北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

カジョウチョウカモウソウショウコウグン

2016-04-20 23:38:10 | Weblog

 早朝から釣り仲間が迎えに来てくれて、積丹方面へ移動。前回と同じポイントで早速ホッケとカレイ釣りにチャレンジです。

 今日の積丹は穏やかな天気で気温も上がりました。ボーっとして釣り糸が反応するのを待つだけの釣りは、リゾートとしても最高。北海道の良さが存分に味わえます。

 しかしなかなか魚は反応してくれません。しまいには風が吹いて糸が引っ張られることで竿先が揺れるのを見て、「おっ、かかったか!」と過剰反応をする始末。

 ついてきてくれたフィッシングガイドさんが、「そういうのをカジョウチョウカモウソウショウコウグンと言うんですよ」と教えてくれました。

「それはなんですか?」
「漢字だと、"過剰釣果妄想症候群"となりますが、何を見ても『釣れた』と思う病気ですよ。釣れないときにとくに顕著になります(笑)」

 つまり、釣れていないのに釣れたと思う気持ちばかりが前に出て、何を見ても『釣れたか!』と思う症状のことを揶揄してそういっているのだそう。竿先が揺れるとすぐに動揺する私の様な初心者は特にその傾向がありますね。

 本当に魚がかかっても、竿を上げるタイミングが早すぎたりして「焦っちゃだめですよ~」とたしなめられることもしばしば。分かったようでなかなか分からないのが釣りの世界です。

 
 それでもなんとか私はホッケを三匹釣り上げ、Z隊長はホッケ四匹にクロガシラカレイを一匹ゲット。今日の竿頭は隊長で決まり。

「やっぱり僕は持ってるなあ」
 魚が釣られる相手を選んでいるとは思いませんが、やっぱり釣れる人とつれない人が出てくるのは不思議です。

       ◆ 
 
 結局のところ、朝七時から午後の三時くらいまでやって釣果は三匹。釣果は少ないと思われるかもしれませんが、春の暖かい一日を魚釣りと称して釣り仲間五人が集まって楽しんでいるのですから、楽しみの結果は釣った魚の数ではありません。釣れない時間の人生談義がまた良いのですから。

 帰りしなに余市でお土産を買いに行ったら、知人から「どうせ釣れないべなーと思ってカジカを取っておいたからもってきな」とサプライズのプレゼント。

 家に帰ってきてからは、ホッケを一夜干し用に背開きするのと、カジカをさばいてから揚げとカジカ汁をつくるのにえらく時間がかかってしまいました。

 ホッケ釣りに行って夜ご飯はカジカ汁ってどういうこと?

 まあこれが大人の遊びと付き合いの結果です。

 今日はホッケの開きが実にうまくいきました(笑)

コメント
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