札幌市も今やほとんどの道路がアスファルト舗装になっています。
そしてこの道路のアスファルト合材は、修繕するときには剥がされて、指定のアスファルトプラントへ持ち込まれます。
アスファルト合材は専用の薬剤を使うことで100%再生ができるので、先に持ち込まれたアスファルトを再生したものを使って道路を再び舗装することができます。
古いアスファルト合材は産業廃棄物として捨ててしまうのではなく、リサイクルすることで資材を有効に使えて環境にも優しいというので、この制度が始まった時は有効な制度でした。
ところがやがて、新しい道路を整備する量が減ってくると、アスファルト合材の需給バランスが崩れて来て、溜まってゆく合材の方が増えてきました。
こうなるともう合材の山を減らすためにどうしたら良いか悩むことになります。
ある時には社会的に合理性があっても、その社会が変化していった時には制度も変化させないといけないのですが、一度決めた制度を変えるのは大変です。
さて、一つのあり方がうまくいっているかどうか判断するには、そのまま続けて矛盾が広がるのか、それともいつかは収束するのかを見極めれば良いでしょう。
国の財政も、急ぐ必要はないかもしれませんが、いつかは収束する手立てを講じておくべきでしょうね。
自分自身の健康でも、そのままでいたり一定の治療をして、改善の傾向が見えるかどうかを判断する方が良いでしょう。
良くなっていないと思えば、何か手立てを講じる方が良い。判断はお早めに。