北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

自分の断捨離が人の役に立つか

2016-04-30 23:44:44 | Weblog

 静岡の友人が札幌のマンションの一室を借りて事務所を開設しました。

「まだ調度品関係は何もないようなので、私の単身生活グッズで余ったものがあれば上げるよ」と言ってあって、何か使えそうなものを集めることにしていました。

 札幌の自宅に戻ったのですからもう単身生活で使った道具はほとんど使わないはずと台所用品のチェック。

 ところが妻と一つずつ見ていると、「これは家のモノの方が古いから取り替えよう」とか、「これは家でも使える」と言い始めてなかなかあげるべき品々が揃いません。

 妻の視点は実用性ですが、私にとってもうあげてしまうための最大の障壁は"思い出"ってやつでした。

「あ~、これを買った時は便利になって嬉しかったな」とか、「この片手鍋で何度食事を作ったことか…、世話になったなあ」などと思い始めると、手放す気持ちがくじけかけるのです。

 それでもなんとか勇気を振り絞って、とりあえず段ボール二つ分の品を揃えて、事務所のお守をしているH君に来てもらって手渡しました。

 格好の良い調理道具などだったら良かったのでしょうけれど、数の揃っていないカップやグラス、丼にお皿などばかりで、これで良かったのか逆に不安。

 企画関係の職場って内面から湧き立つセンスみたいなものが求められると思うので、そこにあまりにも家庭的な品々があると、住まいと事務所の区別がつきにくくなってしまうのではないか、と勝手に想像してしまうのです。

 今日で退職してから一か月が経過しましたが、家の中のモノを断捨離で整理するのは道半ば。せめて私の断捨離が人様の役に立てば良いので、まずは差し上げて物をチェックしていらないものは捨ててください。

 だめだ、早く煩悩を振り払わねば! 
 

コメント
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