男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

つくしの梅煮

2018年03月28日 | 野菜類
昔ながらの、酸っぱくて塩辛い梅干しを煮出した煮汁で作るので「梅煮」とネーミングしました。
山野草は、アクが強く独特の苦みがありますが、梅の煮汁で煮ると苦味が酸味に中和されて
程よい味になります。煮汁の色が薄いので、素材の色が飛ばずきれいな色にできあがります。

材 料
つくし 一つかみ 100g

煮汁の材料
梅干し 2こ 30g
梅紫蘇 大さじ 1 15g
日本酒 大さじ 1 10cc
淡口醤油 小さじ 1/2 2cc
水 1/4カップ 45cc

作り方
つくしの下こしらえは、№1101「つくしのごま和え」に
同じ。

煮汁の作り方
梅干しをつぶして小鍋に入れ、梅紫蘇、日本酒、水
を加えて中火にかける。
煮立ってから4~5分中火で煮て火を止める。
煮汁をザルで漉す。

つくしを煮る
梅の煮汁と、茹でたつくしを鍋に入れ、中火にかける。
煮汁が煮立ったら1分ほどで火を止めて、鍋底を水に
浸して冷ましたまま、味を含ませる。
・・煮過ぎないのがポイント・・煮過ぎるとつくしがクタッと
  なって、筋張った仕上がりになる。瑞々しくシャキッと
  した煮上りにする・・


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1101 つくしのごま和え

2018年03月27日 | 野菜類

彼岸が過ぎて春になろうか・・と言う時季ですが、今日も寒い一日でした。寒い上に風が強く
昨日など終日強風・・最大風速9m/秒=時速にすると32キロ。そんな中、風が弱いときを
見計らってウォーキングに出かけます。近くの新幹線沿いい桜並木の道路を歩きました。

桜木の梢を見ると、粒々のふくらみが微かなピンク色になっています。中には気の早い蕾が
花を咲かせていました。私にとって、この春一番の桜の花です。昨日、TVでも和歌山市で桜
の開花を見た・・とニュースを流していました。

春を迎えるたびに思い出す文章があります。トルストイの「復活」・・書出しの文章です。
「何十万という人間が一つの小さな場所へ集まり、そこで互いにせり合って、その土地をみに
くくしようとどんなに骨を折ったところで、またその地面に何もはやさないようにとどんなに石を
石を敷きつめたところで、また・・長くなるので、この辺で止めます。この後もまた、またと3つ
続いたあと春はやっぱり春であった。」・・と、やっとここで読点が打たれる。私が強烈に覚え
ているのが最後の「春はやっぱり春であった」の所です。うんざりするほど長文のあとだけに、
終いの11字の一節だけが頭に残り、春を迎えるたびに思い出すのであります。

それにしても、今年は異常気象が続き、昨日も関東地方では時ならぬ雪に見舞われました。
「時ならぬ雪が降っても、寒風が吹き荒れても・・春はやっぱり春であった。」復活の書き出し
を真似たら、こんな文になるのでしょうか。

レシピは「つくし二題」・・春ならではの料理です。サイクリングの途中「つくしの群落」を見つけ、
クロスバイクを止めて摘みとりました。つくしは、桜の花が散るころまで摘みとれるので、河の
堤防や、農道などの叢を探すと意外なところに生えています。
散策の時など探してみると楽しいですよ。


つくしを摘むのは楽しいものですが、夢中になって摘みとると、後始末=ハカマを取るのが大変な
作業になります。サイクリングの途中、バイクを止めてつくし摘みに10分・・一掴みのつくしが採れ
ました。持ち帰ってハカマを取り除いて作ったのが「ごま和え」・・・私の一番好きな食べ方です。


材 料
つくし 一つかみ 100g
煎りゴマ 大さじ 1 4g
濃口醤油 小さじ 1 4cc

作り方
つくしの下こしらえ

1.つくしのハカマとり除く・・つくしの料理で一番面倒な
  作業・・つくし料理の90%がこの作業です。
2.ハカマを取ったつくしを水洗いして茹でる。
  熱湯につくしを入れ、一呼吸置いて引き上げる・・
  茹でる時間は30秒ほど。
3.茹でたつくしを、酢小さじ1加えた冷水に入れる。
  酢水に入れるとつくしがピンク色になる。
4.つくしをザルにあけ、水切りする。

ゴマ醤油を作る
1.煎りごま大さじ1をすり鉢で擂り潰し、濃口醤油
  小さじ1を加えて、擂り混ぜる。

つくしとをゴマ醤油を和える
1.すり鉢のゴマ醤油に、水切りしたつくしを入れて
  混ぜ合わせる。
2.器に盛り付けてできあがり。

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1100 ブランデー・エッグノッグ

2018年03月18日 | お飲み物
エッグノッグとは牛乳と溶き卵に砂糖を加えて煮る甘い飲み物・・欧米では冬の飲み物として親し
まれています。作り方は簡単ですが「たまごを半熟」に煮るのがポイント。卵が半熟状になりトロリ
となったらできあがり。それ以上煮ると「掻き玉汁」の状態になりアウト・・煮加減を掴んで下さい。


材 料 ・・2人分
牛乳 1.5カップ 270cc
たまご 1こ 50g
砂糖 大さじ 3 30g
ブランデー 適宜
バニラ 適宜
ナツメグ 適宜

作り方
1.ボウルに卵を割り入れて、カラザを取って割りほぐす。
2.牛乳を少しずつ流し入れて混ぜ合わせ、卵液を作る。
3.卵液を網ザルで漉して鍋に入れ砂糖と塩を加え、火に
  かける・・火は中火より1ポイント低めにする。
4.よく混ぜながら(小さい泡立て器が便利)、トロミが出て
  来たら火を止める。
5.カップに移し、ブランデー大さじ1を加えて、できあがり。
・・ブランデーに限らず、ラム酒、ウィスキーなど好みの酒
  とバニラエッセンスなど加えても良い・・


アルコールが苦手なとき
何もなしでも良いが、香りづけにバニラエッセンスを振ると
引き立つ。ナツメグをすりおろして振りかけるとスパイシー。
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1099 たまご酒

2018年03月17日 | お飲み物

長い冬の寒さがやっと暖かくなり始めた途端、また冬の寒さに戻りました。この冬の寒さは
皆が辟易しています。夏の暑いのも困りますが寒いのはそれ以上に困る・・家計を直撃す
るのであります。先ず暖房のため電力とガスの消費量が増える・・我が家の統計では例年
に比べ50%消費量が増えました。

もう一つは野菜の値段が高騰する・・例年にない寒さで野菜の生育が遅れたため・・需要と
供給のアンバランスで、近年になく「野菜の値段」が高騰しました。我が家は、家の前の田
んぼを借りて野菜作りしていて、冬場野菜は自給してきましたが、今年は寒気のため野菜
の生育が遅れ、野菜の収穫はNGで・・家計に負担をかけました。

この冬、白菜とキャベツの輸入が、これまでにない大量であった・・過去最大だったと言い
ます。我が家では、3月3日のひな祭りの日に「ばら寿司」を作りました。具材は「明石の
焼き穴子」を奮発し、青味に「サヤインゲン」を使います。

サスーパーで買ったサヤインゲンのパックを見ると「オマーン」産の標示がありました。オマ
ーンと言えばアラビア半島東端の君主国・・面積は我が国の岡山県と同じ大きさの国・・イエ
メン・サウジアラビア・アラブ首長国連邦に囲まれた国です。

オアシスを中心に国土の0.3%が農地となっていて、河川がないという悪条件にもかかわらず
人口の9%が農業に従事しています。主にナツメヤシとジャガイモを生産していますが、冬場
に、日本向けサヤインゲンの大規模生産も行われている・・と言います。

わが国の食糧が世界の各国から輸入されている・・というのは認識していましたがアラビア
半島の国まで厄介かけているのは意外でした。スーパーに行ったとき野菜売り場でサヤイン
ゲンの産地を確かめてみて下さい。

レシピは寒い日の飲物二題「たまご酒」と「ブランデー・エッグノッグ」です。お酒を使いますが、
アルコールが苦手な方は量を減らすなどして作って下さい。美味しく作るポイントは卵液を
漉すこと。も一つは煮るとき熱を加えすぎないこと・・さりとて(温度が)低いのもNG・・シンプル
だけに神経を使いますが、上手に作るとほんとうにおいしい飲み物にしあがります。

からだが温まる飲み物・・材料は酒と卵と砂糖の3つだけですが、作るときの気配りが必要です。
一番大切なのは火加減・・終始弱火・・コンロの最弱の火で、5~6分かけて気長に煮込みます。
卵が煮固まる直前・・トロリとしたところで火を止める。きめ細かい舌触りで美味しい飲み物です。


材 料
たまご 1こ 50g
日本酒 1カップ 180cc
さとう 大さじ 1 10g
シナモンパウダー 適宜
生姜 適宜

作り方
1.ボウルに卵を割り入れてカラザを取り割りほぐす。
2.日本酒を少しずつ加えて混ぜ合わせ、細かい網目
  の網ザルで漉す。
3.鍋に2.と砂糖を入れ火にかける・・火は一番の弱火。
4.数本の箸か泡立て器でかき混ぜ、トロミが出るまで
  煮る・・温度が上がるまで掻き混ぜて弱火で4分・・
5.酒の温度が熱燗になった頃合いに火を止める。
6.卵液が半熟になったのを確かめて器に移す。
7.そのまま飲んでも美味しいが、生姜のしぼり汁など
  落として飲むと、一味の変化が楽しめる。
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1098 のっぺい汁

2018年03月01日 | だし・調味料・スープ類
のっぺい汁は、寒い地方の郷土料理・・おもに、里芋・人参・こんにゃく・椎茸・油揚などを出汁で煮て、醤油・食塩などで
味を調え、片栗粉などでとろみをつけた汁です(以上wikipedia「のっぺい汁」より)。基本的には、具材をごま油で炒めて
出汁を加えて煮ますが、cal抑制のため省略しました。生姜のしぼり汁を入れるのは「のっぺいうどん」からの学習です。


材 料
里芋 2こ 80g ・・皮むきして7ミリ巾の筒切り・・量は皮むきした正味量
大根 3cm 60g ・・皮むきして3cm×2cm大の薄切り
人参 5cm 50g ・・同上
生椎茸 1枚 20g ・・二つ割りして薄切り
こんにゃく 3cm 40g ・・3cm×2cm大の薄切り
油揚 1/2枚 14g ・・3cm×2cmの角切り

調味料
昆布出汁 2.5カップ 540cc
和風だし 大さじ 1 10cc
片栗粉 大さじ 1 7g ・・同量の水で溶いておく
おろし生姜 1かけ分 30g

作り方
1.鍋に昆布出汁と、下こしらえした材料を全部入れて
 中火にかける。
2.煮立ってから5分・・里芋に串を刺してスッと通ればOK。
3.和風だし大さじ1を入れて味を調える。
4.水溶きした片栗粉を入れて、強火で煮る。
5.とろみがついたら、おろし生姜を絞り入れてできあがり。
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