男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1333 一口がんもと青菜の炊き合せ

2022年03月28日 | 豆類・とうふ類
脂質のはなしのつづきで、今回コレステロールをとり上げます。私たちの身体には4種類の脂質があり何れも生きていくのに必要不可欠な物質で、コレステロールはその一つと言います。
私たちが必要とするコレステロールは、体内(肝臓)で合成するものと、食事で摂るものとの二つがあります。そのうち体内合成するのが70~80%、食事から摂るのが20~30%と言います。因みに、体内合成する量は、体重50kgの人で1日600~650mgが主に肝臓で作られると言います。
私たちのからだは、コレステロールを食事から多くを摂ると肝臓でのコレステロール合成が減少し、逆に少ないと合成量が増加するという。つまり、食事で摂るコレステロールの量の多寡で体内合成がコントロールされていて。コレステロールの摂取量が、そのまま血中総コレステロール値に反映されるわけではないと言います。 言い換えれば、コレステロールを多く含む食品を食べても、血中のコレステロール値には影響がないと言い、厚労省は2015年、日本人の食事摂取基準からコレステロールの上限値を撤廃しました。とは言いながら、脂質異常症予防の見地から、1日当たり上限200㎎が望ましいとしています。日本人1日の摂取量は成人男性で300㎎。同女性で260㎎ほどと言います。
私はこれまで、卵は1日1個までにしないとコレステロール値が上がる、イカやタコ、エビ、貝類にイクラなどの魚卵も、コレステロール値が高くなるので食べる量を控えた方が良いと思っていました。しかし、これらコレステロールを多く含む食品を食べても、血中コレステロール値には影響がないと言います。
では、血液検査で重視される中性脂肪やLDL・HDLコレステロールを、如何に
コントロールするか・・は、次回以降にお伝えします。
レシピは「一口がんもと青菜の炊き合わせ」と「厚揚げとアンチョビーのグラタン」です。豆腐が主材で双方タンパク質とカルシウムが多い料理です。脂質もけっこう多いのですが、植物性脂質なのでコレステロールが少ない料理です。

がんもどきは私の好きな食材ですが、大きいのは中まで味が沁み込みにくいので
ナンギします。小さな一口がんもなら30分も煮込めば、中まで味が沁み込んでおい
しい煮物になります。青菜はほうれんそうにしましたが好みの青菜で作って下さい。

材料 ・・2人分

一口がんも 1パック 160g ・・熱湯で茹でて油抜きする
ほうれんそう 1パック 200g ・・熱湯で茹でて絞り、5センチ巾に切る

調味料
出汁の素 1/2パック 4g
日本酒 大さじ2 20cc
みりん 大さじ2 20cc
創味つゆ 大さじ1 10cc
水 1カップ 90cc

作り方
1.調味料の材料全部を鍋に入れて火にかける。
2.沸き立ったら一旦火を止めて、油抜きしたがんもを加える。
3.中火でコトコト煮て、煮汁が少なくなったら味見して調える。
4.茹でたほうれん草を加え、一煮立ちしてできあがり。

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1332 ニシン昆布豆

2022年03月15日 | 豆類・とうふ類
ニシンと大豆と昆布を柔らかく、甘辛く煮た佃煮風の煮物です。ニシンは棒煮という
甘辛く煮たのを使いましたが、ソフトニシンを使ってもよい。その時は昆布を煮たあと、
大豆と一緒に加えます。ニシンと昆布は出合いの食材・・それに大豆を加えました。

材料

水煮大豆 1パック 180g
昆布・出汁がら 60g ・・1センチ×2センチの短冊に切る
ニシン旨煮 1パック 80g ・・小口から1センチ巾に切る

調味料
みりん 大さじ2 20cc
砂糖 大さじ1 10g
醬油 大さじ2 20cc
酢 小さじ1 4cc
水 1/2カップ 90㏄

作り方
1.鍋に水・酢と昆布を入れて5~6分煮る。
2.昆布が柔らくなったら大豆と調味料を加え中火で5~6分煮る。
3.ニシンを加えて煮立て、味見して調え中火でコトコト煮詰める。
4.煮汁が少なくなったら、最後強火で煮汁を飛ばして出来上がり。
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1331 五目豆

2022年03月14日 | 豆類・とうふ類
前回、脂質を便宜上6分類してその概略をお伝えしました。今回はそれぞれの脂質の摂取量について、厚労省が示す「摂取基準」をお伝えします。
先ず脂質総量の「摂取基準」は、一日の摂取熱量(以下総熱量と表記)の20%~30%とされています。例えば総熱量1800kcalで脂質総量を25%に設定した場合、一日の脂質摂取量は50gです。総熱量は、性別、年齢別、体重、身体活動レベルなどで異なり、1800kcalは70歳以上の男性で、身体活動が低レベルの人の総熱量です。
脂質には、体内で合成できるものと、合成できないものがあり、合成できないものは食品から摂取しなければならない・・これを必須脂肪酸と言います。必須脂肪酸にはn-6系とn-3系の二つがあり、夫々「摂取基準」が設定されています。
n‐6系のリノール酸の目安量は10gで、大豆油やコーン油の大さじ1杯10gに3.7gのリノール酸を含んでいます。
n‐3系には、@‐リノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などがあり「摂取基準」は2gとされています。@‐リノレン酸はアマニ油などに豊富で、アマニ油小さじ1杯4gのうち2.1gの@‐リノレン酸を含んでいます。
EPA・DHAは魚介類に多く、鰯や鯖・サンマなど青背の魚に豊富です。鰯の水煮缶100g中、EPA1.65g、DHA1.37gを含む・・とあります(手許の鰯水煮缶表示より)。
残る4つの脂質のうち、飽和脂肪酸(動物性脂肪とパーム油)とトランス脂肪酸は、それぞれ摂取限度があり、飽和脂肪酸は総熱量の7%、トランス脂肪酸は1%まで。総熱量1800kcalなら飽和脂肪酸は14g、トランス脂肪酸は2gが限度になります。
飽和脂肪酸14gは、すき焼き用の霜降り牛肉では約120g。焼き肉のばら肉なら約00gです。トランス脂肪酸は、マーガリン100g中0.99gを含む・・とあります。
残り二つは一過不飽和脂肪酸とコレステロールがありますが、いずれも体内で合成されるので、「摂取基準」では目安量や目標量の設定はありません。
レシピは大豆の煮もの二題「五目豆」と「ニシン昆布豆」です。当座煮として作り置きができて、栄養バランスがよい上にコストも安い・・お試し頂きたい煮物です。

水煮大豆と人参などの根菜、茸、昆布などを煮た常備菜です。五目煮なので具材は
五つあればOKで、竹輪を加えたのは在庫があったから・・ホントは竹輪などは加えず
精進で仕上げたい煮物です。根菜はあと蓮根・こんにゃくなどもよろしいと思います。

材 料

水煮大豆 1パック 120g
人参 5センチ 40g ・・7ミリ角に切る
ちくわ 1本 30g ・・タテ4つ割りに切り、1センチ巾に切る
乾椎茸・戻し 3枚 30g ・・7ミリ角に切る
出汁がら昆布 40g ・・7ミリ角に切る
ごぼう 1本 35g ・・7ミリ角に切る

調味料
日本酒 大さじ2 20cc
みりん 大さじ2 20cc
砂糖 大さじ1 10g
醤油 大さじ2 20cc
だしの素 1/2パック 4g
酢 小さじ1 4cc
水 1カップ 90cc

作り方
角切りした昆布と水1/2カップに酢小さじ1を加えて4~5分煮る。
こんぶが柔らかくなったら、人参・椎茸・大豆を加える。
調味料と水1/2カップを加えて、中火で7~8分煮る.
・・煮る途中でちくわを加える・・
味見して調え、煮汁が無くなるまで煮詰めて出来上がり。


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ブレンディ3種のベリーのリラックスルイボス

2022年03月09日 | モラタメ
スティックのルイボスティー。香りは美味しくて甘そうなベリーの香り。
だけど甘くないので脳が騙される。
と言うことで、今日はユーハイムのクランツと一緒にいただきました。
1本目は甘いのと一緒が良いですよん。
多分3本目には脳もリラックスできるに違いない。もう騙されないから😜
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1330 牡蠣と白ネギの味噌煮

2022年03月04日 | 野菜類
冬が旬の食材・牡蠣と白ネギを炒めて味噌で味付けしたシンプルな料理です。この
二つだけではカルシウムが少ないのでチーズを加えたら、こんどは脂質が多く(全体
熱量の46%)なりました。チーズはカルシウムたっぷりですが脂質も多い食材でした。

材 料 ・・2人分

牡蠣 1パック 250g ・・水洗いしてざるにあげ水気を切る
白ネギ 1本 200g ・・白い部分は斜め薄切り、青い部分は5センチ巾に切る
出汁 1カップ 180g
八丁味噌 大さじ1 10g
細切りチーズ 大さじ2 20g
サラダオイル 大さじ1 10g
日本酒 大さじ2 20cc

作り方
1.白ネギを炒める

オイル大さじ1/2を熱し、斜め切りしたネギを炒める。
焦げ目がついたらトレイに移す。
2.ネギを炒めた鍋で牡蠣を炒める
オイル大さじ1/2を熱し、牡蠣を入れて炒める。
牡蠣がふっくらしたら牡蠣だけとり上げてトレーに移す。
3.牡蠣を取り出した後の鍋で味噌煮を作る
牡蠣の煮汁に出汁を入れて煮る。
沸き立ったら炒めたネギと牡蠣をを加え、中火で2~3分煮る。
八丁味噌を溶き入れ、細切りチーズを加える。
味見して調え、ネギの青い部分を入れてしんなりしたらできあがり。
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1329 牡蠣と白ネギのグラタン

2022年03月03日 | 野菜類
今回は脂質の種類とその性質等についてお伝えします。食品成分表では、脂質は4つに分類されますが、ここでは便宜上次の6つに分類しました。
1.飽和脂肪酸、2.一価不飽和脂肪酸、3.n-6系脂肪酸、4.n-3系脂肪酸、5.コレステロール、6.トランス脂肪酸で、以下に概略を説明します。
飽和脂肪酸は、乳製品、肉などの動物性脂肪や、植物油脂のパーム油などに多く、摂りすぎると血中総コレステロールが増加し、循環器疾患のリスクがある。
不飽和脂肪酸は、動物性脂肪やオリーブ油などの植物油に多い。その大部分はオレイン酸で、食品から摂取するほか、体内で飽和脂肪酸から合成することができる。
n-6系脂肪酸には、リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸などがある。私たちが摂取するn-6系脂肪酸の98%はリノール酸で、大豆油やコーン油など植物油に多い。
体内で作ることができないため食事から摂取する。
n-3系脂肪酸は、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などがある。 α-リノレン酸は植物油に多く、EPAやDHAは魚介類に多い。体内で合成できないため食事などから摂取する。
コレステロールは体内(肝臓)で合成され、食事から摂るより体内で作る方が多い。
多く含む食品は卵、鶏や牛などのレバー、あん肝やウナギのかば焼きなどがある。
トランス脂肪酸は、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らすため、摂り過ぎると心疾患のリスクを高めるので、摂取量は熱量の1%以下が望ましい。マーガリンやファットスプレッド、ショートニングなどに多く含まれる。
これらの脂質のうち、どれをどれだけ摂れば良いか・・は次回以降にお伝えします。
レシピは「牡蠣と白ネギ」のグラタンと味噌煮込みです。牡蠣も白ネギも冬が旬の食材です。白ネギは暖かくなると硬くなってきます。柔らかでおいしいうちにお試し下さい。

牡蠣も白ネギも冬が旬のもの・・その二つを合わせたグラタンです。白ネギのほかに
ほうれんそうも牡蠣とよく合います。レシピの熱量の脂質が55%なので、脂質割合を
落としたいときは、牡蠣を増やす・ほうれんそうを加えるなどの工夫をしてください。

材 料 ・・2人分

牡蠣 1パック 250g ・・水洗いしてザルに揚げて水気を切っておく
白ネギ 1本 200g ・・切り込みを入れながら3センチ長さの筒切り
バター 大さじ1 10g
塩コショウ 少々
白ワイン 大さじ1 10cc
グラタンソース 1/2缶 150g
牛乳 1/2カップ 90cc
フュメドポワソン 1/2パック 4g
パン粉 10g
スライスチーズ 4枚 60g

作り方
1.白ネギを炒める
バター5gを熱し、白ネギを炒める。
2.牡蠣をバターで炒める
バター5gで炒め、塩胡椒を振り白ワイン加えてフタをする。
牡蠣がふっくらしたら牡蠣だけとり上げてトレーに移す。
・・牡蠣の煮汁はグラタンソースをつくるのにつかう・・
3.グラタンソースを作る
2.の牡蠣の煮汁にグラタンソースと牛乳を加えて煮る。
味見して物足りないときはフュメドポワソンを適量加える。
4.グラタン皿に1~3を入れパン粉とチーズを振る
グラタン皿に炒めた牡蠣と白ネギを入れ、グラタンソースを流し入れる。
グラタンソースを平に整えてパン粉を振り、細切り粉チーズをのせる。
5.180度のオーブンで25分焼く
表面に焦げ目ができたら完成。
・・焦げ目ができないときは温度を250度にして3分焼く・・



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