色どり華やかでしかもおいしいクリームシチューです。肉類・魚介類の代わりにうずらの | ||||||
卵を使いました。栄養成分的にバランスがよく、中でもカルシウムが多いのが特長です。 | ||||||
火の通りやすい食材なので短時間ででき、コストも安い・・これで800円ほどでした。 | ||||||
材料 | ・・3人分 | |||||
ミックスビーン | 1パック | 230g | ・・パックから出して水切りしておく | |||
うずらの玉子 | 1パック | 70g | ・・同 | |||
玉ネギ | 1こ | 200g | ・・2~3センチ角に切る | |||
人参 | 5センチ | 60g | ・・4ミリ厚さのいちょう切り | |||
パプリカ・赤 | 1/3こ | 60g | ・・2センチ角に切る | |||
マッシュルーム | 3こ | 40g | ・・5ミリ巾にスライス | |||
芽キャベツ | 6こ | 40g | ・・傷んだ葉を取り除き水洗いしておく | |||
調味料 | ||||||
オリーブオイル | 大さじ1 | 10g | ||||
ホワイトソース | 2パック | 140g | ||||
牛乳(低脂肪) | 300cc | |||||
マギー | 1こ | 4g | ||||
フュメドポワソン | 小さじ2 | 10g | ||||
作り方 | ||||||
1.玉ねぎを炒める | ||||||
2.オイルが回ったら人参を加え塩コショウを振る | ||||||
3.パプリカとマッシュルームを加える | ||||||
4.ミックスビーンを加え、続けて牛乳を加える | ||||||
5.マギーとフュメドポワソンを加えて煮る・・5分 | ||||||
6.うずらの卵と芽キャベツを加え3分煮る。 | ||||||
7.味見して調え、器に盛り付ける |
前回お伝えしたレーモン・クノー作、朝比奈弘治訳「文体練習」99の文体の中、一つだけ英語
で書いたものがあります。題して「イギリス人のために」の一部を下に転記します。 前回送信
したレシピ№1482のメール文の、中段から下の「S系統のバスの中・・」の一節の英訳?です。
R he know off eel gallow, what a she were, bus knee no ream ash-eater. Man in death-
eater. Heatly no worker monogamy aim ash-eater. So knock be were totem honor guark,
bow senior under him oh ! my tale no death. Curry what nully no hit knee, ashore whom
a letter toe it eh ! Oh ! corridor she mash-eater. So lay color, ah ! It a sake in issue worry
mush-eater.
これを声を出して読むとわかるのですが・・、わたしは次のように翻訳しました。
ある日のお昼ごろ、わたしは、 バスにのりました。 満員でした。ひとりの若者が見えました。
その首はとても長く、帽子には編んだ紐を巻いてるのです。 彼はとなりの人に、足を踏まれた
と言って怒り出しました。それから、空いた席にすわりました。
これ以外にも、「古典的」と題して「枕草子」をもじったものや、「ちんぷん漢文」と題した漢
詩調、「いんちき関西弁」と題した京都ことば、「集合論」と題した数学調などの文体が、読ん
でいて(とてもおもしろく)吹き出しながら、一気に読み終わりました。
私はこの本を市の図書館から借りて読みました。奥付に「2020年5月18日・初版第13刷発行」と
あり、発行は朝日出版社。値段は「3398円+税」本文195頁の本としては高価な感じです。装丁
が洒落ていて、手許に置いて楽しい本と思い、ネット検索すると版元に在庫がありました。
レシピはクリームシチュー二題です。その一つは角切り豚肉と野菜、二つ目は豆と野菜を材料に、
寒い日の夕食用に作りました。野菜たっぷりのクリームチューは、①栄養バランスが良い、②おい
しくてからだが温まる、③低コストで手軽にできる料理・・とおもいます。お好みの食材にアレン
ジしてお試しください。
角切りの豚肉と野菜のクリームシチューです。材料や作り方の手順が多いワリには | ||||||
手軽にできます。野菜は玉ねぎ・人参・ジャガイモは必須であとは好みで増減します。 | ||||||
分量を3~4人分としましたが、若い方だと2人分でしょう。おいしくて温まる料理です。 | ||||||
材料 | 3~4人分 | |||||
豚肉・角切り | 1パック | 180g | ・・大きいのは2センチ大に切って、塩コショウを振っておく | |||
玉ねぎ | 1こ | 160g | ・・皮むきして(芯をつけたまま)タテ六つ割りに切る | |||
ジャガイモ | 1こ | 140g | ・・皮むきして2~3)3センチ大に切る | |||
人参 | 5センチ | 80g | ・・皮むきして2センチ巾の半月切り | |||
芽キャベツ | 6こ | 40g | ・・傷んだ葉をとって水洗いして拭きとっておく | |||
マシュルーム | 6こ | 50g | ・・布巾で拭いて、大きいのは半分に切る | |||
パプリカ赤 | 1/4こ | 60g | ・・2センチ角に切る | |||
調味料 | ||||||
バター | 大さじ1.5 | 15g | ||||
牛乳・ | 300cc | |||||
ホワイトソース | 2パック | 140g | ||||
マギー | 2こ | 8g | ||||
塩コショウ | 適宜 | |||||
作り方 | ||||||
1.バター大さじ1を溶かし豚肉を炒める。 | ||||||
2.豚肉の色が変わったら、玉ねぎ・人参・ジャガイモを入れて炒める。 | ||||||
3.玉ねぎがしんなりしたら牛乳を加えて煮る。 | ||||||
4.沸き立ったら火を弱め、12~3分煮る。 | ||||||
5.ジャガイモが柔らかくなったらホワイトソースを加える。 | ||||||
6.バター大さじ1/2を溶かし、芽キャベツ・パプリカ・マシュルームを炒める。 | ||||||
7.全体にバターがなじんだら5.に加え、3~4分煮る。 | ||||||
8.味見して調え、器に盛りつけできあがり。 |
レシピはごぼう二題「ごぼうの味噌汁」と「ごぼうと牛肉のキンピラ煮」です。生のごぼう100g
には、食物繊維5.7gを含み野菜ではトップクラスです。その5.7gの内訳は水溶性が2.3g、不溶性
が3.4gで水溶性が多いのが特長です。また、多くの野菜は調理するときに、水溶性の食物繊維が
流出して量が減るのが一般的ですが、ごぼうはその量が減らない・という優れものでもあります。
たとえば、野菜のなかで食物繊維が多いのはラッキョウで、調理前のものは20.7gもありますが、
そのうち18.6gが水溶性、甘酢に漬けるとそのほとんどが流出して2.9gにまで落ちてしまいます。
その点ごぼうは茹でても流れ出ないのがよろしいですね。
レシピの食材は二つとも「ささがきごぼう」です。一つはごぼうだけの味噌汁、あと一つもごぼう
と牛肉だけで材料的にはシンプルです。作り方の特徴は、①ささがきごぼうはアク抜きせずに調理
すること、②牛肉を熱湯に通して脂抜きすること・・の二つと思います。
牛肉は脂身が少ない「すき焼き用もも肉」を使います。「細切れ」や「切り落とし」も試しました
が、脂身が多いのと切り身の厚さなど、結果的に「すき焼き用もも肉」が最適でした。脂が少ない
もも肉でも、湯通しすると(脂が溶けて)1割か2割ほどは目減りする。さらに調味量で煮るとまた
1割ほど目減りして、200gの肉が150gほどになる・・牛肉の佃煮(の値段)が高い筈です。
二つのレシピ手順としては、味噌汁の出汁をつくるのと、キンピラ煮の牛肉を湯通しするのに少し
テマがかかりますが、おいしい味噌汁とお惣菜ができます。今回コスとは味噌汁は序文記載の通り、
キンピラ煮は牛肉とごぼう合わせて1,100円ほど(調味料不算入)でした。
ささがきごぼうの赤みそ仕立てで、具材はごぼうだけ。ささがきにはピーラーを | ||||||
使いましたが、面倒でなければ包丁使いがよいと思います。今回コストは、出汁 | ||||||
の昆布と削り鰹が100円、ごぼう45円、八丁味噌35円・・出汁が一番高価でした。 | ||||||
材料 | ・・2人分 | |||||
ごぼう | 1/2本 | 70g | ・・たわしでこすり洗いする | |||
調味料 | ||||||
出汁昆布 | 5センチ | 5g | ||||
削り鰹 | 一つかみ | 5g | ||||
水 | 2.5カップ | 450cc | ||||
八丁味噌 | 大さじ2 | 20g | ||||
溶き芥子 | 適宜 | |||||
作り方 | ||||||
出汁をとる | ||||||
鍋に水と出汁昆布を入れて弱火にかける | ||||||
沸き立つ寸前に昆布を引き上げ、削り鰹を入れる | ||||||
沸き立ったら火を止め、鰹が落ち着くまでしばらく置く | ||||||
網ザルで出汁を漉しとって鍋に戻し弱火で煮る。 | ||||||
ごぼうをささがきにして煮る | ||||||
ごぼうを5センチ長さの「ささがき」にする。 | ||||||
・・ピーラーを使うと厚さが均等にできる・・ | ||||||
ささがきにしたごぼうを、出汁を張った鍋に入れて火を強める。 | ||||||
・・ささがきにしたら(水にさらさず)直に出汁に入れて煮る・・ | ||||||
ごぼうが柔らくなったら味噌を加える | ||||||
ごぼうを入れた鍋が煮立ったら火を弱め、中火で3~4分煮る。 | ||||||
ごぼうに火が通ったら味噌を溶き入れ、味を調えてできあがり。 | ||||||
器に盛り付け、(好みで)溶き芥子を添える |
スープたっぷりの夏向きのビーフチューです。夏はどうしても食欲不振になりがちな | ||||||
ので食べ易いようにサラっとしたスープ状に、味つけはしっかりにします。材料の分量 | ||||||
は多目かも知れませんが、これ位は食べて暑さに負けない体力にしたいと思います。 | ||||||
材料 | ・・4人分 | |||||
角切り牛肉 | 400g | ・・軽く塩胡椒をまぶしておく | ||||
玉ネギ | 2こ | 300g | ・・皮むきして(根をつけたまま)タテ4つに切る | |||
人参 | 200g | ・・皮むきして一口大に切る | ||||
マシュルーム | 100g | ・・濡れ布巾で拭き大きいものは二つに切る | ||||
ニンニク | 10g | ・・皮と芽の部分を取り除いてみじん切り | ||||
インゲンマメ | 50g | ・・筋とりして5センチ長さに切り塩茹でしておく | ||||
調味料 | ||||||
赤ワイン | 1カップ | 180cc | ||||
フォンドボーペースト | 1パック | 22g | ・・ハウス食品製 | |||
ブイヨンペースト | 1パック | 30g | ・・同 | |||
デミグラスソース | 6パック | 300g | ・・ハインツ日本社製 | |||
バター | 大さじ2 | 20g | ||||
塩胡椒 | 適宜 | |||||
水 | 2.5カップ | 450cc | ||||
作り方 | ||||||
1.鍋にバター大さじ1を溶かしニンニクを炒め、続いて(塩胡椒した)牛肉を炒める。 | ||||||
2.牛肉の色が変わったら(トレーなどに)引き上げておく。 | ||||||
3.鍋に残りのバターを加えて溶かし玉ねぎと人参・マシュルームを加えて炒める。 | ||||||
4.玉ねぎと人参がしんなりしてきたら、トレーの牛肉をもどし、赤ワインを加え強火で煮る。 | ||||||
5.鍋の中が沸き立ったら、水とフォンドボーとブイヨンペースト加え中火で30分煮る。 | ||||||
6.途中でデミグラスソースを加え、20分ほど煮込む。 | ||||||
7.味見して調え、火をとめてしばらくおいてなじませる。 | ||||||
8.器に盛りつけ、茹でたインゲンマメを添える。 |
今日8月15日は「お盆の日」、我が家の小さな仏壇にキュウリとナスに割り箸の足を刺した馬と牛をお供えしました。この馬の由来は、ご先祖が浄土と現世を行き来するときに乗るためのもので、「精霊馬」と言いキュウリは「迎えの馬」、ナスは「送りの牛」と言います。
精霊馬は、(本来は)浄土真宗以外の宗派でお供えするそうですが、昨今では浄土真宗の家でもお供えするようです。お盆が終わったあとは、キュウリとナスに塩を振って清め、白い紙に包んで「燃えるゴミ」として廃棄します。
お盆にご先祖が帰って来ると聞き、映画「ツナグ」を思い出しました。今から12年前の映画で、作家辻村深月さん作のファンタジックな小説を映画化したもの。主演は松坂桃李さん、共演は仲代達矢さん、遠藤憲一さんや亡くなった樹木希林さん、八千草薫さんなど多士済済です。
「ツナグ」は、死んだ人と生きている人の仲立ちをし、満月の夜に二人を会わせる。二人が会うのは日の入りから日の出までの時間に限られる・・というお話。実際にはあり得ないはなしですが、映画を見ていると「ツナグ」という人がいるような気持になりました。
もしも「ツナグ」がいて、死んだ人に会わせてくれるとしたら、わたしは73歳で亡くなった母親に会いたい、会って一言お詫びの言葉を伝えたい・その一念に尽きます。何をお詫びしたいの?と訊かれても、それはわたしと母親だけでしかわからないことです。人夫々に、亡くなった人のうちの誰かにそんな思いが一つや二つはあるもの・・と(わたしは)思います。
映画「ツナグ」を見たいときは下のURLを検索して下さい。ただし「youtube」での視聴は有料(予告編は無料)になります。
ツナグ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
レシピは「ハッシュドビーフ」と「スープたっぷりのビーフシチュー」です。殺人的な暑さが続いて、食べるものが淡白なものになりがちですが、時にはこういうのを食べて欲しいと思います。
短時間でできるハッシュドビーフです。私流では先ずソースを作ります。次に玉ねぎを | ||||||
炒めてソースの鍋に入れ、牛肉を炒めてソースの鍋に入れて3~4分煮てできあがり。 | ||||||
作り始めて30分以内でできる(料理にかける時間を短かくしたい方向きの)レシピです。 | ||||||
材 料 | ・・2人分 | |||||
牛薄切り | 180g | ・・3cm大に切り塩コショウを軽く振っておく | ||||
玉ねぎ | 1こ | 340g | ・・2~3mmの半月に切る | |||
塩・胡椒 | 少々 | |||||
バター | 大さじ 2 | 20g | ||||
ソースの材料 | ||||||
デミグラスソース | 2パック | 100g | ・・ハインツ日本社製 | |||
赤ワイン | 1/2カップ | 90cc | ||||
トマトペースト | 大さじ 2 | 20g | ||||
トマトケチャップ | 大さじ 2 | 20g | ||||
ブイヨンペースト | 1パック | 30g | ・・ハウス食品製 | |||
1.ソースを作る | ||||||
フライパンにデミグラスソースと赤ワインを入れて中火にかける。 | ||||||
沸き立ったら、トマトペースト・トマトケチャップ・ブイヨンペーストを加える。 | ||||||
中火で3分煮て火を止める。 | ||||||
2.玉ねぎを炒める | ||||||
フライパンにバター大さじ1を入れて火にかけ、玉ねぎを炒める。 | ||||||
玉ネギが透明になったら1.のソースの鍋に移す。 | ||||||
3.牛肉を炒める | ||||||
フライパンに、バター大さじ1を入れ、牛肉を炒める。 | ||||||
肉の色が変わったら1.のソースの鍋に移す。 | ||||||
4.玉ねぎと牛肉をソースと合わせて煮る | ||||||
炒めた玉ねぎと牛肉をソースに混ぜながら中火で煮る。 | ||||||
3~4分中火で煮て、味見して調えて出来上がり。 |
レシピは前作「パセリのスープ」の材料のうち、パセリを人参に変えたスープ | ||||||
です。できあがりは、色合い味わいがガラリと変わりますが、栄養成分は似た | ||||||
数値になりました。一日に一回(いつでもよろしい)食べて欲しいスープです。 | ||||||
材料 | ・・4人分 | |||||
ジャガイモ | 2こ | 250g | ・・皮むきして3mm巾のいちょう切り | |||
人参 | 6cm | 60g | ・・同 | |||
玉ネギ | 1/2こ | 60g | ・・みじん切り | |||
水 | 1カップ | 180cc | ||||
低脂肪牛乳 | 1.5カップ | 270cc | ||||
調味料 | ||||||
バター | 小さじ1 | 5g | ||||
マギー | 2こ | 8g | ||||
作り方 | ||||||
1.バターを熱し、玉ねぎを炒める。 | ||||||
2.玉ねぎが透明になったらジャガイモと人参を加えて炒める。 | ||||||
3.ジャガイモと人参がしんなりしてきたら水とマギーを加えて煮る。 | ||||||
4.ジャガイモがやわらかくなったら火を止めてしばらく置く。 | ||||||
5.粗熱が取れてからミキサーにかけペースト状にする。 | ||||||
6.ミキサーから鍋に戻し、牛乳を加えて火にかける。 | ||||||
7.沸き立つ直前に火を止めて器に盛りつけて出来上がり。 |
数のはなしを続けます、今回は英語の巨大数「googol(グーゴル)」について。「googol」は、1920年アメリカの数学者エドワード・カスナーが作った10の100乗 (10100) の名称です。名付けたのは当時9才の甥っこのミルトンでした。エドワードは、ミルトンに「1のあとに0が100個続く数の名前を考えてほしい!」と頼んで、つけて貰ったのが「googol」でした。
インタネットでおなじみの「google(グーグル)」は、googolが由来と言います。googleの共同開発者ラリー・ペイジが、開発したシステムの名前を「googol」とするのを、スぺルを間違えて「google」にしたと言う。因みに、ラリー・ペイジは世界の富豪トップ10のうち8位1260億ドル、共同開発者のセルゲイ・プリンが10位の1211億ドル(2024年4月現在)と言います。
いま、観測可能な宇宙に存在する原子の数 が1097個レベルというので、1googolは、全宇宙の原子よりも多いことになります。ところがgoogolよりまだ上の単位「googolplex」というのがあって、その数は「10のgoogol乗」と言います。
以前、「不可説不可説転」という華厳経での巨大数をお伝えしましたが、「googolplex」の方がより大きいと言います。どちらも想像の範疇を超える大きさです。これまでお伝えした巨大数を並べると、無量大数 <googol < 不可説不可説転 < googolplex の順になります。
レシピは、ジャガイモベースのポタージュ二題「パセリのスープ」と「ジャガイモと人参のポタージュ」です。栄養成分欄に表示していませんが、二つともカリウムが豊富で「パセリの・・」が1900μg、「ジャガイモと・・」は1500μgを含んでいます。カリウムは、塩分を体外に排出する働きがある。通常、大人一日の摂取量は2500μgが望ましいと言います。血圧が気になる方は積極的に摂って欲しい成分です。
借りている前の田んぼに植えたパセリの苗が大きく育ちました。畑は今月末が期限 | |||||||
でパセリを刈り取り「さてどうしよう!」 と考え、ポタージュを作ってみました。出来上 | |||||||
がりは「good!」で、大抵の野菜は「ポタージュにできる!」ということの実験でした。 | |||||||
材料 | |||||||
パセリ | 5本 | 25g | ・・みじん切り | ||||
ジャガイモ | 1こ | 80g | ・・皮むきして3mm巾のいちょう切り | ||||
玉ネギ | 1/4こ | 40g | ・・みじん切り | ||||
低脂肪牛乳 | 2/3カップ | 120cc | |||||
水 | 1/2カップ | 90cc | |||||
調味料 | |||||||
バター | 小さじ1 | 5g | |||||
マギー | 1こ | 4g | |||||
フュメドポワソン | 小さじ1/2 | 3g | |||||
砂糖 | 小さじ1/2 | 3g | |||||
作り方 | |||||||
1.バターを溶かし玉ねぎを炒め、透明になったらジャガイモを加えて炒める。 | |||||||
2.ジャガイモがしんなりして透明になったら水を加えて中火で煮る。 | |||||||
・・このとき、マギー・フュメドポワソン・砂糖も同時に加える・・ | |||||||
3.6~7分煮てジャガイモが煮えたら火を止め、しばらく置いて冷ます。 | |||||||
4.粗熱が取れたら、パセリを加えてミキサーにかける。 | |||||||
5.4を鍋に移し、低脂肪牛乳を加え沸騰させない程度に煮て、味を調えできあがり。 | |||||||
今回調べると、7日を1週間にしたのはBC3000年ころのシュメールが発祥であると言います。
シュメールは、古代メソポタミア文明の発祥と言われ「すべての歴史はシュメールより始まる」という言葉があります。場所は今のイラクあたり、チグリス・ユーフラテス川流域です。
7日の根拠には諸説あると言い、代表例に月の満ち欠けの説があります。新月から上弦月・上弦月から満月・満月から下弦月・下弦月から新月と、それぞれの満ち欠けが約7日間であることから、1週間の原点となったという説です。
シュメールでは、7日ごとに月の神を祀っていました。時代が下がってバビロンの頃には「7」の数字が不吉とされ、月の7日・14日・21日・28日は不吉な日なので、人々は家にこもって静かに過ごしました。その習慣が「休息日」の始まりになった・・と言う説があります。
バビロンには、イスラエルの人々が捕囚として強制移住させられていました(バビロン捕囚と言う)。上記7日ごとの休息日をイスラエルの人々が採り入れたのは、バビロンの人々の習慣にならいユダヤ歴に取り入れた。それが聖書の(天地創造の)安息日になったらしいと言います。
安息日その他については次回以降にお伝えします。
レシピは「エビとジャガイモのグラタン」と「玉ネギとエビのスープ煮」の二つ。温かい料理です。この4~5日は夏日再来を思わせる気温でしたが、週末の日曜日から冷え込んでくる予です。寒い日の夕食に食べて欲しい一品です。
玉ネギと人参・ベーコンを細切りしてバターで炒めて、トマト味で煮込んだ具沢山のスープ
煮です。エビは茹でた皮付き使いましたが、生エビのときは煮込みの途中で加えて下さい。
トマトは水煮のほかピューレやジュースも良いと思います。寒い日に喜ばれるスープ煮です。
材 料 ・・2人分
エビ(茹で) 10尾 60g ・・皮むきした正味量
ベーコン 2パック 80g ・・細切り
玉ネギ 1こ 180g ・・くし型の薄切り
人参 4cm 40g ・・千切り
インゲン豆 1本 10g ・・茹でて細切り
トマト・水煮 1/2パック 120g
調味料
バター 大さじ 1 10g
マギー 2こ 8g
水 2カップ 180cc
作り方
フライパンにバターを溶かしベーコン・玉ネギ・人参を炒める。
玉ネギが透明になったらマギー・トマト水煮と水を加えて4~5分煮込む。
エビ(茹で)を加えて一煮立ちして火を止める。
・・茹でエビを使うので、長く煮込まなくても良い・・
・・生エビのときは、1~2分煮込むかバター炒めして加える・・
器に盛り付け、細切りしたインゲン豆をのせて出来上がり。
ウムがタップリです。骨粗しょう症予防の見地から、高齢の方にお勧めですが、小さい方や
青壮年の方も食べてほしい。下拵えのあとはオーブン任せで、思ったより簡単にできます。
材 料 ・・2人分
ジャガイモ 1こ 160g ・・皮むきして3ミリ巾のいちょう切り
むきエビ 1パック 160g ・・水洗いしてザルに上げ、ペーパーで水気を拭き取る
マシュルーム 1パック 50g ・・薄切りしった水煮の紙パック入り
バター 大さじ 1 10g
牛乳 1カップ 180cc
ホワイトソース 1パック 70g
塩・胡椒 適宜
トッピング用
パン粉 大さじ2 20g
ピザ用チーズ 大さじ2 20g
作り方
1.フライパンを火にかけてバターを溶かし、ジャガイモ・エビ・マシュルームの順に炒める。
2.途中で塩・胡椒を振って炒めながら牛乳を加え、3~4分煮る。
3.ジャガイモが柔らかくなったらホワイトソースとクリームチーズを加える。
4.オーブンを180度に設定して予熱する。
5.グラタン皿に、3.を入れて平らにならす
6.オーブンにグラタン皿を入れて180度で15分焼く。
7.グラタン皿を取り出して、パン粉粉チーズをと表面に振る。
8.オーブンにグラタン皿を入れて180度で5分焼いてできあがり。
α-リノレン酸はクルミ100gに9gを含んでいて、食品の中で5番目に多い食材です。1番多いのはエゴマ油₍100g中)の58g、以下アマニ油57g、エゴマ(乾₎とアマニ(炒り)が同量の24gです。
以下多い食材は、ナタネ油、大豆油、マヨネーズ、大豆食品の高野豆腐、油揚げ、湯葉などほかホウレンソウなどの葉菜類があります。
α-リノレン酸の大人一日の必要量は2.5g程度で、クルミに換算すると28gです。クルミ100gの熱量は713kCaなので、28gのクルミは200kCalとけっこう高いカロリーになります。
α-リノレン酸は、大豆食品や葉菜類などからも摂取できるので、レシピではクルミの摂取量を15g(普通のクルミ4こほど)にしました。クルミには上記成分以外にも、ポリフェノールなど抗酸化物質も豊富で体に良い食材ですが、高カロリーなことを忘れず程々に召し上がって下さい。
クルミ100g中、α-リノレン酸9gを含み食品の中でも5番目に多いと言う。クルミが体に良い
と言われる由縁で、α-リノレン酸は体に入ってDHAやEPAを作り出します。一日の必要量
は2.5g程度でクルミ28g食べれば充足できます。そんなわけでクルミの佃煮をつくりました。
材 料
クルミ・炒り 1パック 150g
調味料
醤油 大さじ 2 20cc
砂糖 大さじ 3 30g
みりん 大さじ 1 10cc
日本酒 1/3カップ 60cc
作り方
調味料全部を鍋に入れて強火にかける。
沸き立ったらクルミを加え、中火にして煮る。
煮汁をが少なくなったら火からおろす。
鍋のクルミをスノコなどに移して煮汁を切る。
クルミが冷めたらフタつきの器に入れる。
試作しました。それなりに美味しかったのですが、炒めた玉ねぎを加えてみると、これはまた
コクが出ておいしい。どっちがおいしいかは好みですが、レシピは玉ねぎを加えました。
材 料 ・・2人分
そら豆 7こ 220g ・・さや抜きした豆の皮を剝いておく・・正味量80g
ジャガイモ 1/2こ 80g
玉ねぎ 1/2こ 50g
牛乳 120cc
水 1カップ 180cc
調味料
バター 大さじ 1 10g
マギー 2こ 8g
作り方
玉ねぎとジャガイモをバターで炒める。
玉ねぎが透明になったら、水とそら豆・マギーを加えて煮る。
4~5分煮て火を止めて冷まし、ミキサーにかける。
ペースト状になったら鍋に戻し、牛乳を加えて煮る。
味見して調え、器に盛り付けて茹でたそら豆を(飾りに)のせる。
・・トッピングのそら豆は材料の分量外で、茹でて皮むきする・・
前々回お伝えしたエンドウ豆は、10月下旬に植えて4月に収穫なので6か月かかり、そら豆と同様に栽培期間が長いのが特徴です。エンドウ豆とそら豆の値段が高いのは、栽培期間が長いからかも知れません。
栽培のテマはそら豆の方がウンとラクです。エンドウ豆のように支柱たてやネット張りがなく、病虫害もエンドウ豆ほどでない。そのワリにそら豆の値段が高いと思います。さやが6~7こ入ったパックが300円ほどでした。
細かいはなしですが、そら豆をさやむきすると豆よりさやの方が量が多い。900gのそら豆は、さやが500gで豆は400g、その400gの豆を皮むきした中身は320gでした。要するにさやつきのそら豆の可食部分は36%で、残りの約3分の2は廃棄する。因みに、エンドウ豆のさやと豆の割合は半々で50%の歩留りでした。以上は私の実測によります。
そら豆の収穫期間は約4週間(エンドウ豆2週間の2倍も長い)です。初期のころはごく未熟で色は濃い緑色、食味は柔らかでほのかに甘い。日がたつにつれ色は黄緑色から黄色になって、食味はかたくて粉っぽくなります。
レシピ「スープ煮」と「ポタージュ」は、完熟直前の豆の色が黄緑色になったのを使いました。二つとも豆を多く使う料理ですが、この頃になると値段が安くなって求めやすくなります。今がその時分なので、この春最後のそら豆を楽しんでください。
玉ねぎと人参とベーコンをバターで炒め、そら豆を加えたスープ煮です。そら豆は火の通りが
早いので人参が柔らかくなってから加えます。そら豆は完熟に近いおはぐろが黒くなったても
スープ煮するとおいしく食べられます。
材 料 ・・2人分
そら豆 10こ 280g ・・さや抜きした豆の皮を剝いておく(正味量は100g)
玉ねぎ 1/2こ 100g ・・1センチ角に刻む
人参 3センチ 30g ・・厚さ3ミリ×1センチ角に切る
ブロックベーコン 5センチ 60g ・・同
調味料
バター 大さじ 1 10g
マギー 2こ 8g
水 1.5カップ 270cc
作り方
フライパンにバターと玉ねぎを入れて火にかけて炒める。
玉ねぎが透明になったらベーコンと人参を加えて炒める。
全体が馴染んだら水とマギーを加えて3~4分煮る。
人参が柔らかくなったらそら豆を加え、2~3分煮て出来上がり。
・・皮むきしたそら豆は日の通りが速いので、遅れて鍋に入れる・・
食用に適さなくなります。食べるのは今のうちで大量消費できる料理を作ろう・・と思い立った
レシピです。はじめてつくりましたがおいしいポタージュができました。
材 料 ・・2人分
白ネギ 5本 250g ・・小口より薄切り
ジャガイモ 1こ 80g ・・皮むきしてイチョウ型の薄切り
蕪 1こ 60g ・・皮むきして薄切り
パセリ 適宜 ・・みじん切り
バター 大さじ 1 10g
フュメドポワソン 小さじ 2 4g
クリームチーズ 1パック 16g
牛乳 2カップ 180g
作り方
1.フライパンにバターを溶かし刻んだ白ネギを炒める。
2.ネギがしんなりしてきたらジャガイモと蕪を加えて炒める。
3.ジャガイモがと透明になったら水半カップを加えて煮る。
4.沸き立ったらクリームチーズとフュメドポワソンを加えて煮る。
5.クリームチーズが溶けたら火を止めてしばらく置く。
6.人肌ほどに冷めてからミキサーにかける。
7.ペースト状になったら鍋に入れ牛乳を加えて火にかける。
8.味見して調え沸き立つ前に火を止めて器にうつす。
9.パセリのみじん切りを落として出来上がり。
今回食材のテーマは、アブラナ科野菜とビタミンⅭを採り上げました。クリームシチューに使ったカリフラワー・ブロッコリー・芽キャベツ・カブはすべてアブラナ科の野菜です。
アブラナ科野菜は、上記以外に大根・白菜・小松菜・水菜・壬生菜・キャベツ・菜の花・青梗菜等々があり、総じて冬が旬の野菜が多いです。アブラナ科野菜の特長としての一つにビタミンⅭが豊富なことがあります。ビタミンⅭの効果の主なものに「抗酸化作用」と「免疫力の向上」があります。
抗酸化作用とは、活性酸素から体を守る作用のことで、活性酸素は呼吸で取り込んだ酸素の一部が活性化したものです。活性酸素は細胞を傷つけてしまいますが、ビタミンCは活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素の詳細については次回お伝えします。
また、ビタミンCには白血球を活性化させる働きがあります。白血球のなかのリンパ球を活性化させてウィルスや細菌を排除したり増殖を抑える働きがあり、ビタミンⅭをしっかり摂っていれば風邪を引きにくい体になります。
ビタミンⅭの一日の必要量安は、大人の場合で100㎎とされています。今回レシピのクリームシチューは(一人当たり)135mgのビタミンC含んでいます。一方の白ネギのポタージュは31mgで、ビタミンCは少ないものの、ネギは体を温める効果があります。
風邪を引きにくい体づくりに、アブラナ科野菜とネギを使ったおすすめのメニューです。
野菜とエビたっぷりのクリーム煮です。野菜は全部で520g・・1人当たり260gなので、これ1食
1日の必要量(350g)の90%が摂取できます。タンパク源にエビと牛乳を使うので摂取熱量が
低くカルシウムも豊富なバランスの取れたにクリームシチューです。
材 料 ・・2人分
エビ 12尾 180g ・・皮むきして片栗粉をまぶし水洗いし、水気を拭きとる
カリフラワー 小 6房 60g ・・水洗いして水気を拭きとる
ブロッコリー 小 6房 60g ・・同
芽キャベツ 6こ 60g ・・同
かぶ 2こ 60g ・・皮むきして一口大に切る
人参 1/3本 80g ・・同
玉ネギ 中 1こ 120g ・・同
牛乳 1カップ 180cc
調味料
オリーブオイル 大さじ 1 10g
バター 大さじ 1 10g
マギー 1こ 4g
フュメドポワソン 小さじ 2 4g
白ワイン
ホワイトソース 2パック 140g
水 1/2カップ 90cc
作り方
1.玉ねぎと人参をオリーブオイルで炒める。
2.全体にオイルが回ったら残りの野菜を加えて炒める。
3.水とマギー・フュメドポワソンを加え、ふたをして蒸し煮する。
4.エビをバターで炒め、白ワインを加える。
5.野菜を煮た鍋にエビを入れ、牛乳とホワイトソースを加える。
6.ふたをして中火で3~4分煮てできあがり。
ゴマ」と「松の」実を加えました。釜揚げシラスは外国産の冷凍もので1㎏が1080円でした。
前作「青ノリの佃煮」同様、出来上がりまで目がはなせません。出来上がりは600gでした。
材 料
シラス(冷凍) 1/2パック 500g ・・解凍しておく
煎りごま 大さじ 4 40g
クルミ 40g ・・細かく砕いておく
松の実 20g
調味料
濃口醤油 1/3カップ 60cc
創味つゆ 大さじ 3 30cc
たまり醬油 大さじ 3 30cc
みりん 1/3カップ 60㏄
日本酒 2/3カップ 120cc
砂糖・黄ざら 100g
作り方
1.調味料全部を鍋に入れて火にかける。
2.沸き立ったら、シラスを加えて煮る。
・・シラスは一度に入れず4~5回に分けて鍋に入れる・・
3.初めの3~4分は強火で、あとは中火にして14~15分。
・・全体に火が入るよう鍋をゆすったりあおったりして、箸などで混ぜないこと。
シラスは軟らかく箸などで混ぜると身が崩れる。出来上がるまでシラスに触らない・・
4.煮汁が少なくなったらクルミを加え2~3分煮て火を止める。
5.炊き上がったら目の小さいすのこに移して煮汁を切る。
6.煮汁を落としてからレンジ(あたためモード)にかける。
7.全体がパラりとなったら煎りごまと松の実を混ぜ込んでできあがり。