シアターコクーン、2005年7月13日ソワレ。
三つの国に別れ、100年もの間民族戦争が続く「もうひとつの日本」。民族解放軍を名乗るグループに誘拐され、監禁されていた少女(鈴木蘭々)が、10年ぶりに地上へ逃げ出す。過去を忘れた少女は自らケガレと名乗り、戦場でたくましく生きるカネコ一家に加わる。彼らはダイズでできているダイズ兵の死体回収業で生計を立てていた…作・演出/松尾スズキ、音楽/伊藤ヨタロウ。大人計画主宰の松尾スズキが2000年に初挑戦した本格ミュージカルの再演。
初演は奥菜恵と南果歩でした。どちらの女優さんも好きで、チケットが取りたくて、でも取れなかったの、覚えています。
今回は酒井若菜と高岡早紀で、やっぱり好きでチケット取りたくて、でも取れなくて、手蔓を使った小ズルい方法で入手しました。でも酒井若菜は体調不良で降板しちゃったんですけれど。そして三時間半もの長い舞台は、全体的にはともかくテーマというかオチというかが全然気に入らなかったんですけど。
過去を忘れてケガレと名乗り地上で生き始めた少女のもとに、その後にミサと名乗るようになった成人したケガレ(高岡早紀)が訪れる。時空を超えて交差するドラマ、そしてケガレが封印した過去が明かされていく…のが、まあ、主筋なんですけれど、ぶっちゃけネタバレですが、それが児童性的虐待ってのは、なんかさー、男性の書き手に簡単にやってほしくないんだけどなーと思ってしまったというか(ヘビーメンスシスターズとかも不快に感じました私は)、その後は自分も楽しむようになってしまったその行為の相手を殺して逃げて忘れてでもケガレと名乗ってでも思い出して「私はキレイ」と歌う、というのはだからどうしたというか当然じゃんというか、感動するようなことじゃないなというか…でした、私の感想は。
大人計画の芝居って観たことないんですが、総じて長いと聞きます。まあそれはいいけれど。
しかし高岡早紀の歌はつらかった。もちろんわざとなんだろうけれど、ケガレとミサのしゃべり方がちゃんと同じになっているところとかはよかったのですが。
歌と踊りがしっかりしていたのはさすがの秋山菜津子(ダイダイ食品社長令嬢ダイダイカスミ20歳役)と岡本健一(ハリコナB役)。
ハリコナAの阿部サダヲはキュートでした。その兄ジュッテンは今回は大浦龍宇一でしたが、初演はクドカンこと宮藤官九郎だったそうで、彼は今回マジシャン役でしたが、彼のジュッテンも観てみたかったです。キャラクターでは彼には萌えました。
客層は明らかに若く、男性というか男の子も多かったです。さて彼らはどう観たのだろうか…
三つの国に別れ、100年もの間民族戦争が続く「もうひとつの日本」。民族解放軍を名乗るグループに誘拐され、監禁されていた少女(鈴木蘭々)が、10年ぶりに地上へ逃げ出す。過去を忘れた少女は自らケガレと名乗り、戦場でたくましく生きるカネコ一家に加わる。彼らはダイズでできているダイズ兵の死体回収業で生計を立てていた…作・演出/松尾スズキ、音楽/伊藤ヨタロウ。大人計画主宰の松尾スズキが2000年に初挑戦した本格ミュージカルの再演。
初演は奥菜恵と南果歩でした。どちらの女優さんも好きで、チケットが取りたくて、でも取れなかったの、覚えています。
今回は酒井若菜と高岡早紀で、やっぱり好きでチケット取りたくて、でも取れなくて、手蔓を使った小ズルい方法で入手しました。でも酒井若菜は体調不良で降板しちゃったんですけれど。そして三時間半もの長い舞台は、全体的にはともかくテーマというかオチというかが全然気に入らなかったんですけど。
過去を忘れてケガレと名乗り地上で生き始めた少女のもとに、その後にミサと名乗るようになった成人したケガレ(高岡早紀)が訪れる。時空を超えて交差するドラマ、そしてケガレが封印した過去が明かされていく…のが、まあ、主筋なんですけれど、ぶっちゃけネタバレですが、それが児童性的虐待ってのは、なんかさー、男性の書き手に簡単にやってほしくないんだけどなーと思ってしまったというか(ヘビーメンスシスターズとかも不快に感じました私は)、その後は自分も楽しむようになってしまったその行為の相手を殺して逃げて忘れてでもケガレと名乗ってでも思い出して「私はキレイ」と歌う、というのはだからどうしたというか当然じゃんというか、感動するようなことじゃないなというか…でした、私の感想は。
大人計画の芝居って観たことないんですが、総じて長いと聞きます。まあそれはいいけれど。
しかし高岡早紀の歌はつらかった。もちろんわざとなんだろうけれど、ケガレとミサのしゃべり方がちゃんと同じになっているところとかはよかったのですが。
歌と踊りがしっかりしていたのはさすがの秋山菜津子(ダイダイ食品社長令嬢ダイダイカスミ20歳役)と岡本健一(ハリコナB役)。
ハリコナAの阿部サダヲはキュートでした。その兄ジュッテンは今回は大浦龍宇一でしたが、初演はクドカンこと宮藤官九郎だったそうで、彼は今回マジシャン役でしたが、彼のジュッテンも観てみたかったです。キャラクターでは彼には萌えました。
客層は明らかに若く、男性というか男の子も多かったです。さて彼らはどう観たのだろうか…