男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

揚げだし豆腐の丼

2012年11月30日 | ご飯類
揚げだし豆腐は、もめん豆腐に小麦粉をからめて油で揚げ、濃い目の天つゆとおろし大根を添えて食べます。
レシピはそれを、ご飯にのせて丼にしました。揚げ油は、サラダ油かゴマ油、またはサラダ油とゴマ油を好みに
ブレンドするのもよろしいです。扱いやすい木綿豆腐にしましたが絹ごしもOKです。焼き海苔をそえて頂きます。

材 料 もめん豆腐 1丁 300g ・・水切りして6枚の短冊に切る
小麦粉 適宜
天ぷら油 1.5リットル
天つゆ 創味つゆ 大さじ 3 30cc ・・水60ccと合せて煮立たせる
水 1/3カップ 60cc

ごはん 2杯分 320g
焼きのり 適宜
ダイコン 10cm 200g ・・すりおろして、軽く絞る

作り方 とうふを水切りする
固豆腐というのを使ってもよい。
トレーに小麦粉をたっぷり敷いて、その上に
豆腐を並べて、小麦粉をふりかける。
・・すき間なく、厚く小麦粉をまぶす・・

豆腐を油で揚げる
油は好みのものをつかう・・あっさり味がすきなら
サラダオイル単用で、ゴマ油を混ぜると香ばしく揚がる。

天つゆを温めておく
豆腐が揚がったら、すぐに天つゆにつけるので、
90度ほどに温めておく・・ふっとうはダメです。

ごはんは温かめ
炊き立ての熱いごはんより、ほんのり温かめくらいが
おいしい。冷やごはんをチンしたのでもよい。

ごはんを熱々にしないのは、揚げたての豆腐が
熱いから。温かめのご飯にするのがポイントです。


どんぶりにごはんを中ほどまで盛り、天つゆに浸けた
揚げ豆腐をのせる。おろしダイコンをのせ、天つゆを
落としてできあがり。焼き海苔をそえます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トンカツ丼

2012年11月29日 | ご飯類
11月21日の日経夕刊に「コメ消費量、50年前の半分」と題した囲み記
事が載っていました。農水省によると、昨24年度の一人当りのコメ消費量
は年間58kgでした。1人1日あたりにすると約1合になります。50年前
(昭和35年)の消費量は120kgで、約半分に減ったとありました。

一方、パンや麺類の原料となる小麦の消費量はほぼ横ばい、増えたのは肉類
が5倍、牛乳・乳製品が4倍です。魚介類と野菜類はほぼ同量でコメとイモ
類が半分になりました。1回の食事におかずが増えたのと、食事の洋風化が
影響して、コメの消費量が減少したようです。

時代を遡って、江戸時代いくらコメを食べたかというと、壮年男子1人1日
当り5合と言い、全人口平均では年間1人1石=150kgとの説があります。
これは、当時の日本の人口が約3千万人に対しコメの生産高が約3千万石
だったことから算出されたもので、1日当りにすると2合7勺になります。

昭和10年(1925)頃の消費量は1人1日380gという統計があり、江戸
時代に匹敵する量のコメを食べていました。その頃、タンパク源の筆頭
として食べたのがコメで26.1g、次が大豆で11.2g。魚介類は1.8g、
肉類は0.7gでした(数値はタンパク質換算値/1人1日です)。
確かに、玄米のタンパク質6.8g/100gを逆算すると383.8gになります。

今回レシピは丼もの二つ、カツ丼と揚げだし豆腐の丼です。寒い時季には
温かい丼ものが喜ばれます。カツ丼に比べ、揚げだし豆腐丼は一般的で
ありませんがおいしい丼です。この冬、お試し頂きたいと思います。
(上記の数値は、夕刊記事以外に下記URLを参考にしました。)


食生活の変化(1910年代以降の品目別食料・たんぱく質供給量)

江戸時代の人口増加率と経済成長


若いころ、トンカツが大好きでした。トンカツ丼のおかずトンカツを食べるほど好きでしたが、今は昔日の面影がなく
トンカツそのものを作りません。それが、行きつけの地産市場の精肉コーナーの豚肉を見て、久し振りにトンカツを
作りました。間違いなくおいしいトンカツで、残ったのを翌日カツ丼にしました。実を言うと本心はこれがメインでした。


材 料 ごはん 2杯分 300g ・・熱々より、温かめのご飯を用意する
トンカツ 4枚 120g ・・残りものか、でき合いの冷たいのでよい
玉ねぎ 1こ 250g ・・半月の薄切り
たまご 3こ 165g ・・ざっくりと溶く
焼き海苔 2枚 ・・なくてもよろしい

調味料 日本酒 1/3カップ 60cc
みりん 大さじ 2 20cc
創味つゆ 大さじ 2 20cc
さとう 一つまみ 4g
濃口醤油 小さじ 1 4cc


作り方 トンカツは残りものでよいし、できあいの
ものでも良い。

作り始めは、煮汁から
分量の調味料を鍋にいれて火にかける。
火は中火・・煮汁は大抵の場合中火か
弱火にします・・強火にはしません。

フツフツし始めたら、ザク切りした玉ねぎを
入れて・・強火にします。
玉ねぎがしんなりしたら、中火に落として
冊切りしたトンカツを加え・・しばらく煮る。

トンカツに火と味が通った頃に、溶き卵を
まわしかけて、ふたをする。

卵が、半熟状になったら、火を止める。

ご飯の盛りつけは、器の半分ほどにして
あとの半分は、トンカツの具を載せます。

文句なしに、おいしいカツ丼ができます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマダイの蒸し物

2012年11月25日 | 魚介類
この料理は、アマダイの上身を漉き取った、皮付きの方の蒸しもので、おいしいこと請け合いの料理です。
但し、薄塩の当て方は控えめにして、アマダイのおいしさを引き出します。生椎茸の薄切りを挟みましたが、
外国産の松茸の細切りを巻き込んで蒸すと尚更においしい。今ならまだ間に合います。おためしください。

材 料 アマダイ上身 1尾分
生椎茸 2枚
板昆布 10cm×2枚 ・・酒を振りかけて、しんなりさせる

日本酒 大さじ 2

作り方 アマダイの上身の小骨を抜きとる
写真右上の二枚に開いた下の部分の
中央に赤いスジに沿って小骨があります。
小骨を抜くのは、二枚に開く前にします。
指先でなでながら骨を確かめて、毛抜きで
一本ずつ抜きます。骨があるのは上半分
までで、尻尾のほうには殆どありません。

切り身に生椎茸をならべて巻く
生椎茸を5mm厚さに切って、切り身の
上に並べて、尻尾のほうから巻き込む。
中ほどの左の写真がそうです。

板昆布を巻きつけ、竹皮でくくる
お酒を振って、しっとりさせた板昆布を
巻いたアマダイをくるんで竹の皮でくくる。
竹の皮を細く裂き、水をくぐらせると簡単に
できる(かんぴょうでもOKです)。

器に入れて蒸す
蒸し器を強火にかけ、蒸気が上がったら
うつわごと、蒸し器に入れ蒸し始める。
火は中火、約10分ほどすると蒸しあがる。

たべるとき
アマダイに薄塩をしているので、そのままでおいしくいただけます。
好みで、酢橘などをつかいます。写真下・左は昆布を省き串で止め
て蒸し、あんかけにしました。この方が簡単でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマダイの糸造り

2012年11月24日 | 魚介類
アマダイといえば、関西では高級食材です。京都・錦通りを歩いていると、アマダイの一塩ものが並んでいて、1尾が
2800前後の値がついています。いつもの魚やさんに、型のよいアマダイが1800円とありました。骨蒸しと、糸造りと
蒸し物をしようと、家人にお伺いを立てます。前回、片身買っておいしいのを知ったので、すんなりとOKがでました。

材 料 アマダイ上身 1尾分
大葉 適宜
わさび 少々
加減醤油 適宜 ・・煮切り酒と濃口醤油を半々に合せる


作り方 アマダイの上身1尾分2枚を、薄く塩をして冷蔵庫に半日おく。
アマダイの身は水っぽいので、一塩あてると、おいしくなる。

上見をまな板におき、尻尾の方から包丁を入れて、二枚におろす。
・・その前に、小骨の残りを指で探って、毛抜きで抜きとる。

おろした上身のうえの方、皮付きでないほうを、糸作りにする。
身が厚いところがあれば、薄くおろしますが、家庭で食べるもの
なら、そのまま、小口から細切りにしたらよい。

大葉を刻んだのと一緒に盛り付けて、あればわさびのおろしを
そえる・・薬味無しでもおいしくいただけます。

つけ醤油は加減醤油・・煮切り酒と醤油を半々にあわせたもの。
それ以外にも、好みの醤油があれば、それをお使いください。

まったりとした、実に上品なお造りです。京料理には
必須のものと言いますが、分るような気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマダイの骨蒸し

2012年11月23日 | 魚介類

アマダイを漢字で書くと「甘鯛」または「尼鯛」で、鯛の名がついていますが
鯛の仲間ではなく、スズキの仲間に属します。なまえの由来は甘いうま味
があるので甘鯛となったと言い、尼鯛は、アマダイの頭が尼さんが頬被り
した姿に似ているから・・と言います。

古くから高級魚として扱われ、京都では「グジ」と呼び懐石料理などで珍重
されてきました。白身で脂肪が少なくて淡白、柔かく水っぽいので塩をあて
て水分を飛ばして調理するのが一般的です。旬は晩秋から春先の寒い
時季がもっともおいしいと言います。

アマダイには、アカアマダイ、シロアマダイ、キアマダイがあります。一番
おいしいのはシロアマダイと言いますが、普通アマダイと言えばアカアマ
ダイを指します。レシピで使ったのもアカアマダイで、薄塩をしたのを糸
造りに、頭や身を使って蒸し物にしました。

この魚はしっぽを除いた全部を食べる・・うろこまで食べるのです。皮に
うろこをつけたまま油で揚げたり、うろこつきのまま焼くうろこ焼きという
調理法があります。若狭焼きという照り焼きや、西京焼きや一塩焼き
などの焼き物や、和え物、酢の物のほかに椀ものにも使われます。

洋風料理ではまずムニエル、あとポワレ(蒸し焼き)やグリエ(網焼き)、
ワイン蒸しなどあります。このように見ると様々な調理法があり重宝
する食材です。ただ、惜しむらくは値段が高く取りつきにくいきらいが
ありますが、これからが旬の食材・大いに活用してほしいと思います。

この日、骨付きのアマダイが片身1300円・・迷わずゲットします。アマダイ1尾は約1キロあり、夫婦二人では
持て余すので、片身なら丁度ころあい・・それに中骨つきならberry goodです。頭・中骨・腹骨は、骨蒸しにします。
上身は2枚にして、皮つきのほうは蒸し物に、残りの上身は糸作りに・・三回に分けると、高い食材でもありません。


材 料 アマダイのあら 片身分 ・・頭と中骨と腹骨に薄く塩をして3時間おく
板昆布 15cm ・・霧吹きしてしんなりさせる
生しいたけ 4枚 ・・5ミリ厚さに切る

日本酒 大さじ 2

ポン酢 適宜 ・・たべるときつかいます

作り方 アマダイの頭や、骨が入る大きさの器に、
しんなりさせた昆布をしき、その上に薄切りの
椎茸を並べます。

椎茸の上に、アマダイの頭や、中骨などを
重ねてのせ、うえから日本酒を少し振りかける。

それを、うつわごと蒸し器に入れて、蒸しますが、
蒸気が上がったら、ふたに菜箸をかませて、
蒸気を逃がします。
密封したままで蒸し上げると、蒸気の逃げ場が
なく、水っぽい蒸し上がりになります。
・・茶碗蒸しのときも、同様切りふたをします・・

この蒸し物は、蒸気が上がったら、さして時間が
かかりません。5~6分でもよいのですが、一応
10分ほど蒸しました。

たべた時の感想です。
初めて作った蒸し物でしたが、期待にたがわぬ
おいしさでした。
それに、作り方が簡単なのがよろしい・・です。

アマダイをおいしく食べるには、薄塩をしてから
調理するとおいしい・・と言います。

不慣れな方は、一塩ものでお試しください。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根菜と芋のおでん・・・和風ポトフ

2012年11月13日 | だし・調味料・スープ類

ポトフはポトフー(pot-au-feu)とも言い、フランスの家庭料理で「火にか
けた鍋」を意味します。鍋に塊のままの牛肉、野菜類、香辛料をいれて
長時間煮込んだ料理です。肉と野菜をメインの料理に、煮汁をスープに
して、二品の料理として食べると言います。

レシピは根菜とイモのおでん・・和風ポトフです。牛すじ肉と根菜を薄味で
長時間かけてじっくり煮込みます。煮汁の味は始めは、極端なほどの
薄味にします。煮込むうちに水分が蒸発して、吸い加減のおいしい味に
なり、タネもおいしい味にできあがります。

煮込むタネは10種類ほど、肉と根菜を主に煮崩れしにくい食材を選び
ます。イモ類は別の鍋で煮て、盛りつけのとき一緒にします。イモを一緒
にすると煮崩れして、煮汁が濁ります。別鍋で煮るのが面倒なら、イモは
やめて、厚揚げとうふかガンモドキなら一緒に煮ても濁りませんね。

牛すじ肉は赤身のものを、なければすね肉にします。鶏肉にするときは、
田舎鶏のかたいもも肉を、脂を取り除いて煮込みます。長時間かけて煮込
むので、柔かい肉は煮崩れて溶けてしまいます。できあがり間際に水菜の
茎を油揚げか、干瓢で巻いて煮ると彩がきれいです。

できあがったら、広口の浅い鍋に盛り合わせ、煮汁をたっぷり張りコンロ
に乗せて、炊きながらお召し上がりください。寒い日においしいお鍋です。

おでんのタネは人それぞれ、好みのものを煮込みます。味は、ごはんのおかずなら濃いめの味にします。
酒の肴にするときは薄味にします。煮込んだタネの色も濃口醤油で黒っぽく煮たり、白醤油で素材の色を
残す煮かたがあります。わたしの好みは淡い色で薄味に煮て、素材の味を楽しみながらたっぷり食べます。


材 料 大根 8cm 240g ・・皮を厚く剥き2cm厚さに切って下茹でする
れんこん 10cm 240g ・・皮剥きして、3cmの筒切りか半月に切る
ごぼう 1/2本 80g ・・皮つきのまま3cmに筒切りして茹でておく
にんじん 1/2本 100g ・・皮剥きして、3cmの筒切りか半月に切る
コンニャク 2/3丁 180g ・・4切れに短冊に切り塩茹でしておく
サトイモ 4こ 200g ・・皮むきして茹でる
じゃがいも 2こ 200g ・・同 上
すじ肉 1パック 200g ・・3cm巾に切り茹でておく
たまご 2こ 110g ・・茹でて皮むきする

袋 煮 牛肉と糸こんにゃくを煮て、銀杏を加え
油揚げに詰めて串でとめ、吸い加減より
少し濃い目の味に作る。

調味料 昆布出汁 5カップ 900cc
鰹まる 大さじ 1 10cc
日本酒 1/2カップ 90cc
創味つゆ 大さじ 2 20cc
みりん 大さじ 1 10cc

作り方 イモ類は煮崩れしやすいので、別に煮て
最後に、一緒にする。

油揚げの袋煮も別に煮てから一緒にする。

おでん出汁をつくる
昆布出汁の代わりに、スティック昆布でも良い。
出汁と調味料全部を合わせ、中火にかけて
アルコールを飛ばし、味は薄い吸い加減にする。

おでん出汁にタネを入れて、弱火で煮込む
出汁を冷まし、タネを全部加えて中火で煮る。
フツフツし始めたら弱火にし、270分ほど煮る。
イモ類は別の鍋で煮て盛り付けのとき一緒にする
煮汁は、水分がて蒸発してほどよい味になる。
煮汁も一緒に、召し上がってください。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポテト・チップ

2012年11月07日 | イモ類

5月末に収穫したジャガイモが芽を出し始めました。昨年は20キロほど茹でて
マッシュにしたのを冷凍保存しましたが、解凍してポテトサラダにしたら、もう
一つの味でした。今年は在庫量も少ないのでポテト・チップをつくりました。

ジャガイモの芽を取り、皮つきのまま3ミリの厚さに切り、3%の塩水に20~
30分浸してザルに上げ、水気を厚手のタオルで拭きとります。それを160℃
に設定した温度の油で10~12分かけて揚げます。

1回に揚げる量は、レシピの写真でお分かりのように、けっこう多いですが
大丈夫、きれいに揚ります。あとはレシピの通りレンジにかけて乾燥させ
冷めてから、冷蔵庫に・・蓋なしで一晩置くとできあがりです。

ポテトチップスの味にうるさい孫たちは「めっちゃ、おいしい!」と喜んでくれ
ます。食べたわたしも、市販のポテトチップスに比べておいしく思いました。
厚みがあって程よい噛みごたえがあり、濃厚なジャガイモの味がしました。

作るときのポイント、一番は均等に3ミリ巾に切ること、2番は揚ったポテト
の油を、手間と紙を惜しまず吸いとること、3番は焦らず気長に作ること・
です。レシピの題名をポテト・チップとしたのは、市販のものと比べて厚さが
違い、油分を抑えたことのこだわりからでした。

このレシピまで3回作りましたが、出来具合は一緒でした。チンする回数は
2回と3回の違いがあります。これは噛み具合で見分けました。お終いに
冷蔵庫に入れるのは冷ますのと乾燥が目的です。ジャガイモの水分は80%
です。5Kのジャガイモで、1.5kほどのポテト・チップができました。


収穫したジャガイモの一部が芽を出し始めました。ジャガイモは種類により芽出し時が異なるので、植える種類を「早い」
のと「遅い」のを組み合わせます。また、同種類でも冷蔵と常温では芽出しの時が違います。ポテトチップスは薄切りした
ジャガイモを高温で揚げるのが普通ですが、厚切りして低温で揚げました。テマは掛りますがおいしいこと請合いです。


材 料 ジャガイモ 1.5キロ ・・水洗いして3ミリ巾に切る
塩 60g ・・水と混ぜて塩水を作る
水 2リットル
サラダオイル 2リットル ・・温度を160℃に設定する

作り方 ジャガイモは皮つききのまま、3ミリほどの薄切りにして、
3%の塩水に5~6分浸けて、ザルにあげ水気を取る。
塩気を含んだジャガイモを、厚手のタオルにとって水気を
拭き取る・・この作業はあと数回行います。

これを・・160℃のオイルで10分間揚げる
一度に揚げる分量は一掴み・・かなり多い量です。
入れたあと、全体をかき回して、くっつきを防ぐ。

ザルにあげて油を切り、レンジにかける
平たい大皿にキッチンペーパー敷き、その上に
揚げたてのポテトをのせてレンジにかける・・
時間は1分半から2分ほど・・4~5分かけると
焦げてしまう・・気長に繰り返します。

レンジにかける前に、ペーパーでポテトの油を
吸い取る・・油分を落とす作業です。
1回チンしても、湿気は取れませんが、3~4回
繰り返すと、ポテト・チップのできあがりです。

チンするとき、ペーパーを沢山に使う
ペーパーにオイルを吸い取らせるためには、紙を
惜しまないこと・・です。
このあと、冷蔵庫内に一晩置いて乾燥させるとでき
あがりです。

1.5キロのジャガイモを、ポテト・チップにするのに
2時間かかり、できあがりは450gになりました。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牛肉の醤油焼きなべ

2012年11月04日 | 肉類・たまご
熟成させた牛もも肉を、少し厚い目に切り、熱したすき焼き鍋で酒、さとう、醤油で味つけして焼きながら
食べる、すき焼きの元祖のようななべです。牛肉は薄いと鍋に焼きついてばらけるので、厚い目にします。
「元祖すき焼きなべ」といいたいところですが、すき焼きとも一味違うので、表題のネーミングにしました。

材 料 牛もも肉 300g
青ネギ 4本 300g
菊菜 1パック
だいこん 10センチ
しいたけ 4こ
牛脂 1かけ 15g

調味料 日本酒 1/3カップ 60cc
さとう 1/3カップ 60g
濃口職湯 1/3カップ 60cc

作り方 牛肉は、脂の少ないもも肉のブロックを、ペーパーで包み
冷蔵庫内で3~4日から1週間近く、寝かせる。
賞味期限切れに近いものなら3日間くらい、新鮮なものは
1週間くらい寝かせる。


熟成した肉は、変色して茶色になるが、肉の中身はピンクで
しっとりとしています。
茶色が気になるときは、削ぎ捨ててもよいが、腐敗している
わけでもなく、もったいないから、そのまま切り分けます。


もも肉でも、熟成させると、びっくりするほど柔らかくなります。
切り分けは、好みの厚さに・・3~5ミリくらいがよいと思います。

あとは、肉をてっぱん焼き風に焼いて、味つけはすき焼き風に
して、肉と野菜を交互に焼きながら食べます。

大根は、ピーラーで薄切りする・・・ここがポイントです。
薄切りすると、すぐに火が通り、食べるリズムがよろしい。
この料理、牛肉とだいこんのすき焼き・・と名づけたいくらいです。

お肉を食べ終えたら、野菜をぜんぶなべに入れて、鍋に残った
脂と煮汁をからませて煮ます・・汁気の少ないなべです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牛肉とねぎの炊き合わせ

2012年11月03日 | 肉類・たまご

前回の「コロンブスの卵」に似た話に「ゴージアン・ノット」があります。
この二つは「難問を意外な方法で解決する」という意味に使われるようです。

ゴージアン・ノットは「ゴルディアスの結び目」とも言いアレキサンダー大王
の逸話です。誰がやっても解けない複雑な結び目があり、これを解いた者が
東方の帝王になるとの神託がありました。若き日のアレキサンダーが、剣で
その結び目を断ち切ったと言う故事です。コロンブスの卵は、戦前の教科書
に載っていました。ゴージアン・ノットは、漱石・虞美人草に出てきます。

この二つ、世界共通に通用するかと言うと「卵」の話は英語圏では知らない
が「結び目」は知っていると言います。身近な外人3人(米人2人、仏人1人)
に聞いてみると、3人とも「卵」については「?」と言う反応でしたが「結び目」
のほうは教科書にあった・と明確な答がありました。日本では逆に「卵」は
知っていても「結び目」は知らない方が多いようです。

アレキサンダー大王=アレクサンドロス3世はBC356年頃のマケドニアの
生まれ。希代の英雄で、神託のとおり今のインドまでを版図に収めますが
32歳で死亡します。アレキサンダーをアラビア語でイスカンダルと言い、
宇宙戦艦ヤマトに出てくる、銀河の彼方「イスカンダル惑星」の名前は
ここから名づけられました

因みに、インドには「スカンダ」神があり、イスカンダルに由来すると言い、
「スカンダ」は、仏教に入り「韋駄天」になりました(WIKIPEDIAより)。
ゴルディアスの結び目とアレクサンドロス3世のURLを下記に置きます。

ゴルディアスの結び目

アレクサンドロス3世


白ねぎがおいしい時季になりました。これから先、霜をかぶると甘味が増しておいしくなります。ネギは外皮が硬いので茎の外皮2~3枚をはがし、中味だけを煮ると柔らかさが違います。勿体ない気がしますが、折角食べるのならおいしく
します。牛肉は切り落しで十分です。肉を入れたら一呼吸おいてすぐに裏返し、ピンク色がかったくらいで引きあげます。

材 料 牛切り落し肉 200g
白ねぎ 2本 200g

日本酒 2/3カップ 120cc
さとう 大さじ 3 30g
醤油 大さじ 2 20cc
創味つゆ 大さじ 1 10cc

作り方 ねぎの下こしらえ
ねぎの青いところと白いところを切り分ける。
青いねぎの、柔らかいところだけを切り取る。
白ねぎの上から下へ、浅く包丁をいれる。
・・ねぎの皮2枚分くらいを、浅く切り下ろす・・
白ねぎの外皮2枚を剥く・・
・・捨てずに刻んで薬味にする。

残りの、やわらかい青ねぎは5センチに切り、
白いねぎはななめに、5センチに切る。

煮汁をつくる
広口の鍋に、日本酒とさとうを入れて中火で煮る。
アルコールがとんだら、醤油を入れて、味見する。
・・薄いようなら、創味つゆを加える。

牛肉をいれて、煮汁にからませて煮る
火は中火のまま、牛肉の色が変わり始めたら、
白ねぎをいれ、つぎに青ねぎを加える。
牛肉を煮るときの温度は80℃前後といいます。
グラグラ煮立った煮汁で煮るのは感心しません。


ねぎを入れたら一気呵成・・時間かけずに食べる!
肉の色が多少赤くてもかまわず、ねぎも少し生っぽい
くらいでよい・・食べるころには余熱でおいしくなります。

盛りつける器は、チンして温めておきましょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする