駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

獣木野生『THE WORLD』

2010年01月06日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
徳間書店CharaCOMICS

 この世に人間が生まれる遙か昔から、すべての動物の頂点に立って世界を見守ってきたふたりの神、「白き牙のあるものの王」ホワイト・ワイルドと、「黒き牙のあるものの王」ブラック・ワイルド…人と動物とが織りなす壮大な物語。

 おそらく5巻までが刊行中で、作者は現在『パーム』本編の連載にかかりきりなのだと思います。
 『2821コカコーラ』同様、スターシステムというかなんというか、『パーム』のキャラクターとビジュアルデザインが同じキャラクターたちが登場しています。
 描かれているのは、どこの時代のどこの国ともつかない世界のお話で、大人の寓話というかなんというか…すべて組みあがると、エコロジカルなというかなんというか、何か尊いものになるのだと思うのですが、今のところはなんとも…
 とりあえず本編をきちんと完結させてからでいいので、ちゃんと続きを描いてほしいと念じています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山田章博『BEAST of EAST』

2010年01月05日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
 スコラバーガーSCデラックス~ソニー・マガジンズバーズコミックスデラックス~幻冬舎バーズコミックスデラックス

 グレゴリオ暦900年頃、天護慶雲年間の日本。天狗の子と噂される孤児の鬼王丸は藻にだけは優しいが…

 私は現在3巻まで持っているのですが、これまた続きは出ているんですかね、もしや完結しているんですかね?
 そして私が持っている3巻は3巻とも版元というかレーベルがちがうという…でもスムーズに引き継ぎができている証拠に、新装版を買い直す必要がないほどに、同じ判型、同じ装丁で出版してくれています。こういうのはファン思いでありがたい。
 しかし肝心の作品の方は、イマジネーションばかりが先行していて、お話としておもしろくなるのやらなんやら…という感じではあります。
 まあ作者は漫画家というよりは絵師なのかもしれませんが…困っちゃうなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤田貴美『EXIT』

2010年01月05日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
 ソニー・マガジンズコミックスきみとぼくCOLLECTION~幻冬舎バーズコミックスガールズコレクション

 文具用品に例えると三角定規、そのココロはどこをとっても鋭角的、なボーカル・沢口卓哉と、例えるなら尖ってはいるがどこかしら丸いコンパスのようなギタリスト・凡河内。やっと出会って動き出したふたりの行く末は…!?

 現在おそらく11巻まで刊行中。今はネットで配信される形での掲載(というのか)らしいとも聞きますが、どうなんでしょうか。
 初出は確か白泉社花とゆめコミックスで、掲載誌が移ったときに新装版コミックスを買いなおした記憶があります。今は幻冬舎で新装版がすべて出直しているのかな? でも私はもう買い直すこだわりはなくて、7巻までソニー・マガジンズ版で愛蔵してます。
 それにしてもおそらくは増刊花とゆめに第一作が読み切りとして掲載されて、そこからシリーズ化されたのだと思いますが、それが89年のことですよ! もう20年ですよ!! 作者は8巻のおまけスペースで「折り返し地点は過ぎた」と書いていますし、最初からかなり綿密なストーリーができあがっているタイプの物語だと思うので、あまり心配はしていないのですが、しかし完結だけはさせてくれよ~、と祈るばかりです。
 私は音楽に関してはまったく疎くて、世がバンドブームに浮かれたときもほとんどスルーしていたくらいなのですが、なぜかなんとはなしにあこがれめいたものがあって、漫画のモチーフになっているとわりと飛びつくところがあるのです。
 この物語も、だから、キャラ萌えしているというのは全然なくて、ただただ彼らの行く末を、ドラマを、見たくて読んでいます。おそらくは、バンドが解散するまでの物語を…
 フロントのふたりが出会ってバンドを作ろうってことになって、メンバーがひとりずつそろっていって、マネージャーだとか応援してくれるジャーナリストだとか力を貸してくれるプロデューサーだとか音楽事務所とかレコード会社とかが現れていって、今一世を風靡しているビジュアル系のアーティストがいて、おバカなトップアイドルがいて、シンガーソングライターがいて、主人公にあこがれる後輩が出てきて…
 布陣は本当にそろってきている。そして元々のふたりの間に芽生えてきてしまった違和感、火種…
 そのドラマを、見守っています。最後まで見取らせてくれ、完結させてくれ!
 頼みます、マジに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南Q太『トラや』

2010年01月05日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
 太田出版F×COMICS

 彼女ができました。虎縞直子、あだ名はトラ。トラの好きなものはケーキとお茶と僕のひざ、僕たちはごろごろしているのが大好き…

 1巻しか買えていないのですが、もしかして続きが出ているのでしょうか…
 作者は初期からすでにお母さんではあったようですが、なんか子育てエッセイ漫画めいたものを描き始めてからはなんかちょっとちがうかなと思うようになって、全作品を追っかけているわけではないので、見逃しているのかもしれません。
 でもこの作品は好きなんだ。行方をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示くださいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生みこと『そこをなんとか』

2010年01月04日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
 白泉社花とゆめCOMICSスペシャル刊行中(現在3巻まで)

 「弁護士は儲かる!」そんな考えから成績ギリギリで弁護士になった改世楽子。しかしその年、司法試験には大量の合格者…就職にあぶれてしまった楽子は零細事務所に押し掛け就職。そこには嫌みでデキる先輩弁護士・東海林がいて…

 監修がついて、取材もみっちりしている、いわゆる職業もの。裁判員裁判のスタートもあり、「メロディ」でのろのろと連載されていますが、まあまあ好評なんじゃないでしょうか。
 一話完結で人情もののようなノリでおもしろ楽しく話は進み、だんだん東海林さんのプライベートも見えてきた…のかな? おそらくはラブ展開になるのでしょうが、ヒロインのすっとぼけたキャラクターのせいもあってそのあたりはまだなんとも…という感じ。
 ともかく新刊を楽しみにしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする