男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

お好み焼きのコツ

2019年02月18日 | パスタ・麺類・粉もん・ふ
2011年の投稿です。こちらは大阪風。


NHKの朝ドラ「てっぱん」は今日が最終回でした。東北の被災地
の方たちも避難場所でみられたのでしょう。ひと月前の今ごろは
津波で流された家で楽しくみられたものを・・と、被災された方々
の心情をおもい、胸がいたみました。

レシピは「お好み焼きのコツ」と題して、六つのコツを書きました。
日本人の國民食のひとつ「お好み焼き」は、千利休が作らせたのが
はじまり、そのあと関東で「もんじゃ焼き」になり、関東大震災の
あと主食的な地位になった・・・と言います。

お好み焼きは、食料不足を補う食べ物として庶民に歓迎された・・
昭和の初めの不況のころ東京でもんじゃ焼き、第2次世界大戦の
あと大阪でお好み焼きの名で国民食の地位をかためます。お米に
不自由したころ、代用食として粉もんを食べてしのいできました。

お好み焼きはいいですね。てっぱんに流されたタネの焼き上がりを
みんなしてかたずを飲んで待っている、幸せなひと時であります。
このレシピを書きながら、今回の震災で被災された方々をおもい、  
一日も早く、家族そろって幸せのときをもってほしいと思いました。
  

長女の婿さんは大阪福島のお好み焼き屋のせがれ・・・彼がつくるお好み焼きはプロなみです。
この日集まったのは11人、焼き上げたお好み焼きは、直径25cm・厚さ3cmのが17枚でした。
材料は当日使ったのを4枚当りに換算しました。人数に合せた量にアレンジしておつくりください。


材料
具材
キャベツ  5枚 600g   粗みじんに切る
ネギ    8本 120g   小口から薄切り
こんにゃく 1/4 60g   7mm.の角切り
ちくわ  2本 30g   3mm.の筒切り
紅しょうが 1パック   大さじ 2
冷凍イカ 120g   2×4cmに切る
豚バラ肉 12枚 150g
たまご 4こ
生地
お好み焼き粉 250g   出汁・牛乳とまぜ30分ねかせる
かつお出汁 200cc   昆布出汁でもOK
牛乳 大さじ 3 30cc
隠し味・オイル・調味料・薬 味
イカの姿フライ 40g   1枚をこまかく割りほぐす
サラダオイル 適宜   1枚あたり・小さじ1くらい
お多福ソース 適宜   ソースは好みのものを・・
削りかつお・青海苔粉
作り方
1. ボウル(直径15cm・容量は750cc)にキャベツ以下の具材
  全部を入れて 「生地」と玉子1こを加えざっくりとまぜる。
2、 熱したプレートに割りほぐしたイカフライを一つまみおき、
   その上にタネを流して丸くまとめ、豚バラ肉を3枚のせる。
3. 焼きはじめて4~5分、焼け具合をみて裏がえして4~5分。
   ・・・このときの注意!コテででおさえてはいけません・・・
4. 食べるとき、好きなソースと削りカツオ・青海苔粉をつかう。

お好み焼きコツ・・・六つ・・・です
その1・・キャベツを、こまかく・・・5~6ミリ角くらいに・・・切る
その2・・こんにゃくを・・7mm大に・・角切りしたのを加える
その3・・生地に牛乳を加える・・マイルドな味になります
その4・・隠し味に「イカの姿フライ」・・酒屋さんにあります・・を使う
その5・・材料1枚分づつを混ぜて焼くのが原則・・全量をまぜないで
     面倒でも1枚ずつ・・ざっくりと空気を入れ込む感じでまぜる
その6・・裏返しは・・焦げ目がつくくらいに焼いてから・・我慢して待つ

一枚あたりの重さ540g・熱量680㎉でヴォリュームがあります。
成人1食あたりの摂取熱量は700㎉とされ、これ1枚で充分です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1151 お好み焼き・・広島風

2019年02月18日 | パスタ・麺類・粉もん・ふ
前回レシピに続いて「アブラナ科」野菜の話を続けます。ブロッコリー、キャベツ、小松菜、水菜、
白菜、大根などの「アブラナ科」野菜を食べると、がん、心疾患、脳血管疾患などの死亡リスク
が低下すると言います(関連のURLを下に置きます)。

「アブラナ科野菜」で糖尿病改善 心疾患・脳卒中・がんリスクが低下・・糖尿病ネッチワークより

「アブラナ科」の野菜でがんを防ぐ・・協会けんぽ・・健康サポートより


アブラナ科の野菜を多く食べると死亡リスクが低下する・・そのわけは「アブラナ科」野菜だけが
含む「イソチアシネート」という物質は、(動物実験で)発がん物質の解毒を促進する作用がある
・・と報告されています(詳細は、上記URLをご覧ください)。

わたしの回りには、年間通して「キャベツ」を毎日食べる・「ブロッコリー」を毎日食べる・・と言う
人がなん人かいます。この人たちは、概して元気で(実年齢に比べ)若々しい。聞くと「キャベツ
を食べ続けてン十年」・・と言う。毎日の食事を通じての体質改善は、一朝一夕にはできない・・
と痛感します。

今回のお好み焼きですが、材料の生地に「お好み焼き粉」を使うか、在庫の「天ぷら粉」を使うか
で、栄養成分のうち、食塩相当量に大差があることに気づきました。日頃、何気なく食べる食材
でも、細かく見ると違いがあります。人の健康は、日々食べる物によって大きく影響を受けます。

レシピを書き始めたのが12年前、食材の栄養成分に目覚めたのは4年前・・私は、この8年間の
ロスが悔しい・・12年前から、今ほどの(食材に関する)知識があって、今のような食生活をして
いたら、筋肉量は今より多いだろうし、食道がんにも罹らなかっただろう・・そんな想いでいます。

わたしは、毎日の食事を「好い加減」に「粗末」にする人に言いたい・・日頃の食事を粗末にする
勿れ・・「あなたのカラダは、毎日食べるもので支えられている」・・ということを・・です。

キャベツたっぷりの広島風のお好み焼きです。広島風は、生地に具材を混ぜないで焼きます。
熱した鉄板に生地を落として薄く・丸く広げ、その上にキャベツを山盛りに乗せて豚肉をかぶせ
生地が焼けたら裏返して焼く。キャベツが蒸焼き状になり、甘くておいしい「お好み焼き」です。


材 料 ・・2人分
天ぷら粉(昭和天ぷら粉) 100g ・・下の玉子と出汁に溶き混ぜ、生地を作る
玉子 1こ 55g ・・溶きほぐして出汁と混ぜ合わせる
出汁 2/3カップ 120cc ・・水に出汁の素を適量加える
キャベツ 450g ・・長さ6~7cm×3~5㎜巾に刻む
青ネギ 50g ・・小口から5㎜」巾に刻む
豚バラ肉 1パック 110g
天かす 大さじ 6 30g
削り鰹・青のり粉 適宜
お好み焼きソース 適宜
作り方
1.鉄板を温める・・温度は220度前後。
2.オイルを引き、生地を落として、薄く、丸く広げる。
3.刻んだキャベツをたっぷり乗せ、天かす大さじ1を振りかける。
4.豚ばら肉を3枚かぶせ、生地を(お玉杓子に半分)回しかける。
5.あと、キャベツに火が通るまで焼き、フライ返しで裏返す。
・・ばらけたキャベツをフライ返しで寄せ集め、形を整える・・
6.上から、フライ返しで押しつけ、しばらく焼いてできあがり。
7.食べるときは、青海苔粉、削り鰹、お好み焼きソースなどでどうぞ。
粉を「天ぷら粉」にしたのは「お好み焼き粉」の在庫がなかったから・・。
後日「お好み焼き粉」を買い、同じように作りましたが、味は一緒でした。
「広島焼き」には「中華麺」を加えますが、Cal制限のためキャベツonlyに
します。下に「天ぷら粉」「お好み焼き粉」「お好み焼き粉+中華麺1/2玉」
の三通りの栄養成分を標示します(お好み焼きソースは計算外です)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする