梅田芸術劇場 2009年12月19日マチネ
初日を観てきました。
実はTCA(古ッ!)とか運動会とか、こういうイベントを観るのは初めてなのですが…今年のワタシはやや壊れています。
というわけで、観劇記というよりは日記として、感想を…
まずは、日帰り強行軍でしたが(『カサブランカ』初日もそうだったけどネ!)、名古屋の雪にもめげずに10分弱の遅れで新大阪まで走ってくれた東海道新幹線にお礼を言いたいです…ありがとうJR…ホント途中ドキドキしっぱなしでおちつかなくて、ツイッターでつぶやきまくりでしたからね!
ウザいよ自分!!
というわけで花組『ミーマイ』以来の梅芸でした。B席でしたがまったく問題ナシでした。
オケとコーラスは板付き。ステージ中央に中階段くらいのがセットしてある感じでした。
プロローグは板付きのイシちゃん+トップ三人。学年順なのか組順なのか就任順なのか、並び方や歌い順がバラバラで、ハラハラしつつ探しました。
ユウヒはグレイッシュなピンクの総スパンの燕尾。
『風の錦絵』より「春一番」を歌うイシちゃんのバックに、花組から、『相棒』はお稽古クライマックスなのでバウ組から主演の三人が出ます。
初めてレミレミの可愛さに目覚めました私…! 今まですまん! でもじゅりあとかきらりとか、意地悪そうな美人(笑)顔の方が好みなんだもん~。
続いて「RIO DE BRAVO!!」で雪組、「シバの祈り~ソウル・オブ・シバ」で星組。
そして「Apasionado!!」で宙組。歌うスターの紳士Sのユウヒの胸にいきなり手を回すマユ…私の心臓は止まりました(^^)。
プロローグのシメは「タカラヅカ・グローリー!」でした。
MCは例によってグダグダです(^^)。
チエちゃんがユウの、ユウヒがアサコのコメントを報告。ユウはすっかり水谷豊になっているそうです(^^)。
イシちゃんが『コインブラ物語』より「ああ、イネス」を歌ったあと、各組パロディコーナーへ。意外にどこも短くて残念だったなー。
雪組は『外伝ベルサイユのばら』で、ユミコのアンドレがプロバンス訛りなのか?でキムのオスカルと今宵一夜になだれこみ、ミナコマリーズが「なんばしよっと」と乱入し、そこに黒い騎士ならぬゾロたちがゾロゾロと登場。
チカちゃんがZの字にサーベルをふるうのが意外に好きだったので、うれしかったのですが、オチはないままでした(^^)。
星組+花組は『太王四神記』。カオリ剣のくだりですが、何度刺されても死なないタムドク…
「痛くない」とはしゃいでいると、ホゲが金のどデカいメガホンでひっぱたくんで「痛い!」となる。父が最後に託したのはこれだったのか…と「チュシンの星のもとに」を熱唱…メガホンじゃなくてハリセンがよかったんじゃないかな(^^)。
マリモちゃんがカクダンに扮しているようでした。ラブリー!
宙組はお茶会でも話に出ていた『大江山裁判』。
まずは洋風メイクにバージョン2の鬘がなんとも言えない茨木童子がせつせつと「人でなし」を歌いますが、背後に法廷が用意され始めるので客席はクスクス笑い…でもユウヒは大まじめ、ってとこが素敵。
で、いきなり裁判にかけられる茨木。どうやら藤子と滝壺に飛び込んだあと、茨木だけが助かったので、藤子殺害容疑がかけられているらしい。
私はまったくゲームをやらないので『逆転裁判』を観ていないのですが、みーのディックの怪しい証言、トモのエッジワースの鋭い追求、それをかわすマユのフェニックス・ライト…ってな感じで裁判は進み、決め手は藤子が
「私の茨木!」
と飛び込んできて、死んでなんかなかったじゃん、って感じ。
死んでいないどころか、今はカサブランカでリックとイルザとして生きているらしい…と東京公演を宣伝し、「うす紫の恋」をこれまた真面目に歌っておしまい。
その後の回では、ユウヒが酒呑童子の持つでっかい杯を奪って「君の瞳に乾杯」とキザるようになったそうです…それも観たかった!
その後は、2009年公演を振り返るメドレーへ。
思えば初代ルキーニだったイシちゃんの「キッチュ」から始まり、花組三人のミーマイ「愛が世界を回らせる」、続いては各組トップコンビがそれぞれ『ロシアン・ブルー』より「別れの言葉」、『再会』より「モンテカルロの恋」、『カサブランカ』より「世界の果てまでも」。
一幕ラストは全員でミーマイ「ランベス・ウォーク」、客席降りも。
下手で並んでノリノリで腕をグルグル回しているネネスミがすっごいラブリー。
そして上手で縦ノリしているミナコのハジけ方が若い!
ニヤニヤしているうちに休憩、となったのでした。
第二部冒頭は95年を振り返る趣向から。
メドレーはどれも短くてちょっと残念、もっとたっぷり聴きたかったよー。
トップ三人が「タカラジェンヌに栄光あれ」、トップ娘役三人が「ラ・ベルたからづか」、花組三人が「パレード・タカラヅカ」。
チカちゃんが『ノバ・ボサ・ノバ』より「アマール・アマール」、雪組子が加わって『ベルサイユのばら』より「愛あればこそ」、続いてキムが『忠臣蔵』より「花に散り雪に散り」、トヨコとマリモで「PARFUM DE PARIS」。優しげなトヨコ、好きだなああ。そして「TAKE OFF」。
次にマユがなんと『ブラック・ジャック』から「かわらぬ想い」を朗々と…ヤンさんの歌をマユが!
次にテルが『エールの残照』から「風のシャムロック」を…ユリちゃんの歌をテルが! 懐かしくて泣きそうでした私…
ユキちゃんの歌声が聴こえてきそうな「サジタリウス」、マリコさんより1000倍力強い(オイ)チエちゃんの「風になりたい」(『国境のない地図』より)。
そして大好きだったノンちゃんのショー「プレスティージュ」で踊るマサコ、みー、だい!
宙組フルメンバーになって『エクスカリバー』より「未来へ」になりましたが、キミたちみんないなかったんじゃ…とはちょっと思った(^^;)。
組子が減った形で「GLORIOUS!!」、みっちゃんが『BLUE・MOON・BLUE』より「ENDLESS DREAM」、そしてユミコが『~夢と孤独の果てに~ルートヴィヒⅡ世』より「夢の果てに」。ここの拍手が長くて大きかったのは、次のユウヒのためではなくて、退団を発表したユミコへのものだったと思います…
ユウヒが『愛のソナタ』から「初めて見た朝日のように」、星組子が『王家に捧ぐ歌』から「世界に求む」、そして全員で『テンダー・グリーン』より「心の翼」。ナツメさんへの追悼です。
続く場面はショーメドレー。
これまたナツメさんの代表作だった『ジャンクション24』より「DANCE WITH ME」をイシちゃん。
「ル・ポァゾン」をキム、トヨコ、みっちゃんという私好みのメンバーで。
『アンド・ナウ!』より「そして、今」をテル。またまたナツメさんの「ジタン・デ・ジタン」をマユ。「セ・シャルマン!」をユミコ。
各組トップコンビ以外の全員で、『シトラスの風』より「明日へのエナジー」。
そしてシャッフル・デュエットのお時間です。
トップバッターはユヒネネ。月組時代にショーで組んだこともあるそうですが私は記憶がないのですが、映りがいい! 歌は「ジュテーム」、ネネちゃんにだけ歌がありましたね。
あとはどのコンビも男役が歌って娘役はダンスのみ、絡みもわりと少なめ。
とはいえ「セ・マニフィーク」のチエミナは若さいっぱいで、巷では雄ライオンと雌タイガーのバトルとも…!
チカスミも収まりが良くて、歌は『ザ・レビュー』より「夢人」。まあたいていそうだけど、ここでもチカちゃんはなんかすごくニコニコしていて、ユウヒの代わりにジェラっときました。「あげないよ!」ってなもんで。
でもトップはみんな「うーん、この子も可愛いなー、あの子も可愛いなー、でもやっぱりうちの嫁が一番」とか思ってるんだろうなー、とか思ってしまいました。
次はなぜか『風と共に去りぬ』メドレーで、これまたイシちゃんのバトラー懐かしい…と思いました。「愛のフェニックス」「君はマグのリアの花の如く」「さよならは夕映えの中で」。イシちゃんを囲む可愛子ちゃんズの中ではもちろんレミレミとアリスが目を惹きました。でもミミちゃんもいたんだよね、すまん…サユは私はパスなので(ヒドい)。
クリスマス抽選会は、列まではきたんだけど当たりませんでした…
回替わりのクリスマスカードはユウヒ分。ニューヨークの雪景色かと思って選んだら道頓堀だったらしい…
そしてフィナーレへ。
『パリゼット』の「すみれの花咲く頃」、そして黒燕尾の男役のボレロになり、センターはユミコ。各組混じっているのにビシッと決まって圧巻、感涙。
パレードは「タカラヅカ・グローリー!」と『ザ・レビューⅡ』より「この愛よ永遠に-TAKARAZUKA FOREVER-」でした。
正直、慌ただしいスターの顔見世興行で、練られたショーではないし、ファンサービスと言えど料金的にもやや割高だと思いますし、だったらちゃんと芝居やショーの公演を観るかな、とも思うけれど、ま、年に一回のお祭りだからいいか、とも思った贅沢者の私なのでした。
おしまい。
初日を観てきました。
実はTCA(古ッ!)とか運動会とか、こういうイベントを観るのは初めてなのですが…今年のワタシはやや壊れています。
というわけで、観劇記というよりは日記として、感想を…
まずは、日帰り強行軍でしたが(『カサブランカ』初日もそうだったけどネ!)、名古屋の雪にもめげずに10分弱の遅れで新大阪まで走ってくれた東海道新幹線にお礼を言いたいです…ありがとうJR…ホント途中ドキドキしっぱなしでおちつかなくて、ツイッターでつぶやきまくりでしたからね!
ウザいよ自分!!
というわけで花組『ミーマイ』以来の梅芸でした。B席でしたがまったく問題ナシでした。
オケとコーラスは板付き。ステージ中央に中階段くらいのがセットしてある感じでした。
プロローグは板付きのイシちゃん+トップ三人。学年順なのか組順なのか就任順なのか、並び方や歌い順がバラバラで、ハラハラしつつ探しました。
ユウヒはグレイッシュなピンクの総スパンの燕尾。
『風の錦絵』より「春一番」を歌うイシちゃんのバックに、花組から、『相棒』はお稽古クライマックスなのでバウ組から主演の三人が出ます。
初めてレミレミの可愛さに目覚めました私…! 今まですまん! でもじゅりあとかきらりとか、意地悪そうな美人(笑)顔の方が好みなんだもん~。
続いて「RIO DE BRAVO!!」で雪組、「シバの祈り~ソウル・オブ・シバ」で星組。
そして「Apasionado!!」で宙組。歌うスターの紳士Sのユウヒの胸にいきなり手を回すマユ…私の心臓は止まりました(^^)。
プロローグのシメは「タカラヅカ・グローリー!」でした。
MCは例によってグダグダです(^^)。
チエちゃんがユウの、ユウヒがアサコのコメントを報告。ユウはすっかり水谷豊になっているそうです(^^)。
イシちゃんが『コインブラ物語』より「ああ、イネス」を歌ったあと、各組パロディコーナーへ。意外にどこも短くて残念だったなー。
雪組は『外伝ベルサイユのばら』で、ユミコのアンドレがプロバンス訛りなのか?でキムのオスカルと今宵一夜になだれこみ、ミナコマリーズが「なんばしよっと」と乱入し、そこに黒い騎士ならぬゾロたちがゾロゾロと登場。
チカちゃんがZの字にサーベルをふるうのが意外に好きだったので、うれしかったのですが、オチはないままでした(^^)。
星組+花組は『太王四神記』。カオリ剣のくだりですが、何度刺されても死なないタムドク…
「痛くない」とはしゃいでいると、ホゲが金のどデカいメガホンでひっぱたくんで「痛い!」となる。父が最後に託したのはこれだったのか…と「チュシンの星のもとに」を熱唱…メガホンじゃなくてハリセンがよかったんじゃないかな(^^)。
マリモちゃんがカクダンに扮しているようでした。ラブリー!
宙組はお茶会でも話に出ていた『大江山裁判』。
まずは洋風メイクにバージョン2の鬘がなんとも言えない茨木童子がせつせつと「人でなし」を歌いますが、背後に法廷が用意され始めるので客席はクスクス笑い…でもユウヒは大まじめ、ってとこが素敵。
で、いきなり裁判にかけられる茨木。どうやら藤子と滝壺に飛び込んだあと、茨木だけが助かったので、藤子殺害容疑がかけられているらしい。
私はまったくゲームをやらないので『逆転裁判』を観ていないのですが、みーのディックの怪しい証言、トモのエッジワースの鋭い追求、それをかわすマユのフェニックス・ライト…ってな感じで裁判は進み、決め手は藤子が
「私の茨木!」
と飛び込んできて、死んでなんかなかったじゃん、って感じ。
死んでいないどころか、今はカサブランカでリックとイルザとして生きているらしい…と東京公演を宣伝し、「うす紫の恋」をこれまた真面目に歌っておしまい。
その後の回では、ユウヒが酒呑童子の持つでっかい杯を奪って「君の瞳に乾杯」とキザるようになったそうです…それも観たかった!
その後は、2009年公演を振り返るメドレーへ。
思えば初代ルキーニだったイシちゃんの「キッチュ」から始まり、花組三人のミーマイ「愛が世界を回らせる」、続いては各組トップコンビがそれぞれ『ロシアン・ブルー』より「別れの言葉」、『再会』より「モンテカルロの恋」、『カサブランカ』より「世界の果てまでも」。
一幕ラストは全員でミーマイ「ランベス・ウォーク」、客席降りも。
下手で並んでノリノリで腕をグルグル回しているネネスミがすっごいラブリー。
そして上手で縦ノリしているミナコのハジけ方が若い!
ニヤニヤしているうちに休憩、となったのでした。
第二部冒頭は95年を振り返る趣向から。
メドレーはどれも短くてちょっと残念、もっとたっぷり聴きたかったよー。
トップ三人が「タカラジェンヌに栄光あれ」、トップ娘役三人が「ラ・ベルたからづか」、花組三人が「パレード・タカラヅカ」。
チカちゃんが『ノバ・ボサ・ノバ』より「アマール・アマール」、雪組子が加わって『ベルサイユのばら』より「愛あればこそ」、続いてキムが『忠臣蔵』より「花に散り雪に散り」、トヨコとマリモで「PARFUM DE PARIS」。優しげなトヨコ、好きだなああ。そして「TAKE OFF」。
次にマユがなんと『ブラック・ジャック』から「かわらぬ想い」を朗々と…ヤンさんの歌をマユが!
次にテルが『エールの残照』から「風のシャムロック」を…ユリちゃんの歌をテルが! 懐かしくて泣きそうでした私…
ユキちゃんの歌声が聴こえてきそうな「サジタリウス」、マリコさんより1000倍力強い(オイ)チエちゃんの「風になりたい」(『国境のない地図』より)。
そして大好きだったノンちゃんのショー「プレスティージュ」で踊るマサコ、みー、だい!
宙組フルメンバーになって『エクスカリバー』より「未来へ」になりましたが、キミたちみんないなかったんじゃ…とはちょっと思った(^^;)。
組子が減った形で「GLORIOUS!!」、みっちゃんが『BLUE・MOON・BLUE』より「ENDLESS DREAM」、そしてユミコが『~夢と孤独の果てに~ルートヴィヒⅡ世』より「夢の果てに」。ここの拍手が長くて大きかったのは、次のユウヒのためではなくて、退団を発表したユミコへのものだったと思います…
ユウヒが『愛のソナタ』から「初めて見た朝日のように」、星組子が『王家に捧ぐ歌』から「世界に求む」、そして全員で『テンダー・グリーン』より「心の翼」。ナツメさんへの追悼です。
続く場面はショーメドレー。
これまたナツメさんの代表作だった『ジャンクション24』より「DANCE WITH ME」をイシちゃん。
「ル・ポァゾン」をキム、トヨコ、みっちゃんという私好みのメンバーで。
『アンド・ナウ!』より「そして、今」をテル。またまたナツメさんの「ジタン・デ・ジタン」をマユ。「セ・シャルマン!」をユミコ。
各組トップコンビ以外の全員で、『シトラスの風』より「明日へのエナジー」。
そしてシャッフル・デュエットのお時間です。
トップバッターはユヒネネ。月組時代にショーで組んだこともあるそうですが私は記憶がないのですが、映りがいい! 歌は「ジュテーム」、ネネちゃんにだけ歌がありましたね。
あとはどのコンビも男役が歌って娘役はダンスのみ、絡みもわりと少なめ。
とはいえ「セ・マニフィーク」のチエミナは若さいっぱいで、巷では雄ライオンと雌タイガーのバトルとも…!
チカスミも収まりが良くて、歌は『ザ・レビュー』より「夢人」。まあたいていそうだけど、ここでもチカちゃんはなんかすごくニコニコしていて、ユウヒの代わりにジェラっときました。「あげないよ!」ってなもんで。
でもトップはみんな「うーん、この子も可愛いなー、あの子も可愛いなー、でもやっぱりうちの嫁が一番」とか思ってるんだろうなー、とか思ってしまいました。
次はなぜか『風と共に去りぬ』メドレーで、これまたイシちゃんのバトラー懐かしい…と思いました。「愛のフェニックス」「君はマグのリアの花の如く」「さよならは夕映えの中で」。イシちゃんを囲む可愛子ちゃんズの中ではもちろんレミレミとアリスが目を惹きました。でもミミちゃんもいたんだよね、すまん…サユは私はパスなので(ヒドい)。
クリスマス抽選会は、列まではきたんだけど当たりませんでした…
回替わりのクリスマスカードはユウヒ分。ニューヨークの雪景色かと思って選んだら道頓堀だったらしい…
そしてフィナーレへ。
『パリゼット』の「すみれの花咲く頃」、そして黒燕尾の男役のボレロになり、センターはユミコ。各組混じっているのにビシッと決まって圧巻、感涙。
パレードは「タカラヅカ・グローリー!」と『ザ・レビューⅡ』より「この愛よ永遠に-TAKARAZUKA FOREVER-」でした。
正直、慌ただしいスターの顔見世興行で、練られたショーではないし、ファンサービスと言えど料金的にもやや割高だと思いますし、だったらちゃんと芝居やショーの公演を観るかな、とも思うけれど、ま、年に一回のお祭りだからいいか、とも思った贅沢者の私なのでした。
おしまい。