごくろうさま、勇気づけられました」、、、
 女性たちが叫ぶ、何度も聞きすぎたNHKニュース。
 馬鹿言ってんじゃねえよ、だれが帰ってきたんだよ。途中で荷物をチッキで送らせて、また暗闇の宇宙に追い出したんだろうが。
 「よく戦死してくれました。あなたのことは忘れません。靖国でお祈りします」とおんなじだろうが。
 誰も何一つ悲しんではいない、同様に、だれも何一つ感謝の一片も感じてはいない。感謝はハヤブサをマネッジした、自分の夫や関係者への気持ちだけだ。それをおためごかしにハヤブサ2号あてに。
 
 でもだいじょぶ。世界70億人に1人だけど、ちゃんと見送ってる人間がいるよ。たった1人だけどね。でも、がんばってね、、、
 1人って大事なんだよ。いらねえよ、1億2千万の半分の女の意見など。
    「女」? そう、女。男が言ってるか? (原稿読みのアナウンサーを除く)。 こういうときに、女性差別反対運動への加担意欲が萎えるんだよ。これが人生になんどもあるんだよね。
    かなり多くの良心派がそうだと、そう思うな。ま、わたしは理解が深いから、感情は抑えてやるけどね。
    
 ところで、ハヤブサ1号はどうなったか知ってるかい? 知らないだろう。2010年6月13日、さんざんもてはやされて、地球には帰ってこれず、もともとの予定通り、大気圏で燃え尽きたさ。もちろん暗闇の宇宙に放り出されるよりは燃え尽きたほうがましだけどね。

 と、10年前、やはり怒りで書きました。変わらない自分が恃りだ。(「ほこり」の当て字)無理か、じゃ矜り。

コメント
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