10月12日公開で嵐の松本潤と上野樹里主演の映画「陽だまりの彼女」を観てきました。
この映画は原作が越谷オサムさんの同名の小説。
キャッチコピーが「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」ということもあって、若い人たちを中心に人気が出ています。
この映画の監督さんは「僕等がいた」の三木孝浩さんで、三木さんとは仕事で夕張ファンタスティック映画祭へ行った時にお会いしたということもあって、気になっていたのですが、妻も観たいということで早速映画館へと車を走らせました。
もうネットでも多くの書き込みがありますが、ラブロマンス映画ながら、上野演じる主人公の真緒にはある秘密があってそれがドラマの大きなカギになります。
ネット上のネタバレの書き込みなど読まずに、まずはそのまま映像を観ると良いでしょう。
上野樹里はかわいくてとても魅力的だし、松潤とのコンビもとてもほのぼのして良い映画でした。
映画の中では松潤演じる奥田浩介と上野演じる渡来真緒は中学校の同級生という設定。
私と妻も中学校の同級生なので、なんだかとてもドキドキしました。
映画を観終わって会場を出るときに、周りの人たちの声が聞こえてきて、「やっぱり映画の方がいいね。小説じゃ泣けないのよ」なんて会話をしていました。
確かにちょっとホロッとするシーンがあって、すすり泣く人もいました。さすがに三木監督、本当に上手に映像を作りますね。
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主要ロケ地は湘南から江の島。江の島や江ノ電など見たことのある風景が出るとそれもまた嬉しくなります。
「僕等がいた」も良かったけれど、こちらで素敵だったのは、挿入歌として使われていたビーチボーイズの"素敵じゃないか(Wouldn't It Be Nice)" も上手に使われています。
この歌は原作の小説の中でも、二人の愛の生活がそのまま歌詞になっているということで使われているのだそう。
エンディングは山下達郎の10月9日発売のニューシングル『光と君へのレクイエム』でこれもまたいいですね。
映画は音楽と一緒になって観客の心の中にすっと入って行きます。
最近は日常生活から歌が消えてしまったような気がします。
昔はもっと流行歌に敏感で、あとからその曲を聴いた時に、流行っていた時代のことをつい思い出すという思いでの中のインデックスのようでした。
「歌なんか聞いていないで勉強しなさい」と親から言われるのに逆らってカセットテープにかじりついた懐かしい日々。
流行を追うことで今日を彩る思い出の曲や映画ができるというのは案外大切なことなのですね。
音楽と映画を日常に。
【陽だまりの彼女】 http://www.hidamari-movie.com/