男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

七草粥

2009年01月05日 | ご飯類
1月も早や5日をむかえました。
あさっては7日、この日は、一年の健康を願って「ななくさがゆ」を
作って食べる日です。
その用意に、明日は家の前の田んぼでななくさを摘みます。

昨年のななくさは近所にいる孫二人とわたしの三人で摘みましたが、
今年は、昨年10月に東京から引っ越してきた孫二人がくわわり、
ことしは4人の孫たちで、春の若菜を摘みます。

いまどき、自宅前で春の七草がぜんぶそろう・・・というのも
優雅でよろしいもの・・・と一人で悦にいっております。

今回は、レシピというよりは、ななくさのご紹介みたいになりました。
ご自宅の近くに田んぼや畑があれば、さがしてみてください。
せりはともかく、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざの4つは
みつかるはずです。

なずなは別名「ぺんぺん草」と言えば、皆さんお分かりとおもいます。
いまの時節は、全草ロゼット状になっているので、写真を参考に
さがしてください。この草は良くできる年と不作の年が交互になって
いるように思います。ことしは、不作で数が少ないとおもいました。

ほとけのざは、稲刈りあとの田んぼで簡単にみつかります。
ごぎょうも、田んぼで見つかりますが、何しろまだ小さい・・・写真の
ごぎょうも、全草10センチくらい、これがいちばん大きいものでした。
別名を、ははこぐさ、ふるさと山口ではたまご草ともよんでいました。

はこべらは、畑の片隅に生えていて、昔は、これを刻んで鶏のえさに、
ぬかと混ぜ込んで、食べさせました。栄養価が高いのでしょう。
これを食べた鶏は、たまごをたくさん生むと言いよく食べさせました。

ななくさがゆのエキスには、胃腸を助けて食欲を増進させる・・・と
いう効果にくわえ、糖尿病の合併症の予防にも働きがあることが、
医学的にも報告されていると言います。

ななくさすべてが、何らかの薬効があるという、豪儀な草々であります。
明日の朝は、ななくさを摘みに出かけてみませんか。  

せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろこれぞななくさ・・・春の七草です。
一昨年まで20年以上、1月6日にはななくさをそろえて、近所・知人のかたへお届けしてきました。
「春の野にいでて、若菜つむ」のはわたしの役目、お届けするのはもっぱら家人の役目でした。
さびしいことですが、寄るとしなみで、昨年この行事をやめました。でも自分のだけはつくっています。
ことしは、4人の孫たちと採りました。家の前の田んぼで、かぶと大根を除き五つぜんぶそろうのです。
かぶは近くの畑のものですが、だいこんはわたしの畑でつくったものです


材料
冷やごはん 200g 二人分です
せり
なずな(ぺんぺん草とも言う)
ごぎょう(ハハコグサとも言う)
はこべら (ハコベ、ひずるとも言う)
ほとけのざ(こおにたびらことも言う)
「せり」から「ほとけのざ」までは根をとりのぞいて、塩茹でする。
塩茹でしたら、さましてこまかくきざんでおく。

すずな=かぶ
すずしろ=だいこん
葉っぱは塩茹でに、白い根っこは細かくきざんでしお茹でしておく。

作り方
冷やごはんを水洗いして、ぬめりをとりざるにあげる。
2カップの水を鍋に入れて、火にかけてふっとうしたら、
洗ったごはんをくわえ、塩茹でしてきざんだななくさを
くわえて、時間をかけずに中火でザッと煮ます。
あまりクツクツ煮ると、ごはんがほとびて、おいしくなくなる。
ごはんもななくさも、鍋のなかでふきあがったら、すぐに
火からおろして適温に冷まして、お茶碗にうつします。
なべ底を冷水に漬けて、あら熱を冷まします。
ねばつかない、サラッとした、おかゆの炊き方です。
塩を加える・加えないは好みにします。

べとつきますが、柔らかいのがよいときは、お米から
じっくりと40~50分かけて炊いたおかゆを作ります。
お腹にやさしい、柔らかいおいしいおかゆができます。

コメント
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