北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

マッチングってことはつまり「縁」ということ

2016-04-08 23:46:46 | Weblog

 たかが一年間の単身赴任でしたが、それでも持ち帰ってきた荷物は広げると六畳間に一杯。

 稚内で買い足した台所用品なども多く、引越しを手伝いに来てくれた妻は荷物を見て、「どうしてこういう家にもあるような便利グッズを買い足すのかなあ」としまう先を考えるたびに不満げです。

「単身先での暮らしも便利にしようと思ってね…」
「あなたはもう少し我慢を知らないといけません」

 だいぶ焼きを入れられました。

 それにしても持ち帰った荷物を詰める場所を作るためには、今まであったものを処分して空間を作らなくてはなりません。

 今日も子供が使っていた学習机や車庫に置きっぱなしになっていたスチール棚やラックを清掃工場に持ち込んで処分してもらいました。

 学習机などは多少日焼けしてはいますがまだ立派に使えるもので、リサイクルにまわせないかな、とも思ったのですが、引き取り手もすぐには見つからなかったため処分することに決めました。

 もしかしたら時間をかけて欲しい人を探せばうまくマッチングできたのかもしれませんが、そういう時間コストも含めて断捨離をすることにして、目の前の空間を作ることを優先です。


      ◆ 


 実はこのマッチング、上手くできないことで経済的ロスを出していますし、逆に上手くできることで経済価値を高めることもできます。

 観光地選びもふるさと納税も、マッチングの妙一つでパフォーマンスは随分と変わるはず。

 観光地だったら来訪者(という相手)がどんなところに魅力を感じるか、何を求めているかという視点でしっかりと訴求することが大切で、提供する側の理屈だけでは通用しないことが多いものです。

 ふるさと納税をみていても、自分とかかわりのある自治体のものは良いとして、返礼品目当ての寄付ということになると、どれだけの割合のものが送り返されてくるかという「返礼率」やポータルサイトでの「人気ランキング」などとして表示の上位に来るものにどうしても目が行きがちです。

 たかが返礼品と言えども、それによって縁が誕生するかどうかという重要なきっかけなわけで、ありきたりな宣伝や情報提供以上の姿勢と取り組みで、新しい縁をマッチングしたいものです。

 いい売り物がある自治体の皆さん、大いにがんばりましょう。

コメント
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