第1回の日記はこちら。
今回は完全自力手配の旅でした。前回の宝塚歌劇星組のショー『Gran Cantante!!』が個人的にすごく楽しくて、ロケットなどでパルケエスパーニャの音楽が使用されていると聞いたので、基本的にノリが悪くてテーマパークとか全然興味ない派の私ではありますが、珍しく行ってみたい!元の曲を聞いてみたい!とムズムズし、それを中心にプランを組んだのでした。
本当ならそのまま宙組の『ハイロー』初日観劇につなげたかったのですが、頼んでいた取次がお断りになり、なら、とかえってゆっくりお宿を堪能してこられました。行くとなったら朝食も食べられず、超早朝出発になっていたでしょうからね。三重から兵庫、そら意外に遠いんですよね…
雲が多いけど基本的には晴れで、でも夏の酷暑がだいぶ和らぎ始めていて、快適な気候で恵まれました。
スタートは勝手知ったる東海道新幹線のぞみ号で名古屋まで。いつもの観劇遠征では新大阪まで乗るワケですが、名古屋だとホントすぐ着きますね。
そして伊勢志摩方面への乗り換えを…と検索したら、乗り継ぎ6分の案内をされて、名古屋駅ってまあまあ大きいのに大丈夫? 降りる場所とか出る改札とかも最短を押さえて、ロスのないようにしなくては…と急に車内で焦り出す私。が、実はこれは私が数字を読み違えていて、ちゃんと16分の乗り継ぎ時間が取られていました。しかもJRと近鉄の乗り換えは通路もあって、案内に沿って進めば3分程度で行ける距離でした。でもこれまた名古屋は中日劇場や御園座へ行くときの地下鉄東山線への乗り換えくらいしかしたことがなかったもので、ドキドキしてしまいましたよ…
一応、PASMOはどこでも使えるだろうと1万円チャージしてきたので乗車券はそれで行けるとして、特急券はネットで買っておこうかな…とまたまた検索。そうしたらどうも残り3席だったみたいだったんですけど、ちゃんと取れてよかったね私!?
というわけで無事に近鉄名古屋駅へ。お目当ての特急しまかぜがちょうどホームに入ってくるところで、プチ鉄オタとしてはやはり撮影タイムとなりました(^^)。そして指定された号車へ…2席と通路挟んだ1席の並びのゆったり仕様で、前回の鉄活同様にシートの膝下部分も動かせるゴージャスなお席で、とても快適。そして乗務員さんが記念乗車券までくださる歓待ぶり! 嬉しくて、まだ昼でしたが車内販売でクラフトビールとおつまみも頼んじゃいました。
前回は2席側の展望がやはり良く、海がどーん!と見えたものでしたが、今回の線路は海添いを走る部分はあまりなく、車輌のどっち側に座ってもゆったり広がる田畑の大平原が眺められて、これまた気分爽快でした。席は家族連れやグループ客で埋まっていましたが、意外に静かで、快適でした。
2時間ちょっとで鵜方駅に到着。路線バスに乗って志摩スペイン村へ。夏休みでもありますし、大荷物の旅行客も地元っぽい若者たちもたくさんバス停に並んでいました。
10分くらいで到着。エントランス・インフォメーションで1日パスポートを買いつつ、お宿への送迎バスの発車時刻を確認。さーっと流すだけだろうし2時間後くらいでもいいんだけど…と思っていましたがそんな便はなく、まあならそれまで中でゆっくり時間をつぶそう、とコロコロをコインロッカーに預けて、ぶらりひとりテーマパークへ。
売店もわりと丹念に見ましたが、スペインとかポルトガルとかの、いわゆる南欧チックな、ちょっとぼてっとした感じの食器でカラフルな絵付けがしてあるのがものすごく可愛くて、配送もしてくれるというしかなりかなーり悩んで、やめました…宝くじが当たったら食器道楽がしたいくらい食器が好きなのですが、今は日々ひとりで使うには十分以上の物を持っていますし、増やしてもしまうところがないしそうそう使ってあげられないかもしれないし…と涙を飲んだのでした。あとはリヤドロのお店もあったけれど、それこそ手が出ませんよね…と撤退。
その後、何故か日本食レストランに入って冷製トマトラーメンで昼食にしました。だってなんかスペイン料理って気分じゃなかったんですもん…
さて、その後はパーク内を一周してみて、混んだり並んだりしていないようならアトラクションにも乗ってみようかね、とぷらぷら散策スタート。売店やレストランが並ぶアーケードや、回廊が囲む広場、その中央にある銅像、花壇、周りの建物など、確かにヨーロッパふうで、ちゃんと綺麗でしっかりしていて安っぽくなく、眺めていてとても楽しかったです。人出も適度で、芋洗いでもなければ閑散としすぎて薄ら寒くもなく、実にいい感じ。敷地は広く、お隣の区画に移るにも城門を潜り石作りの橋を渡るような感じで、確かにちょっと海外旅行気分が味わえて楽しかったです。最初に入ったのがアトラクションではなく美術館みたいな博物館みたいな施設だったので、そういうものもあるのか、と新鮮に堪能できました。
でもそこからは、意外とアトラクション乗りまくりになってしまいました…どれも並んでも5分かそこらだったので、つい…そして周りが家族連ればかりだろうとグループやカップルばかりだろうと、臆する私ではないのです。そして係員さんはみんな、子供たちにもたいそう丁寧で親切でしたが、ひとり客にもとてもにこやかに案内してくれました。
最初に乗ったのは、ゴンドラふうのボートで運河みたいな水路をのんびり辿るもの。水上は涼しく、両側に飾られたお人形たちが可愛らしく、ほっこりしました。
続いて「ドンキホーテの冒険の旅」と題された、屋内コースターみたいなのに乗りましたが、コレが楽しかった! 乗り物は気球船みたいなデザインになっていて、レール部分を暗くして見えなくしているので、乗っていると本当に宙に浮かんでいる感覚なのです。そしていい感じに揺れる(笑)。これまたお人形たちが物語の各場面を務めて見せているのを辿るようなものでしたが、とにかくコレで乗り物楽しい!魂に火が点きましたね。私が普段ちょっと乗り鉄っぽいのは、乗り物に乗ることそのものよりは、パンクチュアルに運ばれることとかに惹かれているものなのですが…
なので、「氷の城」と名付けられた氷点下の世界を体験できる施設を挟んで、「スプラッシュモンセラー」へ。いわゆるスプラッシュマウンテンですね。ずぶ濡れになって出てくる子供たちとかがいてちょっとビビりましたが、まあペラペラのワンピだし着替えもあるし、と乗りました。結果、しぶきを被る程度で済みましたが、楽しかった! そして回転ブランコ系の「アミーゴバルーン」、さらに「グランモンセラー」へ。これは眼鏡が吹っ飛びそうな激しさのジェットコースターで、眼鏡をずっと手で押さえて乗ったのでちょっと堪能しきれなかったかも…スイング系の「スウィングサンタマリア」のあと子供用コースターの「キディモンセラー」を楽しみ(小さくてもスピーディーで十分スリリングで楽しかったです!)、最後は吊り下げタイプのジェットコースター「ピレネー」で締めました。ここでは荷物と一緒に眼鏡も預けました。ガンガン揺さぶられるのでやっぱり目はけっこうつぶっちゃいましたが、眼鏡を振り落とされる心配はしなくてすんだので、怖さが堪能できてよかったです。「しぇぇぇぇ」と叫んだり歯を食いしばったりでしたが、まだまだジェットコースターに乗れる体力が自分にあることが確認できてよかったです。ヘンにふらついたり、それこそ吐いたり、しませんでしたしね。
ディズニーランドに二度しか行ったことがなくて、そういう可愛い系のテーマパークにはあまり興味がなくて、でも絶叫系アトラクションの遊園地は好きだ、と思ってきましたが、さすがにいい歳なのでこの20年くらいは乗っていなかった気もしましたしね。でもお友達と行ったサンリオピューロランドも意外に楽しかったし、今回もフォトジェニックなパートではのんびり写真を撮ったりと楽しかったので、こういう施設も嫌いじゃないんだな、という発見もありました。
ショーやグリーティングの時間に合わせて動く、ということをしなかったので、結局『グラカン』の元の楽曲には巡り会えませんでした。ま、そういうこともあるよね…
というわけで遅い方のバスの便までたっぷり遊んで、お宿の「都リゾート 奥志摩アクアフォレスト」まで、小さな送迎バスで30分ほどのドライブ。地図としては半島に入っていく感じだったんでしょうが、緑濃い中を走る細い車道をひたすら突き進み、周りに何もなさそうな感じがいっそ爽快でした。
英虞湾を眺められる、広々としたツインルームにチェックイン。シングルユースでしたが浴衣やタオル、アメニティなどが二組用意されていて、浴衣は湯上がり用と寝間着用にそれぞれ使わせていただきましたありがたや。
アクアパレスと名付けられた大浴場にマイタオル持参で行って露天風呂にのんびり浸かり、風呂上がりには天文館という天文台があるので覗いてみましたが、大きな望遠鏡に家族連れがわらわらかぶりついていたのでパスして夕食へ。ビュッフェでしたが、お刺身がことに甘くて美味しかったなー! クラフトビールを追加注文。
部屋のお風呂で髪を洗って、のんびりテレビを眺めて、早々に寝ました。旅先は時間があるんだからアレコレしよう、といろいろ持ち込んだりもするんですけど、のんびりして脳が緩んで難しいことが考えられなくなるので、読書すらあまり進まないんですよね…
翌朝は7時半ごろ起きました。ホテルの庭というか敷地というかが広々としていて、遊歩道や展望台などいろいろあるので、30分ほどお散歩。朝風呂して、朝食ビュッフェに行き、荷造りして11時チェックアウト。売店を冷やかしてお土産など買い、ロビーでのんびりしていたら、送迎遊覧船のお迎えが来て、ゴルフ場のカートみたいなのに乗って桟橋まで送っていただけました。遊覧は30分ほど、これまたのんびり、かつミキモトさんの英虞湾でのあれこれの解説を聞きつつ、賢島港に到着。
歩いてすぐの賢島駅から近鉄名古屋まで伊勢志摩ライナーに乗って(これまたデラックス車輌のひとりシートでのんびり行きました)、名古屋から東京、そして最寄り駅まで。夕方早めの帰宅で、荷解きして洗濯して旅は終わりました。
伊勢神宮は過去に三度ほど行ったことがありますし、30年くらい前にはタラサ志摩に女子3人で行って豪遊した記憶もあります。なので三重県自体は初めてではなかったし、今回は観光らしい観光もせず、単にテーマパークで遊んでお風呂に入り鉄活をしただけの旅でしたが、楽しかったです。乗り継ぎをあれこれ考えるのも楽しかったし、ツアーでゾロゾロ行くのではない完全なひとり客でも、適度に放置し適度にかまってもらえて嫌な顔はされないんだな、というのが身をもって知られてよかったです。
次はまた乗り物にたくさん乗れそうなツアーにひとり参加を申し込んでしまいました。またまた行ったことのある県ではありますが、無事に定員に達して催行されるといいな。そして感染もおちついて、心配なく行けるといいな…
〈旅のお小遣い帖〉
東京駅までの電車賃 168円
のぞみ(ex早割21ワイド) 9800円
ホットコーヒー 300円
特急しまかぜ 4700円
ペットボトル&漁師あられ 519円
クラフトビール&ととかま 1260円
バス 390円
パルケエスパーニャ1日パスポート 5400円
コインロッカー 400円
冷製トマトラーメンセット 1950円
奥志摩アクアフォレスト レギュラーツイン夕朝食付きシングルユース(入湯料込み) 27600円
送迎遊覧船 1500円
伊勢志摩ライナー 4070円
クラフトチューハイ&焼きエイヒレ 675円
のぞみ 10310円
天むす 734円
アイスクリーム 370円
最寄り駅までの電車賃 168円
今回は完全自力手配の旅でした。前回の宝塚歌劇星組のショー『Gran Cantante!!』が個人的にすごく楽しくて、ロケットなどでパルケエスパーニャの音楽が使用されていると聞いたので、基本的にノリが悪くてテーマパークとか全然興味ない派の私ではありますが、珍しく行ってみたい!元の曲を聞いてみたい!とムズムズし、それを中心にプランを組んだのでした。
本当ならそのまま宙組の『ハイロー』初日観劇につなげたかったのですが、頼んでいた取次がお断りになり、なら、とかえってゆっくりお宿を堪能してこられました。行くとなったら朝食も食べられず、超早朝出発になっていたでしょうからね。三重から兵庫、そら意外に遠いんですよね…
雲が多いけど基本的には晴れで、でも夏の酷暑がだいぶ和らぎ始めていて、快適な気候で恵まれました。
スタートは勝手知ったる東海道新幹線のぞみ号で名古屋まで。いつもの観劇遠征では新大阪まで乗るワケですが、名古屋だとホントすぐ着きますね。
そして伊勢志摩方面への乗り換えを…と検索したら、乗り継ぎ6分の案内をされて、名古屋駅ってまあまあ大きいのに大丈夫? 降りる場所とか出る改札とかも最短を押さえて、ロスのないようにしなくては…と急に車内で焦り出す私。が、実はこれは私が数字を読み違えていて、ちゃんと16分の乗り継ぎ時間が取られていました。しかもJRと近鉄の乗り換えは通路もあって、案内に沿って進めば3分程度で行ける距離でした。でもこれまた名古屋は中日劇場や御園座へ行くときの地下鉄東山線への乗り換えくらいしかしたことがなかったもので、ドキドキしてしまいましたよ…
一応、PASMOはどこでも使えるだろうと1万円チャージしてきたので乗車券はそれで行けるとして、特急券はネットで買っておこうかな…とまたまた検索。そうしたらどうも残り3席だったみたいだったんですけど、ちゃんと取れてよかったね私!?
というわけで無事に近鉄名古屋駅へ。お目当ての特急しまかぜがちょうどホームに入ってくるところで、プチ鉄オタとしてはやはり撮影タイムとなりました(^^)。そして指定された号車へ…2席と通路挟んだ1席の並びのゆったり仕様で、前回の鉄活同様にシートの膝下部分も動かせるゴージャスなお席で、とても快適。そして乗務員さんが記念乗車券までくださる歓待ぶり! 嬉しくて、まだ昼でしたが車内販売でクラフトビールとおつまみも頼んじゃいました。
前回は2席側の展望がやはり良く、海がどーん!と見えたものでしたが、今回の線路は海添いを走る部分はあまりなく、車輌のどっち側に座ってもゆったり広がる田畑の大平原が眺められて、これまた気分爽快でした。席は家族連れやグループ客で埋まっていましたが、意外に静かで、快適でした。
2時間ちょっとで鵜方駅に到着。路線バスに乗って志摩スペイン村へ。夏休みでもありますし、大荷物の旅行客も地元っぽい若者たちもたくさんバス停に並んでいました。
10分くらいで到着。エントランス・インフォメーションで1日パスポートを買いつつ、お宿への送迎バスの発車時刻を確認。さーっと流すだけだろうし2時間後くらいでもいいんだけど…と思っていましたがそんな便はなく、まあならそれまで中でゆっくり時間をつぶそう、とコロコロをコインロッカーに預けて、ぶらりひとりテーマパークへ。
売店もわりと丹念に見ましたが、スペインとかポルトガルとかの、いわゆる南欧チックな、ちょっとぼてっとした感じの食器でカラフルな絵付けがしてあるのがものすごく可愛くて、配送もしてくれるというしかなりかなーり悩んで、やめました…宝くじが当たったら食器道楽がしたいくらい食器が好きなのですが、今は日々ひとりで使うには十分以上の物を持っていますし、増やしてもしまうところがないしそうそう使ってあげられないかもしれないし…と涙を飲んだのでした。あとはリヤドロのお店もあったけれど、それこそ手が出ませんよね…と撤退。
その後、何故か日本食レストランに入って冷製トマトラーメンで昼食にしました。だってなんかスペイン料理って気分じゃなかったんですもん…
さて、その後はパーク内を一周してみて、混んだり並んだりしていないようならアトラクションにも乗ってみようかね、とぷらぷら散策スタート。売店やレストランが並ぶアーケードや、回廊が囲む広場、その中央にある銅像、花壇、周りの建物など、確かにヨーロッパふうで、ちゃんと綺麗でしっかりしていて安っぽくなく、眺めていてとても楽しかったです。人出も適度で、芋洗いでもなければ閑散としすぎて薄ら寒くもなく、実にいい感じ。敷地は広く、お隣の区画に移るにも城門を潜り石作りの橋を渡るような感じで、確かにちょっと海外旅行気分が味わえて楽しかったです。最初に入ったのがアトラクションではなく美術館みたいな博物館みたいな施設だったので、そういうものもあるのか、と新鮮に堪能できました。
でもそこからは、意外とアトラクション乗りまくりになってしまいました…どれも並んでも5分かそこらだったので、つい…そして周りが家族連ればかりだろうとグループやカップルばかりだろうと、臆する私ではないのです。そして係員さんはみんな、子供たちにもたいそう丁寧で親切でしたが、ひとり客にもとてもにこやかに案内してくれました。
最初に乗ったのは、ゴンドラふうのボートで運河みたいな水路をのんびり辿るもの。水上は涼しく、両側に飾られたお人形たちが可愛らしく、ほっこりしました。
続いて「ドンキホーテの冒険の旅」と題された、屋内コースターみたいなのに乗りましたが、コレが楽しかった! 乗り物は気球船みたいなデザインになっていて、レール部分を暗くして見えなくしているので、乗っていると本当に宙に浮かんでいる感覚なのです。そしていい感じに揺れる(笑)。これまたお人形たちが物語の各場面を務めて見せているのを辿るようなものでしたが、とにかくコレで乗り物楽しい!魂に火が点きましたね。私が普段ちょっと乗り鉄っぽいのは、乗り物に乗ることそのものよりは、パンクチュアルに運ばれることとかに惹かれているものなのですが…
なので、「氷の城」と名付けられた氷点下の世界を体験できる施設を挟んで、「スプラッシュモンセラー」へ。いわゆるスプラッシュマウンテンですね。ずぶ濡れになって出てくる子供たちとかがいてちょっとビビりましたが、まあペラペラのワンピだし着替えもあるし、と乗りました。結果、しぶきを被る程度で済みましたが、楽しかった! そして回転ブランコ系の「アミーゴバルーン」、さらに「グランモンセラー」へ。これは眼鏡が吹っ飛びそうな激しさのジェットコースターで、眼鏡をずっと手で押さえて乗ったのでちょっと堪能しきれなかったかも…スイング系の「スウィングサンタマリア」のあと子供用コースターの「キディモンセラー」を楽しみ(小さくてもスピーディーで十分スリリングで楽しかったです!)、最後は吊り下げタイプのジェットコースター「ピレネー」で締めました。ここでは荷物と一緒に眼鏡も預けました。ガンガン揺さぶられるのでやっぱり目はけっこうつぶっちゃいましたが、眼鏡を振り落とされる心配はしなくてすんだので、怖さが堪能できてよかったです。「しぇぇぇぇ」と叫んだり歯を食いしばったりでしたが、まだまだジェットコースターに乗れる体力が自分にあることが確認できてよかったです。ヘンにふらついたり、それこそ吐いたり、しませんでしたしね。
ディズニーランドに二度しか行ったことがなくて、そういう可愛い系のテーマパークにはあまり興味がなくて、でも絶叫系アトラクションの遊園地は好きだ、と思ってきましたが、さすがにいい歳なのでこの20年くらいは乗っていなかった気もしましたしね。でもお友達と行ったサンリオピューロランドも意外に楽しかったし、今回もフォトジェニックなパートではのんびり写真を撮ったりと楽しかったので、こういう施設も嫌いじゃないんだな、という発見もありました。
ショーやグリーティングの時間に合わせて動く、ということをしなかったので、結局『グラカン』の元の楽曲には巡り会えませんでした。ま、そういうこともあるよね…
というわけで遅い方のバスの便までたっぷり遊んで、お宿の「都リゾート 奥志摩アクアフォレスト」まで、小さな送迎バスで30分ほどのドライブ。地図としては半島に入っていく感じだったんでしょうが、緑濃い中を走る細い車道をひたすら突き進み、周りに何もなさそうな感じがいっそ爽快でした。
英虞湾を眺められる、広々としたツインルームにチェックイン。シングルユースでしたが浴衣やタオル、アメニティなどが二組用意されていて、浴衣は湯上がり用と寝間着用にそれぞれ使わせていただきましたありがたや。
アクアパレスと名付けられた大浴場にマイタオル持参で行って露天風呂にのんびり浸かり、風呂上がりには天文館という天文台があるので覗いてみましたが、大きな望遠鏡に家族連れがわらわらかぶりついていたのでパスして夕食へ。ビュッフェでしたが、お刺身がことに甘くて美味しかったなー! クラフトビールを追加注文。
部屋のお風呂で髪を洗って、のんびりテレビを眺めて、早々に寝ました。旅先は時間があるんだからアレコレしよう、といろいろ持ち込んだりもするんですけど、のんびりして脳が緩んで難しいことが考えられなくなるので、読書すらあまり進まないんですよね…
翌朝は7時半ごろ起きました。ホテルの庭というか敷地というかが広々としていて、遊歩道や展望台などいろいろあるので、30分ほどお散歩。朝風呂して、朝食ビュッフェに行き、荷造りして11時チェックアウト。売店を冷やかしてお土産など買い、ロビーでのんびりしていたら、送迎遊覧船のお迎えが来て、ゴルフ場のカートみたいなのに乗って桟橋まで送っていただけました。遊覧は30分ほど、これまたのんびり、かつミキモトさんの英虞湾でのあれこれの解説を聞きつつ、賢島港に到着。
歩いてすぐの賢島駅から近鉄名古屋まで伊勢志摩ライナーに乗って(これまたデラックス車輌のひとりシートでのんびり行きました)、名古屋から東京、そして最寄り駅まで。夕方早めの帰宅で、荷解きして洗濯して旅は終わりました。
伊勢神宮は過去に三度ほど行ったことがありますし、30年くらい前にはタラサ志摩に女子3人で行って豪遊した記憶もあります。なので三重県自体は初めてではなかったし、今回は観光らしい観光もせず、単にテーマパークで遊んでお風呂に入り鉄活をしただけの旅でしたが、楽しかったです。乗り継ぎをあれこれ考えるのも楽しかったし、ツアーでゾロゾロ行くのではない完全なひとり客でも、適度に放置し適度にかまってもらえて嫌な顔はされないんだな、というのが身をもって知られてよかったです。
次はまた乗り物にたくさん乗れそうなツアーにひとり参加を申し込んでしまいました。またまた行ったことのある県ではありますが、無事に定員に達して催行されるといいな。そして感染もおちついて、心配なく行けるといいな…
〈旅のお小遣い帖〉
東京駅までの電車賃 168円
のぞみ(ex早割21ワイド) 9800円
ホットコーヒー 300円
特急しまかぜ 4700円
ペットボトル&漁師あられ 519円
クラフトビール&ととかま 1260円
バス 390円
パルケエスパーニャ1日パスポート 5400円
コインロッカー 400円
冷製トマトラーメンセット 1950円
奥志摩アクアフォレスト レギュラーツイン夕朝食付きシングルユース(入湯料込み) 27600円
送迎遊覧船 1500円
伊勢志摩ライナー 4070円
クラフトチューハイ&焼きエイヒレ 675円
のぞみ 10310円
天むす 734円
アイスクリーム 370円
最寄り駅までの電車賃 168円