男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

魚を焼く

2008年06月24日 | 魚介類
レシピの題名は「さかなを焼く」としていますが、焼き方は塩焼きとの照り焼きの二通りです。

あと「素焼き」と言うのもありますが、今回は焼き方だけをレシピとしてまとめました。
魚を焦げないように、中身までジューシーに火を通すのはとても難しいものです。
レシピのように焼こうとすると、レンガを買ってきて大型のロースターを買って・・・と思うと
大方の皆さんが面倒になられることでしょう。

でもこの焼き方で焼くと、1尾づけでも切り身でも、あなごのような細長いものでも
きれいに形よく、焦げずに美味しく焼けます。
お正月用の「にらみ鯛」もこのやり方できれいに焼き上げてきました。

写真の魚は近くの「つかしん」と言うショッピングセンターに来る魚屋さんから買い求めました。
青べらは7尾で450円、はもは500g近くあって「落としはも」にできるような活きの良いのが
1000円足らずでした(ここの魚は「はも」以外は1尾買い・・自宅で調理しなくてはなりません)。
半身は照り焼きに、残り半身はフライにしてタルタルソースでいただきます。

毎日姫路漁港で水揚げしたのを、高速道路をとばしてくるだけあって、「べら」は飛びはねていました。
兵庫県漁連の経営ですが、毎日高速道をとってくるので、高速代とガソリン代で
「儲け」が出るどころか「損に」なると言っていました。

3日前(6/18)にはコウイカを2ハイ買って「イカそうめん」を造りましたが、吸盤が吸いつくくらいの活きの良さでした。
甲をきれいにとりだして、洗剤で匂いがなくなるまで洗って、近くに住む3才の孫にあげました。

はじめは気味悪がっていましたが、お舟になる・・・と言ったら喜んで持ってかえりました。
当日のお風呂はにぎやかで長い湯になったそうです。
  

さかなを焼くのは強火の遠火・・・炭火ならベストですが、
料理屋でないしろうとのわたしたちにはちょっとムリ。
手軽にできる強火の遠火の方法を知ったのは、ずいぶん
まえのことです。   やり方は次の通りでした。
半割りのレンガを2枚用意して、アルミホイルに包みます。

炭火で焼くときは七輪、レンガは1枚ものを2枚使います。
ガスレンジかグリルを使うときは、半割りしたのを使います。

写真1・2は焼肉用の卓上グリルを使いました。
焼き肉用の厚手のすのこの両側にレンガをおき、
焼網をのせて魚を焼きます。
火力は最大にしますが、火元からは11センチあり、
途中に厚いすのこがあるので、強火の遠火になります。
焼きあがるのに時間がかかりますが、程よく美味しく焼けます。

4~5分経ったら焼け脂がしたたるくらいの火力でよいでしょう。
きつね色に焼けるまでは10分以上かかりますが、
ここまで焼けると、ひっくり返すときすんなりと身離れします。
慎重に裏返して、またじっくり焼きます。
途中でへたに手を出さず、時間かけて焼きます。

Iwataniの卓上グリル
火力はガスボンベです
火元からは11センチ
受け皿に水を張ります


ガスレンジでも焼けます。こちらはロースターを使います(写真・下)。

焼き上がりは卓上グリルと変わりません。
ロースターは横30センチ、奥行き25センチの大型のものです。
レンジが汚れないようにアルミホイルで手当てしておきます。
ロースターの左右にレンガをおき、火にかけます。
火力は中火より少し強めにしますが、焦げないように火力を調節します。
遠火でも油断すると(特に照り焼きは)焦げるので、火から離れられません。

ガスレンジ用のロースター
火元から焼き網まで13センチ
箸のところで串焼きをする


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いわしと玉ねぎの辛煮

2008年06月24日 | 魚介類
新たまねぎをベースに「いわしと玉ねぎの辛煮」を作るのはこの季節の楽しみのひとつです。
とは言っても材料の「いわし」がずいぶん高くなって、気楽には作れなくなりました。

いわしを求めてスーパー通いして見つけたのが、レシピの「片口イワシ」です。
4パックあったのを全部買い占めました。値段は500円でおつりが来ました。
きれいに下処理したあとの正味が800g、煮込みに手ごろな量です。

「まいわし」「平子いわし」はけっこう良い値段ですが、「片口いわし」なら安く手に入ります。
「玉ねぎといわし」・・・ちょっと意表をつく取り合わせと思われるかも知れません。

材料
片口いわし 4~5パック(70~90尾)
玉ねぎ      1パック 2こ 600g
(細切りの)唐辛子  少々
米酢    3カップ
日本酒   2カップ
たまり醤油 1/2カップ
濃口醤油  100cc 
用意するもの
➀ 3%の塩水 1000cc ② 底が広く寸胴の鍋
下準備
いわし頭と尾を切り取り腹を割いてワタをこそげ取る。
(新聞紙数枚の上で作業するとまな板が汚れず、
頭などそのまま紙に包んで捨てます。)
3%の塩水に15~30分浸けて置く(煮崩れとくっつきを防ぐ)。
塩水につけたいわしはざるに上げて水切りしておく。
玉ねぎを縦二つに切って、5ミリ巾のくし型に切る。

鍋底に玉ねぎを敷きつめて、その上にいわしを並べる。
頭の方を鍋ふちに沿わせ、尾の方は内側に丸く並べる。
一面にならべて残りがあれば、すき間に重ねてならべる。
下煮
全部のいわしを並べ終わったら酢をひたひたに注いで、
木かステンレスなどの重い落としぶたをして火にかける。
始めは強火で、煮え上がったら中火で30分煮て、煮汁をすてる。
(火から下ろしふたを押さえて煮汁を捨てるが、熱いのでやけどをしないように・・・。)
本煮
日本酒、濃口醤油、たまりをいわしがかくれるくらいに注ぎ入れて、
弱火でゆっくりと煮汁がなくなるまで煮詰める。
煮汁が少なくなってもなべ底に玉ねぎがたっぷり敷いてあるので
すぐには焦げつかないが、バリバリ言いだしたら火を止める。
煮上がったら鍋のまま全体が冷めるまでそのままにしておく。
冷めたら上の方から、1尾づつ丁寧に器に移す。

酢で下煮した後、じっくり煮詰めてあるので、骨まで柔らかく食べられ、
なべ底のペースト状になった玉ねぎも美味しいですよ。


わたしも始めて作ったときは自信がありませんでした。
でも新玉ねぎをたっぷり使って出来た「いわしと玉ねぎの辛煮」は「いわしの辛煮」とは
一味違った美味しさ・・・いわしはもちろんですが、特に玉ねぎの味が素敵でした。

玉ねぎを使う長所・・・持ち味の甘味がさとうなどの甘味を入れなくてもほど良い味に
煮あがるのですが、もうひとつの長所は焦げつきにくいことです。
とは言っても油断は禁物、この煮物を作っている最中「塩昆布」のレシピを書いていてすっかり忘れていました。

バリバリ言う音を聞いてにがくぜん!すぐに火からおろしなべ底を水につけました。
なべ底の玉ねぎは焦げついていましたが、いわしは全て大丈夫でした。
玉ねぎも半分以上助かりました。焦げた匂いもありませんでした。

これが、竹の皮を敷いた「いわしの辛煮」だったら、半分以上がアウトになるところです。
焦げつきにくいのを過信して油断したのが失敗のもとでしたが、気づいたのが間一髪だったのと、
玉ねぎが大量になべ底にあったのが救いでした。

煮物に焦げつきはつきもの、家人がたまに失敗しても寛容になりたい・・・そう反省した「レシピ」であります。
  






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野菜鍋

2008年06月23日 | 野菜類
ヘルシーで温まるなべ料理です
若い(高校生の)ころ、家貧しくてろくな食材がなく、
それでも温かいなべ物を作りたいと思い、しなびたごぼう・サトイモ
大根などで油あげ1枚入れて作ったのが「貧乏なべ」と称したのがこの料理です。

そのころに比べて食材は大分ぜいたくになりました。
年に何回か作りますが、このなべは具材の根菜の千切りに手間がかかるのが難です。
先日ショッピングセンターで格好なのを見つけました。
それが写真のスライサーです。

これまでは、ピーラーでスライスした野菜を細切りしていたのが、
1回の作業で済むのでラクになりました。

このなべで1日に必要な野菜350gは一度にとれ、食物繊維も
必要量14gのうち10gとれ、健康志向のなべです。
すぐにお腹が空くので、お餅を入れて食べるなど工夫してください。
  
  刻んだ野菜を鶏がらスープの出汁で炊きながらいただくなべです。
  根菜類はパスタくらいの太さに、菜類は5cm巾に、椎茸・油揚げは1cm巾の細切りにします。
  細切りなので炊き上がりが早く、薄味にして炊くと野菜の持ち味が楽しめて、美味しいなべです。
  鶏がらスープを取る代わりにチキンブイヨンにすると手軽にできます。
  レシピの分量は2人分、カロリーは430㌔Cal,食物繊維20g(何れも総量)です。


具の材料
大根    200g
人参    120g
ごぼう    100g
壬生菜(水菜)    180g
にら(ねぎ)     80g
椎茸(干し椎茸)     80g
油揚げ(厚揚げ) 2枚  50g
スープの材料
鶏がら    1羽分
出汁ジャコ    20尾
日本酒 1/3カップ(60cc)
淡口醤油 大匙4杯
水 4カップ(720cc)
スープの作り方
鶏がらを3センチ角くらいにぶつ切りにして水洗いする。
分量の水を鍋に入れて鶏がらを加えて強火にかけ
沸騰したら弱火で30分~1時間じっくりと煮る。
(アクが浮いてくるので丁寧にすくい取る。)
途中で頭と腹を取った出汁ジャコを加える。
スープをざるでこして、鍋に戻し日本酒と淡口を加える。
(味は吸い加減・・・野菜から味が出てくるので濃い味にしない。)
壬生菜・にらは5cm巾に切る。
野菜の下ごしらえ
大根・人参は細長く刻む(特殊なスライサーを使うと簡単)。
ごぼうは刻んだあと水に晒しておく。
壬生菜・にらは5cm巾に切る。
椎茸・油揚げは1cm巾に切る。
具材を大皿に盛り鍋で煮ながら食べる。
スープも一緒にとっておつゆの代わりにいただく。
  
  スープ材料出しジャコ)以外は野菜と少しの油揚げだけなので、若い人には物足りないとおもいます。
  肉類を加えるなら鶏がらベースなので鶏肉が良く合います。
  豚肉・ソーセージなどもよろしいですが、牛肉は不向きです。 
  シーチキンを加えても美味しく仕上がります。
  野菜は上記以外に白菜・三つ葉・キャベツなど、海草ではわかめ、イモ類は茹でたサトイモを小口に切って。
  えのき茸、しめじ、エリンギなどの茸類は何でもOKです。

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エスカルゴバターのレシピ

2008年06月23日 | だし・調味料・スープ類
エスカルゴバターを利用したレシピです。

カタツムリは気味が悪い・・・と言う方もサザエなら
喜んでいただけると思います。

つぼ焼き風のサザエは好評でした。
サザエの身を取り出すのはレシピの説明通りにすると
うまく取れます。
中の腸は指先で探り取りして抜き出しますが、
大きいサザエはこうして取り出してお造りにします。
何れ「お造りいろいろ」と題したレシピに書いてお送りします。

1.しいたけのエスカルゴ風
材料
エスカルゴバター   30g
生しいたけ      6枚
白ワイン 大さじ2
塩・胡椒 少々
作り方
  生しいたけ100gを5ミリくらいのそぎ切りにする。
  フライパンを熱し、バターを大さじ1を加えてにんにくやパセリが
  焦げないように炒め、香りがたったらしいたけを加えてよく炒める。
  しんなりしてきたら白ワインを加え,ふたをして蒸し焼きにする。
  30秒~1分経ったらふたを取って、しいたけを器に移す。

2.ジャガイモのエスカルゴ風
  ジャガイモの皮を剥いて、5ミリ巾に切ってラップにくるんでレンジで加熱する。あとは上記しいたけ同様に炒めて出来上がり。

3.ホタテ貝柱のエスカルゴ風
  生の貝柱(冷凍でも良い)を大きいものなら3枚に小さければ2枚におろす。
  あとは上記と同様に炒めて出来上がり。

4.たらのムニエルとエスカルゴソース  
  たらを一口大にそぎ切りして薄く塩・胡椒をしてメリケン粉をまぶしフライパンでエスカルゴバターで両面を焼いて白ワインで蒸し焼きす る。

5.サザエのエスカルゴ風つぼ焼き
  サザエの身を取り出して小指大に切ってサザエに詰めて上から
  エスカルゴバターを押しつめるてオーブンかグリルで焼く。
  サザエ3こを2人分にすると適量になる。
  カタツムリのエスカルゴ焼きに最も似通った食べ方と思います。

6.イカとそら豆のエスカルゴ風
  そら豆はさやからぬいて塩茹でし、甘皮を剥いておく。
  イカの裏表に網代に包丁を入れ小指大に切り塩・胡椒をする。
  エスカルゴバターを熱しイカを入れて炒め、色が変わったら
  そら豆を加えて全体を混ぜ白ワイン少々を振りかける。
このレシピ・・・茹でたパスタと和えても美味しい。


応用できる食材いろいろ
さかな   たこ・いか・たい・ひらめなど
貝類   はまぐり・赤にし・牡蛎など
茸・野菜類  えりんぎ・しめじ・まいたけ・マシュルーム・アスパラガスなど
その他   こんにゃく・厚揚げ・はんぺん・かまぼこ・ちくわ・とり肉など
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メロン食べたい

2008年06月21日 | Weblog
Gooブログにこんな企画があるとは、知りませんでした。トラックバックをはるだけで、お取り寄せのメロンをいただけるなんて。え?あ、抽選か~ でも当たったらうれしいじゃ~ん。念力で当てたる~  
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塩昆布二題(山椒昆布と塩昆布)

2008年06月14日 | 野菜類
我が家の塩昆布は、出汁をとったあとの「だしがら」の昆布を冷凍保存しておいて
適当な量になったら、冷凍保存の実山椒を加えて塩昆布を煮る・・・と言うもので、
これはこれでけっこう美味しくいただいておりました。

かねがね、「だしがら」でない昆布で塩昆布を作りたい・・と思っていましたら、
愛読書「吉兆味ばなし」に塩昆布の作り方が載っていました。
レシピは著者の故湯来貞一さんの書かれたのをアレンジしています。

昆布は堺市に住む従妹が、近所の昆布屋さんから買ってきてくれました。
いにしえより、堺は昆布の集散地、今でも昆布屋さんは健在です。

昆布もピン・キリでして、適当な長さに切ったのを袋につめた「お徳用」から、
身が厚くて、巾が広くかつ長いのを折りたたんで袋詰めした上物・・・といろいろです。

小倉屋山本の「えびすめ」はどうしてあんなに高い?と聞いたら、「えびすめ」は
上等の昆布のまん中の身厚のところ・・・選りすぐりのところだけを使っているから
高くなるのは当然です・・・と、同業の佃煮屋さんから聞いたことを思い出しました。

出来上がった塩昆布は、「だしがら」の昆布で作ったのより、美味しいできあがりでした。
レシピでは昆布を煮るのは1時間半くらい・・としています。
事実1時間半したらずいぶんやわらかくなったのでしょうゆを入れましたが、
出来上がりは歯応えのある塩昆布になりました。

お茶漬けにすると程よい柔らかさになって、お茶漬け用にはまずまずの出来でした。

湯来さんの本では3時間から4時間かけて煮る・・・水は使わず酒だけにする・・・と書いてありました。
アレンジ(=手抜き・時間+節約・酒の代わりに水)した分だけ、
歯ごたえある塩昆布にできあがりでした。

山椒昆布を煮る
材料
昆布 120g
日本酒 3カップ半
酢 小さじ3
みりん 1/3カップ
醤油 1/2カップ
たまり醤油 大さじ3
鰹まる 大さじ2
実山椒 大さじ3
作り方
パットに昆布を並べ酒半カップふりかけて
しばらなじませてラップに包んで1時間くらいおく。
昆布がしっとりしたら広げて3cm角に切る。
(昆布が平たい板昆布ならなじませるのは不要です)。
鍋に昆布と日本酒3カップと酢・みりんを加え、弱火で1~2時間くらい煮込む。
煮汁が少なくなったら日本酒か水を加える。
(煮る時間は昆布によって変わる・・・写真のは1時間半くらい炊きました。)
鍋は厚手のものを使い、落としぶたをしてその上に鍋のふたもしてトロ火でゆっくりと炊く。
昆布が充分柔らかくなったら、実山椒、醤油、鰹まる、たまり醤油を加え煮汁がなくなるまで煮詰める。
昆布は醤油を入れたらあとは柔らかくならないので、醤油を入れる前に食べてみて口の中でとけるくらいに
柔らかくなってから醤油を入れると、昆布が締まって丁度良い柔らかさの塩昆布ができる。

塩昆布を煮る
材料
昆布 100g
日本酒 3カップ
酢 小さじ3
みりん 1/3カップ
醤油 大さじ5
創味つゆ 大さじ3
たまり醤油 大さじ3
鰹まる 大さじ2
作り方
昆布を柔らかくなるまで煮るのは、山椒昆布と同じ。
昆布が充分柔らかくなったら、醤油、鰹まる、創味つゆ、たまり醤油を加え、弱火でゆっくり煮込む。
焦げつかないように、なべ底からしゃもじでこそげながら煮詰める。


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番外編:日本トップ名医

2008年06月04日 | Weblog
 昨夜(6月2日19:00~21:48)のTV大阪(関東はTV東京)で「今夜は完全保存版・医師が家族家族の命を託す日本トップ名医の名前責任持って教えす」が放映されました。

ご覧なった方もいらっしゃると思います。

番組の中で、脳血管内治療の名医「コイル塞栓術」の第一人者神戸中央市民病院脳神経外科」の坂井信幸Dr.が紹介されていました。

坂井Dr,は昨年7月に「頚動脈ステント留置術」のオペをしていただきました、わたくしの命の恩人であります。

もう一度「こんなDr.が(関西)にいらっしゃる・・と言うことを知って頂こうと思いました。

わたしが受けた治療は「ステント留置術」、頚動脈が狭窄した場所にコイル状のステントを留置するオペでしたが坂井Dr.の本領は脳動脈瘤のコイル塞栓術で、その道では国内第一人者と言われています。

頚動脈狭窄は脳梗塞の一大要因ですが、Dr.はその治療の第一人者でもあります。
年間300件以上の治療をされるそうですが、そのうち100件以上は秋田から宮崎までの23施設で行われており、(ネット検索の情報です)為にDr.は多忙を極め、神戸の病院での受診は、他の医師・医療機関の紹介が必要です。

ブログを見ていただいた皆さんの中で、あるいは身内・知人の中で頚動脈狭窄症、脳動脈瘤の病にかかられたときは、ぜひ坂井Dr.の名前を思い出してください。

わたくしの場合坂井Drのことは無知でしたが、かかりつけ医のDr.が坂井Dr.のことを知っていて紹介して下さいました。
名医にかかる・かかれないは運の良し悪しでもありましょうが、情報として知っていることは大きな強みであります。

先端医療センターは「肺がん」の放射線治療で、最近では「血管再生」の高度医療で知られてきています。
この医療センターを中心に、「神戸国際フロンティアメディカルセンター」を立ち上げる計画があります。

高度先端医療に特化し、保険適用外の先端医療にも積極的に取り組む(私のオペも保険適用外でした)。国内のほか中東・アジアなど海外からも常時患者を受け入れる、高度専門病院にする日本国内でも例のない
病院にする計画だそうです(20/1/24日経)。

この病院の名前も頭の片隅においていただきたいと思います。何かのお役に立つかも知れません。

昨夜TVで坂井Dr.の姿を見て、昨年の今頃を思い出しました。
医療に関するひとつの情報としてお送りします。
  
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ガンボ(アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズの郷土料理)

2008年06月02日 | だし・調味料・スープ類
このレシピを教わったのは日本バプテスト宣教団所属のテレサ夫人です。
彼女の家で今週の日曜日(5月25日)「ハウス・チャーチ」があり、家人と二人で参加しました。わたしたち二人ともクリスチャンではありませんが、(わたしが)聖書に興味があり、これまで何回か参加てきました。ご存知かも知れませんが「ハウス・チャーチ」がどんなものかをご紹介したいと思い、その様子を簡単に書きます。

「ハウス・チャーチ」は読んで字の如し「家庭で行う礼拝」で、この日は大人12人子供10人の参加でした。ホストはチャーリー、サポーターは同じ教団宣教師の「Nさん」(日本人35~6才くらい?)でした。
会は参会各自の自己紹介に始まり、(フォークソング調の)賛美歌をうたい、お祈りに続いて聖書の一節
(この日は「第2テモテ・3章・16節」)を指名された人が朗読します。

次に中学生以上の男(5人)と女(8人)の二つに分かれて、聖書の解釈についての勉強をします。この日のテーマは「マタイの福音書」13章3~9節「種を蒔く人」のくだりでした。お互いに自分の考えを述べ合ったあと、2グループが合流してそれをまとめて行くのです。

論議は「action」(ここでどんなことがあったか)→「possibility」(それによって起こることの可能性はなにか?)→「application」(そこから引き出される教え)へと進むのですが、難儀なことにチャーリーはあまり日本語に堪能でない・・・したがって、彼が話す言葉が直訳になって聞く方は戸惑い勝ちになります。まあ、それもひとつの愛嬌と思って、みんな楽しんでいます。

勉強会は(わたしたち夫婦以外)皆さんクリスチャンなので、この日もきちんと結論が出ました。おしまいに、6月23日に結婚する参会者の一人、Miss「K」に宣教師「N」さんは日本語で、そしてテレサが英語で(皆さん英語が堪能です)祝福を述べられました。  聞いていて感動のひとときでした。「Kさん」の彼はカナダ・カルガリーの出身、日本がとても好きな方で、職業は外人学校の先生だそうです。結婚式はハワイで行い、両家の一同がホノルルに集まって挙式する・・・それを聞いて同じようなことを思い出しました。今は亡き盟友「A」さんの娘さんのお婿さんもカナダの方、両家そろってハワイに集まって挙式された・・・のも一緒です。

この日のハウス・チャーチに参加するのに、腰が引けて(牛に引かれて善光寺参り)の家人でしたが、わたし以上に感激した様子でした。こころ温まるすばらしい会合でした。でも、信仰心薄い彼女はその日のテーマ「種を蒔く人」の意味をまったく理解していませんでした。


 ガンボと言う聞き慣れない料理を食べたのは'07年3月、近所の米人宣教師チャーリー・スイレン家の夕食会でした。
 チャーリーはルイジアナ州ニューオーリンズの生まれ、ガンボはそのニューオーリンズの郷土料理だそうです。

  
先ず、小麦粉とオイルで「ブラウンルウ」を作ります(これが一番面倒な作業であとは簡単)。
材料
オイル(キャノーラオイル・ピーナツオイルなど)135gと小麦粉(良く篩っておく)135g
その作り方です。
オイルを鍋に入れて熱し小麦粉を入れ、中火でゆっくりとかき混ぜながら炒める。ルウは仕上げが肝心。丁度良い色に仕上がった・・そのとたん一気に焦げてしまう。
洗い桶に水を張っておいて、ルウが褐色になったらすぐに鍋を水に浸して一気に冷ます。
(この作業でルウの熱が冷めて、程よいルウが出来上がります。)

次に、煮込む材料とスパイス(これが肝心)です。
材料
野菜:
オクラ   500g  へたと先を切り取り2つに切る
イタリアントマト缶  2缶
にんにく   2かけ   みじん切りにしておく
玉ねぎ  (中)2こ     同    
セロリ  (中)2本   2cm角に切る
ピーマン   8こ     同    
人参   1本     同  

魚介・肉:
剥きエビ   400g (片栗粉を大さじ1~2杯振りかけて揉み洗いして臭いを取る)
フランクフルトソーセージ    8本 2cm幅に切る

スープの素:
チキンブイヨン  2~3こ
鶏がらスープの素  小さじ2~3杯

スパイス:
ローリエ 2~3枚
ケイジャンシーズニング 小さじ  1~3
バジル・タイム・パプリカ・クミンなど小さじ1/2~1
バジル以下のスパイスは夫々の好みで適当に選んで下さい。

作り方
① 厚手の深鍋にオイルを大さじ1~2杯入れ、みじん切りのにんにく・玉ねぎが透き通るまで炒める。
② 次にセロリ・人参・ピーマンを加え良く炒め、水6カップとブイヨン・スープの素・ローリエを入れる。
③ その上にトマトとオクラ・エビとソーセージを加え、更にスパイスを加える。
④ 全体がなじんだら、ルウを加え30分くらい煮込む。

食べ方
写真のようにお皿に盛ったご飯に、ガンボをかける(カレーに似てませんか)。
今回はエビとソーセージにしましたが、白身の魚やホタテの柱や鶏肉・ラム肉でもOKです。

 
食事中「ガンボに」に使うスパイスの説明の中で、「クレオール」と言うのに目が留まりました。プレスリーの映画「闇に響く声」の主題歌「キングクレオール」を思い出したからです。映画の舞台はニューオーリンズ、ザリガニ売りの1シーンがありました。
 ガンボはそのザリガニとオクラが主材、そして「ガンボ」とはフランス語で「オクラ」のことでした。ルイジアナは古くはフランスの植民地(時の国王ルイ14世に因んでつけた地名)、19世紀にアメリカが買い取りました。

 オクラと(ザリガニの代わりの)エビのほかトマト・ピーマンなどの野菜と鶏肉・ソーセージを煮込んだスープ(と言うよりカレーに似たルウです)をご飯に掛けて食べました。一風、変わった珍しい料理なので、作り方を夫人のテレサに教えてもらいました。

 1回目はそのときのメモと首っ引きで作ったので、けっこう手の込んだ料理だな・・と思いました。ネットも検索して見ましたが、テレサの作りかたとほぼ同じでした(彼女は基本に忠実でした)。

 2回目は、自分流にアレンジし(カレー作りをイメージして)作りました。それが今回(上記)のレシピです。
 (メモに忠実なレシピでは、読んだだけでウンザリして、皆さん作っていただけないと思いました。)
 教えてくれたテレサがこのレシピを見たら、余りな簡略化・手抜きにさぞビックリすると思います。

 それでも、出来上がったガンボの味は、(テレサが作った)本場仕込みのものと違わないと、家人一同が言いましたニューオーリンズでは日本の味噌汁のように親しまれ、食材も味も家ごとに違うんだそうです。



 

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