男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1461 なすの一本漬け

2024年08月05日 | 野菜類

前回、高校の教科書「現代文B」に「日本語は非論理的か」と題する評論があるとお伝えしました。その文末には「このような意味でならば、なるほど、日本語というものは非論理的でもある、と認めねばならないのかも知れない」と結んであります。そして「このような意味でならば」の前に、「日本語の場合には、例えば「ぼくはうなぎだ」のような文にみられるように・・」とあります。ここで私は漱石の「吾輩は猫である」を連想し「ぼくはうなぎだ」=「吾輩はうなぎである」を言い換えたものか?と解釈しますが、読み進むとそうでないことが分かりました。

ネットを開き「ぼくはうなぎだ」と検索すると、日本語の文法に「ウナギ文」というのがあると書いてある。奥津敬一郎という人が『「ボクハウナギダ」の文法』という本を(1978年に)出して、日本語の「ダ構文」の解釈に大きな影響を与えたと言います。「ダ構文」とは「ABだ」という構文のことで、「私は山田だ」とか「私は大学生だ」というように使われます。この場合「AB」なので、「私=山田」とか「私=大学生」ということになります。

 「ぼくはうなぎだ」を「ダ構文」に当てはめると「ぼく=うなぎ」になるが、例えば、友人と食べ物屋に入って「君は、何にする?」と訊かれて、「うなぎにする」という代わりに、「僕はうなぎだ」ということもできる。この表現を「うなぎ文」と言い、枕草子の「春はあけぼの」いう文も「うなぎ文」と言います。関連のURLを下に置きます。

「僕はうなぎだ」ってどんな意味? 外国人が頭を抱えるヘンな日本語 | ダ・ヴィンチWeb (ddnavi.com)

 このように、日本語では「ABだ」の構文で「AB」の関係にならないものも多く、論理的ではない表現も正当な表現として通用してきた。この意味では、日本語は非論理的でもあるとも言えるかも知れない・と結論づけています。

 レシピは夏向きのもの二つ、「ナスの一本漬け」と「晒しクジラと胡瓜の酢味噌和え」です。暑さで食欲が減退しがちなときに、作って欲しい一品です。

なすを丸ごと漬けてみました。直径3センチ・長さ20センチほどのなすを使います。
漬け容器はプラスチック製(角型)で冷蔵庫に入る大きさが良い。1本丸ごとでは
漬かり難いときは、半分に切って漬けると一日で食べ頃に漬かります。  
             
材 料            
なす 6本 800g ・・水洗いしてヘタを落としておく  
大さじ2 20g        
砂糖 小さじ1 5g        
だしの素 1/2パック 4g        
1.5カップ 270cc        
焼ミョウバン 小さじ1 2g        
             
作り方            
1.漬け汁を作る          
分量の水に、塩・砂糖・だしの素を加えて煮立てて冷ます。    
適度に冷めてから焼きミョウバンを加えてよく混ぜる。    
2.ナスを板摺りする          
まな板になすをおき、(分量外の)塩一つまみを振って板摺りする。  
3.漬け容器に入れ2~3日        
漬け容器に板摺りしたなすを並べ入れ、漬け汁を加えて重石をのせる。  
漬けあがりまで2~3日、置き場所は冷蔵庫内がベスト・・ムリなら涼しいところ。

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