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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地域のお店は大切に ~ 最後に頼りになるのはここ

2017-12-18 23:07:36 | Weblog

 

 先日、釣りをしていてふとリールを見ると、ハンドルの反対側にあるはずのキャップが無くなっていることに気が付きました。

 釣りに夢中になっていると、こうしたことにも気が付かないでただ竿を振っているという事はよくあるものです。

 このキャップがないと、水や塩が入り込んでしまってよろしいはずがないのですが、気が付いたところの周辺などいくら探しても、全く見つからず途方に暮れてしまいました。

 釣りを終えたところで、数日前に釣り竿の修理を頼んであったショップに立ち寄って、「このリールキャップなんですが、手に入りますかねえ」とおずおずと店員さんに尋ねてみました。

 すると応対をしてくれた方は、「うわ、これですか。今日はメーカーが締まっていますが取り寄せになるかなあ」とちょっと渋い顔。

 内心(無理かなあ)と思いながらも、「このリールはこちらのショップで買ったものですし、決して安いものでもなかったんですよ」と言ってみると、「はい、わかります。うちで扱っているものですよね」と、とりあえずこのお店で売っている商品であることは分かってくれました。

 店員さんはそのうえで、「ちょっと待ってくださいね」と言って、店の奥に行くと、箱を一つ手にして帰ってきました。

「ありました、これですよね」

 そういうと、まさに同じリールの新品を取り出して、そのキャップを外すと「どうせ取り寄せになると思いますから、これで処置しておきましょう」と、私のリールに付け替えてくれました。

「いいんですか?」
「ええ、ちょっと値段もわからないけれど、500円はしませんから、300円と消費税だけ頂いておきます」

 そう言って、格安で亡くなった部品を調達してくれました。

 値段の安さだけに惹かれて、ついネットショッピングでモノだけを取り寄せて「事足れり」としがちな今日、こんな形で信頼できるショップと繋がっていることの価値を改めて感じたのでした。

 安物を買って結局満足がいかないことも良くある話。

 地域のお店で店員さんと仲良くなって、会話を楽しみながら良い品を買い求めることってやはり大事なのだと痛感した次第。

 皆がネットで買い物をするようになると、最後には地域からお店が消えてしまいます。

 地域のお店を大事にいたしましょう。

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