わが家は玄関フードの外壁が木材を使用したつくりになっています。
それはそれで気に入っているのですが、問題はメンテナンス。定期的に塗装などの手入れをしないとみすぼらしくなってしまうのです。
今は家に長くいられるということで、重い腰を上げて外壁の手入れに挑みました。
塗装はまず汚れて劣化した表面をきれいにするところから始めます。目の粗い合成たわしと金属ブラシで表面を剥ぐと何ミリか木が薄くなりますが、まあまだ何回かは持ってくれるでしょう。
問題は塗装ですが、はめ込んであるサッシや接する外壁との間を養生用テープを貼って保護します。先日ホームセンターへ行ってみると、粘着テープと保護用のフィルムが一体になった専用のテープが売られていて、嬉しくなってすぐに買ってしまいました。
事前準備の養生に時間をかけてきっちりとやっておけば、塗装ミスや汚れをそれほど気にせずに済むので、そのあとの塗装作業は一気にはかどります。
昔から「段取り八分」とはよく言ったもので、準備がちゃんとできればもうできたも同然と言うわけです。
かつて学生時代に室内内装業のアルバイトをしていましたが、入ってすぐはとにかく三脚と足場板を移動させて足場を作ることばかりやらされました。
後からそれがいかに大事な段取りであるかを思い知ったのですが、自らの体験として思い知ったことはその後の生き方にも良い影響を与えてくれました。
そんなわけで下地を作って養生をした後はいよいよ塗装開始。足場がしっかりと組めないのでいつも苦労するのですが、なんだかんだで男一人で丸一日作業ってところでしょうか。
手入れは面倒ですが、たまに目配りをすると痛みの度合いが把握できるので大事作業です。
実はこんなことも私にとっては「生涯学習的生き方の実践」というわけです。現状を把握する多様な視点と、暮らしの中での多様なスキル。
どこまでやれるかわかりませんが、やってみると気が付くことってたくさんあるものです。さて次はどこを修繕しましょうか。