男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

昆布巻き二題

2009年01月31日 | おせちシリーズ
「昆布巻き」を煮るのは面倒だ・・・と思っている方は多いようです。
昆布を柔らかく煮るのが難しい、昆布を巻くのが苦手との思い込みが
原因のようです。ニシンの昆布巻きなど、身欠きにしんを戻すのに
3~4日かかる・・・そんなことから、昆布巻きが敬遠されるのでしょう。

レシピは、ごぼうやにんじん、牛肉などを巻いて作る、おいしい上に、
栄養的にも優れもののおかずと思います。
作りおきして、1日にいくらか食べるだけで、食物繊維とカリウム、
カルシウムが摂れるおかずになります。

食材100gあたりの成分です。
こんぶ  138kcal. カリウム 8200mg  カルシウム 560mg  食物繊維39.1g
ごぼう   58kcal. カリウム   210mg 
カルシウム  48mg  食物繊維 6.1g
干瓢(乾)261kcal. カリウム  1800mg  カルシウム  250mg  食物繊維30.1g

ごらんの通り、摂取カロリーは少ない、カリウム、カルシウム、食物繊維が多く
摂れる食材と思います。たんぱく質は牛肉で補います。

レシピの写真、昆布巻きと八幡風巻きは、中二日あけて作りましたが
作り始めて2時間くらいで出来上がりました。
味をしみこませるのに、夕方から仕込み、煮あげてからひと晩おきます。
そうすると、しっかり味がしみこんで、おいしく出来上がります。
この料理は、昆布を柔らかく煮るのがコツです。酢を上手に使います。
味つけは、昆布が柔らかくなってから・・・そうすればおいしくできます。
案外と簡単なので、面倒がらずにつくってみてください。
  
おせち用に買い込んだ昆布が余ったので、目先を変えてつくったのが今回の二題です。
煮物用の肉薄の昆布なので、ごぼうだけのときは2枚を重ね、牛肉を巻き込んだ八幡風の昆布巻きは
1枚だけにしました。どちらがおいしいか・・と言うと八幡まき風が好評でした。
あと、鮭の切り身をたてながに切った棒状のを巻いて煮る、鮭の昆布巻きもおいしいし、ぶりの切り身を
巻いたぶりの昆布巻きもよろしい・・・好みの食材を巻いて煮込んで食べてください。


下ごしらえ
昆布は水に10分くらい浸して、きれいに伸ばし20cm長さに切る。
ごぼうはたわしで水洗いして、20cm長さに切る。
にんじんは、たて二つに切った半分を、たて4つに切り分ける。
かんぴょうは、水に漬けてもみこみんでおく。

八幡まきの昆布巻きとにんじん巻きの昆布巻き
材料
こんぶ 100cm 20g
ごぼう 60cm・2本 60g
にんじん 1/2本 30g
牛もも肉 薄切り・6枚 200g
かんぴょう 1パック 30g
調味料
酢 大さじ 2
みりん 1/4カップ
日本酒 1/3カップ
さとう 大さじ 4
鰹まる 大さじ 1
しょうゆ 大さじ 2
作り方
20cm長さの昆布を広げ、手前に牛肉を広げてごぼうをおき、向こうに
向けて巻き込んで行き、かんぴょうで左右と真ん中の3か所をくくる。
にんじんのときは、4つ割りにしたのを、ごぼうとおなじようにつくる。
鍋に昆布巻きをならべ、水をたっぷりかぶるまで入れて強火にかける。
沸騰したら中火にして酢を加え、14~15分煮てみりん、日本酒、さとう、
鰹丸を加え、おとしぶたをして弱火で30分~1時間かけて煮る。
途中で煮汁が少なくなったら、水をおとしぶたがかぶるまで注ぐ。
煮汁が半分近くになったらしょうゆを加え、極く弱火で10分~15分煮る。
煮汁がほとんどなくなったら火を止めて、そのまま冷ます。
昆布巻きは、かんぴょうでくくった場所を中心に切り分けて器にもる。

牛蒡の昆布巻き
これは、ごぼうを巻き込んだシンプルな昆布巻きです。
牛肉を巻いた八幡巻きよりも、すこしさとうを控えた方が
おいしく出来上がると思います。
ごぼうを巻き込んだだけのシンプルな昆布巻きですが、
これは、これであっさりとおいしく煮上がりました。
昆布は20cmのものを2枚重ねました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする