男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

フライドポテト

2011年02月22日 | イモ類

レシピは、じゃがいもの空揚げ=フライドポテト別名ポテトフライ
またの名はフレンチフライです。その名前からフランスが元祖の
ように感じますが、ベルギーが始まり・・1680年ごろと言います。

国を流れるムーズ河流域の人々は、河から小魚をとり油で揚げ
て食べていました。その年、河が凍結して魚がとれず、代わりに
じゃがいもを細く切ってフライにし、小魚を偲んだのが始まり・・・
いらい、隣接のフランス北部にひろがり、ヨーロッパからアメリカ
へとひろまりました。日本では昭和41年に森下仁丹の子会社が
北海道で製造したのがはじまりとききました。

ある飲み会でのこと、同席の友人がフライドポテトを「うまい!」
といって食べている・・・聞けば「じゃがいもが好き」といいます。
辛党の彼にイモ類は不似合い・・と思ったのは私の独断でした。

私もじゃがいもが好き・・それも変りダネを栽培するのが好きで、
今年も10種類植えました。いま、国内の品種は130種あります。
毎年10種植えてもあと13年はかかる・・・前途遼遠であります。
  

追伸・・前回レシピ「りんごとにんじんのサラダ」に使う生の人参は
ビタミンCを壊すときいたが?と質問がありました。たしかにナマの
人参にはアスコルビナーゼと言う酵素がありビタミンCを壊します。
この酵素は酸と熱に弱い・・レシピにはワインビネガーを使うので
その心配はありません。ただ、酸が多いと、今度はカロテンを壊す
というので、酢は控えめになさってください。

スーパーでフライドポテト用のじゃがいもをみつけました。1パック4~5こ入りが200円・・・袋には
フライドポテトに最適な芋「ホッカイコガネ」・・・と印刷してありました。2パック買い求め、芽が出る
頭のほうは切り取ってタネイモ用にします。残った芋を、二通りの味のフライドポテトにしてみました。


材料
じゃがいも 4こ 500g
しお 少々  味つけ用
ドライパセリ 少々
クレイジーソルト 少々
あじ塩 少々
サラダオイル 2リットル

作り方
じゃがいもは皮つきのまま半月か、またはくし型に切る。
大きさは、半月なら7~8ミリの厚さ、くし型にするなら
14~15ミリの厚さにする・・・ここまでは共通・・・です。
フライの前に、その1・その2・・いずれかの準備をします。

その1は・・・塩茹でにする
舐めて、しおっぱいくらいの塩水を火にかけ、じゃがいもを
4~5分茹で、半煮えくらいで、ザルに揚げて水分をとばす。
水気を、ペーパーか布巾でふきとり、170度の油で揚げる。

揚げ方は・・・2度揚げにする
火が通り、じゃがいもが浮いてきたら、いったん引き上げる。
すのこか、ペーパーに広げる・・しばらくおくと、じっとりとなる
油の温度を180~200度に高め、揚げたじゃがいもを入れる。
高温で揚げるので、じゃがいもの表面に膜が焼きつき、中の
水分を閉じ込めるのでジューシーに、表面はカリッと揚がる。

その2・塩味をつけてレンジにかける
切ったじゃがいもを、塩水に漬けてしばらくおいてザルに上げ、
水分をふき取ってレンジにかける。時間は、3分~5分くらい。
あとのあげ方は、その1.とおなじです

熱いうちに味をつける
その1は・・・ドライパセリとクレイジーソルトを振る。
その2は・・・シンプルに味塩を振るだけ。
そのほか・・・クレイジーソルト単用か、ガーリックソルトなど
好みの味にする。濃い味や刺激がつよいものは不向きです。






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りんごとにんじんのサラダ

2011年02月18日 | 私のブックマーク

アイルランド・・漢字で書いたら愛蘭土・・蘭を愛するというきれいな
当て字で、庭の千草やダニーボーイなどの曲はこの国の民謡です。
2005年の英エコノミスト誌の調査で、もっとも住みやすい国として
選ばれたことがありますが、この国には過酷な歴史がありました。

地図でみると、イギリス本島の左にある団子状の島国で、有史以来
長い間イギリス本島の植民地でした。双方、切っても切れない間柄
なのに仲が悪い・・私たちの近くにも例があります・・植民地時代の
圧政がアイルランドの人々に憎悪をもたらしたのでしょう。

19世紀の半ば、ヨーロッパ全域を襲った「じゃがいも飢饉」で、国民
の100万人が餓死。100万・200万とも言う人が海外移住し、1840年
に800万人の人口が、1911年には440万人に激減したといいます。
有名なケネディ家の祖先も、このころアイルランドから移住しました。

時代がさがり1997年、英国のブレア首相はじゃがいも飢饉につき、
「今日それを反省してみるにつけ、苦痛をもたらすものであった」と
実質的な謝罪を行いました(以上Wikipediaからの抜粋です)。

アイルランド料理は、貧しかったこともあってシンプルなのが多い
りんごとにんじんのサラダも、オイルもハーブも使わずに、はちみつ
とワインビネガーのソースです。飽食の今は低カロリー志望ですが、
飢饉のころは、オイルを使った高カロリーのソースが必要でした。
そんなことをおもいながら、このレシピを書きました。
  
このレシピは、アイルランドの料理「りんごとにんじんのサラダ」をヒントにしました。
食事メニューに限らず、お腹がすいたときの「おやつ」代わりにおいしいサラダです。


材料
りんご 1/2こ 120g
にんじん 5cm 50g
レーズン 14こ 20g
ピクルス 5切れ 10g
白ワイン 大さじ 2 20cc
ワインビネガー 大さじ 1 10cc

作り方
りんごは皮つき、たて6つに切って3ミリ厚さに切る。
にんじんも皮つきのまま、2mmのいちょうに切る。
それぞれ薄い塩水に浸してざるにあげ水気をきる
レーズンは白ワイン大さじ1をふりかけておく

ピクルス(きゅうり)はこまかくみじん切りにする

・・レーズンとピクルスが、味の決め手・・
レシピのレーズンは「巨峰」を乾したものです。
ふつうのレーズンとちがい肉厚でモッチリ感があり、
ほどよい甘味でジューシーさが残っているしろもの。
・・ふつうのレーズンを使うときは、量をすこし減らす・・・
・・・乾燥プルーンを粗めにきざんだのでもおいしいです・・


りんごとにんじんの水気を、布巾かペーパーでふきとる。
ボウルに、白ワインとワインビネガー(白)を入れてまぜる。
そこへ、りんご、にんじん、レーズン、ピクルスをいれて、
ざっくりとまぜ合わせてできあがり・・・です。
摂取熱量は全量260㎉です

アイルランド風は、りんごとにんじんを細切りして、
ハチミツドレッシングと和えるだけのシンプルな料理

ハチミツドレッシングは、ワインビネガー(白)小さじ2
とはちみつ小さじ1を合せてよくまぜるだけのソース。
作ってみたら・・・リンゴ・にんじん・はちみつドレッシング
三つの相性がよく、さっぱりしたおいしいサラダでした。
摂取熱量、こちらは210㎉です









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こまつ菜と油揚げのパスタ

2011年02月11日 | パスタ・麺類・粉もん・ふ

先日、47日ぶりの雨で畑の作物がひと息ついた・・と思ったら、
今朝からは久しぶりの雪で一面銀世界です。キャベツなどの
鳥よけにネットをかぶせていて、積もった雪を取り除きました。
3cmほどの雪でもけっこう重いのにびっくりです。日本海側は
この何十倍もの積雪で、雪おろしの大変さがよくわかります。

レシピは畑のこまつ菜と油揚げを具材にパスタをつくりました。
パスタと言えば、通常スパゲッティのことをいいますが、種類は
実に雑多です。スパゲッティのように長いのはロングパスタ、
マカロニやペンネ、貝殻の形のコンキリエなどはショートパスタ、
ラザーニャは板状で、ニョッキは団子の形、などなど多彩です。

ロングパスタも太さを基準に、大きく4つに分類されています。
2ミリ前後・・・・・・・ スパゲットーニ
1.6~1.7ミリ・・・スパゲッティーニ・・・日常使うのはこれです
1.3~1.5ミリ・・・フェデリーニ
1.2ミリ未満・・・・ヴェルミチェッリ(バーミセリ)又はカペッリーニ
最も細いカペッリーニ・タンジェロ(天使の髪の毛)は0.9ミリです。

レシピはカペッリーニを使っていますが、在庫がこれしかなかった
からで、本来はスープや冷製に用いられるパスタです。
細いので火が通りやすく、普通のパスタのように炒めると、細かく
千切れ食感を損なう・との注意書きがありました。レシピを参考に
されるときは、1.7ミリ前後のスパゲッティーニでおつくりください。
  
使ったのは、パスタの中で最も細い、カペッリーニ・・・直径1ミリに満たないそうめん並みの
太さなので、茹であげるタイミングがむつかしい。油揚げと絹さやも一緒に3分くらい・・・まだ
かたいうちにこまつ菜のフライパンに移します。できあがりはgoodでした。


材料
パスタ(カペッリーニ) 200g
こまつ菜 1パック 100g    大き目のザク切り
油揚げ 1枚 30g    横二つに切り小口切り
絹さや 15こ 20g    すじをとる
にんにく 1かけ 15g    みじん切り
しお 1つまみ 4g    パスタ茹で用
オリーブオイル 大さじ 1 10cc
白ワイン 大さじ 2 20cc
淡口醤油 小さじ 2 8cc

作り方
細いパスタなので、アルデンテよりかために・・・
ふっとうした湯に、しお一つまみ入れてパスタと油揚げ、
きぬさやを茹でる・・・茹でる時間は3分ていど。

同時にフライパンでにんにくとこまつ菜を炒める
フライパンを温め、オイルとにんにくを入れる。
にんにくの香りがたったら、こまつ菜を加えて炒める。

かたい目に茹でたパスタをフライパンに移す・・・
こまつ菜は、まだ生っぽいが、パスタとまぜると、
余熱で火がとおります。
油揚げもパスタと一緒にフライパンに移す。
絹さやは、別のザルにあげておく

パスタを入れたら手早くしあげる
パスタとこまつ菜をなじませるようにざっくりまぜる。
茹で汁を、お玉しゃくし1杯(60cc)と白ワインを加え、
淡口醤油を振り、味ををととのえてできあがり。

細いパスタを使うと、忙しい・・
モタモタすると、パスタが煮えすぎておいしくない・・・
器に盛りつけたら、茹でた絹さやを散らします。
できあがりをすぐに食べる・・・おいしく食べるコツです。





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白菜とツナの蒸し煮

2011年02月08日 | 野菜類

この冬は白菜の値段が高い・・・昨年の猛暑の影響とききました。
おとなりの韓国でも品不足で高く、キムチ作りに困ったそうです。

白菜は伊丹市の産直市場で買い求めます。ボツボツ安くなっても
よいころ・・と思いますが、昨日も値段は下がっていませんでした。
持ち重りがする大きなものは、350円から400円の値札でした。

レシピはその白菜をツナ缶(シーチキン)と蒸し煮にしてみました。
ツナ缶が好きなので、日ごろの料理に多用しています。おいしいし
値段が安いのもよい・・80g入りで80円そこそこと記憶しています。

白菜と煮たのは初めてですが、思った以上においしく、孫たちにも
大好評でした。最初は普通に出汁で煮ましたが、今回は水を加えず
日本酒すこしと鰹まるだけにしてみました。

できあがりは、ツナ缶の旨味と白菜の甘味で、おいしい蒸し煮になり
醤油は不要でした。ツナ缶とみずなを、薄口の出汁で煮ながら食べる
「シーチキンとみずなのハリハリなべ」もシンプルでおいしいなべです。
冬菜のおいしい今の時季、おためしください。
  
白菜を醤油なしで酒とツナ缶で蒸し煮にしました。濃い味が好きな方にはもの足りないかも知れません。
でも、醤油を加える前に味見をしてください。濃厚なツナの味と、甘い白菜の味で満足できると思います。


材料
はくさい 8枚 400g
ツナ缶 2缶 160g
日本酒 1/2カップ 90cc
鰹まる 小さじ 1 5cc

作り方
白菜は、白いじくと葉の二つに切り分ける。
軸と葉を、それぞれ縦・横十文字に切る。
要するに、一枚を縦二つ、横四つに切ります。
切り方は好みで、小さくしてもかまいません


鍋に日本酒と鰹まるを入れて火にかける。
沸き立ったら、軸をいれ強火にして煮る。
しんなりしたら、ツナ缶をオイルごと加える。
その上に葉を入れ、ピッチリとふたをする。
ここまでは強火、しばらくして中火におとす。
水は一切加えず、酒だけで蒸し煮にする。
蒸し煮をすること10分。途中、なべ底から
全体をざっくりまぜ、ツナと白菜をなじませる。

いまごろの白菜は、火のとおりが早く、すぐに
柔らかく煮えます

トロトロに煮たのが好きか、シャキッと歯ざわり
がよいのが好きか、それはつくる人、食べる人
の好みに応じて、煮る時間を変えてください。

味も然りです

レシピは日本酒と鰹まるだけですが、塩味が足りない
ときは、淡口をほんの少し・・小さじ1~2杯くらい・・・に
します。あまり濃い味にしないで、白菜の旨味を味わって
ほしいとおもいます。

この量で3~4人分、熱量はtotal500キロカロリーです。

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カマスの一夜干し

2011年02月02日 | 魚介類

いきつけの魚屋さんに型の良いカマスが並んでいて、1尾100円の値札が
ついていました。干物にしようと思って5尾買い求め、レシピの手順通りに
水洗いして、一夜干しを作りました。干し方は洗濯ピンでぶらさげる方法です。

夏のあいだは暑いので冷蔵庫で干しますが、いまの時節は外気温のほうが
低いくらいなので、風通しの良いところに干しました。焼いて食べるとこれが
実においしい・・・カマスの干物はおいしいので定評があります。

味をしめて、その店に行くたびにカマスの値段を見て、安い時に買い求めます。
何しろ高いときは、400円もすることもあります。120円のとき6尾買い求めて
これも洗濯ピンで干しました。レシピの写真はそのときのものです。

一夜干しと言いますが、少しレアっぽいので二晩干しました。朝、取り込もうと
したら1尾しかぶら下がっていません。家人に「取り込んだの?」と聞いたら
「知らない」と言います・・・猫にやられたのでした。

猫が2匹、絶えずウロウロしているので、どちらかが食べたのでしょう。この時
の干し具合も塩加減も、われながら上出来でした。猫ちゃん、さぞかしおいしく
食べただろう・・・と語らいながら、猫食べ残しの1尾を家人と分けて食べました。
悔しいけど、こんなときに限って「残りの1尾」が最高においしいのであります。

それに懲りて、今度は網を張ったざるに並べて干しました。ワイヤハンガー2本を
細工して吊り下げ金具を取り付けます。農作業に使うネットを張れば完成・・・
これでカマスとキスを干しました。寒風が吹く今ごろ、干物作りに絶好の条件です。
カマスは昨年来豊漁だそうで値段も手ごろ、手作りの干物を楽しんでみてください。
  
カマスの干物はおいしいので定評があります。レシピはそれを自分でつくろう・・というのです。
かますに限らず、さかなの干物を自分でつくると、塩かげん、干しかげんが好みにできるので
おいしい干物ができます。さかなはもったいないようでも活きのよいきれいなのを干して下さい。


材料
カマス   代わりにキスでもよい
塩・日本酒   下こしらえには安い精製塩、味つけには天日塩を使う
作り方
① カマスの下こしらえ
・・・カマスが洗える大きさの洗いおけに、3%の塩水を
  2リットル用意し、氷を入れて冷やしておく・・・

うろこをとり、頭を落として腹をあけ、腸を出して塩水に入れる。

② かますを塩水で洗う
カマス全量の下こしらえが終わったら、塩水できれいに洗う。
腹の中骨のところに血が残っているので、ブラシでこすりおとす。
・・・使い古しの歯ブラシか、竹串などでこすりおとす・・・
洗ったカマスを中骨に沿って2枚に開く。

③ 塩水に3時間ひたす・・・塩は好みの天日塩をつかう

冷蔵庫内で干す・・・簡単だが時間がかかり、魚臭が気になる
すのこつきのトレーにカマスをならべ、冷蔵庫内で乾燥させる。
1日のうち朝・夕2回カマスをうらがえし、3日かけて乾燥する。
庫内は温度と湿度が低く、干物つくりに最適だが臭いが「難」です。
ザルか洗濯ピンで外気に干す・・・物干しにひっかける
冷蔵庫に余裕がなかったり、臭いがイヤなときの干し方です。
ロープに、カマスの尾を洗濯ピンではさんで干す・・・のと
ザルに並べ、風通しの良いところで干す・・・の二通り。

干し加減は、すこししんなりながらよく乾いた状態がベスト。
・・・干し過ぎるとカチカチになっておいしくありません。


⑤ 焼き方
焦げやすいので注意して焼く・・ほんのり焦げ目がつくほどでよい。
コメント (1)
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