市内の幹線道路が雪祭りにあわせてか、運搬排雪が始まっています。道路横の雪山はなくなりつつありますが、今度は滑りやすくなっています。
私も横断歩道橋の下りでスリップして転びそうになりました。雪国の皆さんは気をつけてください。
今日は
■シンガポールからの来道観光 です。
【シンガポールからの来道観光】
観光関係者との懇談会で、昨年開発局が行った観光調査の記録ビデオを見た。
観光調査とは、シンガポールの人たちに北海道を4泊する旅で、その旅というのが宿泊場所だけは決めておいて、あとはカーナビを用いながらのレンタカーによるフリーの旅というのである。
これには日本人で地元に住んでいるある観光業者さんが協賛してくれて、結構な持ち出しもしてくれて成り立った企画なのだ。
これが人気で約50人もの家族や夫婦、恋人たちが参加してくれたという。
一行は新千歳空港で十分な説明を受けて、あとはカーナビを頼りに道内の各観光地へと出発。実はシンガポールは英語も中国語も通じるので英語表記や漢字がある程度分かるということもあり、また国内は右ハンドルで左側通行という日本に似たところがあって運転に慣れやすいという事なのだとか。
ビデオは一行の中からいくつかの家族連れに密着して道内での感動や喜びを写し出していた。
シンガポールのような常夏の国には乾期と雨期の区別はあるものの、日本のような四季はないので北海道の自然は本当に豊かに写るのだそうだ。
また我々にしてみれば北海道は広くて観光地まで行くのに時間がかかると思いがちだが、彼らにすればたった2時間くらいのドライブで山があり海があり湖があるという景観の変化は次々にかわるパノラマなのだそうだ。
考えてみればオーストラリアなどではあまりに風景が雄大で、走れども走れども何日間もひたすら砂漠とか、そういう光景を経験している人たちが多いので、北海道などはスケールが小さいのだろう。
そういう感覚は道民にはないので、そういわれると案外新鮮なものだ。
食事も大変美味しそうだったが、英語のメニューがないのには困った様子だった。また観光地にも最低英語の説明があればよいのに、というのも感想の一つ。
まだまだおもてなしの心が不足しているという事なのだろうか。
何気ない夕焼けにも「きれいだ!ワンダフル!」を連発されるとなんだか恥ずかしくなってきたが、自分たちの財産に改めて気づかされた思いがする。
小学生の女の子などは毛虫をつつきながら「シンガポールにはこんなに毛むくじゃらの毛虫はいないの」といって嬉しそうにしていた。まったく何に感動するのかなんて異国の人間には想像もつかない事がある。
かつてドイツへ視察に行かせてもらったときに、わが一行は現地の墓地がきれいに管理されていて彫像などを上手に配置しているのに感動してやたら写真を撮りまくっていた事があったが、確かにバスの運転手さんがあきれ顔でいたことが忘れられない。
自分たちの感覚にはない風景こそが財産なんだな。
海外からのチャーター便などは、帰りにどれくらい安定的にお客さんが乗ってくれるかというのが商売の最大のポイントだ。そういう意味では来てくれるお客さんが日をずらして帰るというパターンが安定して機能するか、もしくは北海道の人たちが逆にシンガポールへ行くという観光交流が盛んになればよいのだ。
こちらばかり良い目を見ようとせずに、お互いがwin-winの関係でいたいものだ。
人呼んで「アジアの宝 北海道」。これを本当のものにするのは道民一人一人のおもてなしの心からだ。
私も横断歩道橋の下りでスリップして転びそうになりました。雪国の皆さんは気をつけてください。
今日は
■シンガポールからの来道観光 です。
【シンガポールからの来道観光】
観光関係者との懇談会で、昨年開発局が行った観光調査の記録ビデオを見た。
観光調査とは、シンガポールの人たちに北海道を4泊する旅で、その旅というのが宿泊場所だけは決めておいて、あとはカーナビを用いながらのレンタカーによるフリーの旅というのである。
これには日本人で地元に住んでいるある観光業者さんが協賛してくれて、結構な持ち出しもしてくれて成り立った企画なのだ。
これが人気で約50人もの家族や夫婦、恋人たちが参加してくれたという。
一行は新千歳空港で十分な説明を受けて、あとはカーナビを頼りに道内の各観光地へと出発。実はシンガポールは英語も中国語も通じるので英語表記や漢字がある程度分かるということもあり、また国内は右ハンドルで左側通行という日本に似たところがあって運転に慣れやすいという事なのだとか。
ビデオは一行の中からいくつかの家族連れに密着して道内での感動や喜びを写し出していた。
シンガポールのような常夏の国には乾期と雨期の区別はあるものの、日本のような四季はないので北海道の自然は本当に豊かに写るのだそうだ。
また我々にしてみれば北海道は広くて観光地まで行くのに時間がかかると思いがちだが、彼らにすればたった2時間くらいのドライブで山があり海があり湖があるという景観の変化は次々にかわるパノラマなのだそうだ。
考えてみればオーストラリアなどではあまりに風景が雄大で、走れども走れども何日間もひたすら砂漠とか、そういう光景を経験している人たちが多いので、北海道などはスケールが小さいのだろう。
そういう感覚は道民にはないので、そういわれると案外新鮮なものだ。
食事も大変美味しそうだったが、英語のメニューがないのには困った様子だった。また観光地にも最低英語の説明があればよいのに、というのも感想の一つ。
まだまだおもてなしの心が不足しているという事なのだろうか。
何気ない夕焼けにも「きれいだ!ワンダフル!」を連発されるとなんだか恥ずかしくなってきたが、自分たちの財産に改めて気づかされた思いがする。
小学生の女の子などは毛虫をつつきながら「シンガポールにはこんなに毛むくじゃらの毛虫はいないの」といって嬉しそうにしていた。まったく何に感動するのかなんて異国の人間には想像もつかない事がある。
かつてドイツへ視察に行かせてもらったときに、わが一行は現地の墓地がきれいに管理されていて彫像などを上手に配置しているのに感動してやたら写真を撮りまくっていた事があったが、確かにバスの運転手さんがあきれ顔でいたことが忘れられない。
自分たちの感覚にはない風景こそが財産なんだな。
海外からのチャーター便などは、帰りにどれくらい安定的にお客さんが乗ってくれるかというのが商売の最大のポイントだ。そういう意味では来てくれるお客さんが日をずらして帰るというパターンが安定して機能するか、もしくは北海道の人たちが逆にシンガポールへ行くという観光交流が盛んになればよいのだ。
こちらばかり良い目を見ようとせずに、お互いがwin-winの関係でいたいものだ。
人呼んで「アジアの宝 北海道」。これを本当のものにするのは道民一人一人のおもてなしの心からだ。