河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

0190 東京の夏 音楽祭 1989 1989-10

2007-02-06 21:09:00 | コンサート


東京の夏 音楽祭 1989

東京の夏<音楽祭>というのは、第1回目が1985年というから20年以上続いているとは立派。
しかし、最近はどうなんだろうか。あんまりぱっとしない。
それともこちらの関心が単に薄れてしまっただけなのか。

1989年は第5回になる。

第5回<東京の夏>音楽祭1989
7月11日(火)~26日(水)
ドイツ浪漫主義
その展開と反逆
ベルリンの夜明け

演奏会13回
バレエ1回
シンポジウム&レクチュア11回

副題3行はものものしすぎて時代遅れの感が無きにしも非ずだが、それでも大きな問題意識に取り組む姿勢は素晴らしい。
また、シンポジウムやレクチュアが多すぎるのも日本的で、何とも言えずいい。
初日が、
エリアフ・インバル指揮ベルリン放送交響楽団のマーラーの第7番。3日目が同じ組み合わせで、ワーグナーのトリスタン前奏曲と愛の死とブルックナーの3番。
初日のことは昨日書いた。

この音楽祭。わりとすごい。

7.11ベルリン放送交響楽団
7.12ブランティスSQ
7.13ベルリン放送交響楽団
7.14レクチュア「維納・伯林/二都物語」マーラーとR.シュトラウス
7.14レクチュア&コンサート ベートーヴェン後期のロマン性について
7.15レクチュア ドイツ・ロマン主義と現代詩
7.15シャトル・コンサート ロマン主義への憧憬と反逆
7.15シャトル・コンサート もう一つの流れ
7.16レクチュア ワーグナーのオペラ演出
7.16シンポジウム ドイツ浪漫主義
7.16シンポジウム マーラーの位置
7.17ブランティスSQ
7.18藤川真弓ヴァイオリン協奏曲の夕べ
7.20レクチュア・コンサート ドイツ・ロマン主義運動におけるオペラ
7.21バレエ トリアディック・バレエ
7.22レクチュア ワーグナーとフランス象徴派
7.22レクチュア&コンサート 怪奇幻想 E.T.A.ホフマンのロマン主義的世界
7.23レクチュア ドイツ・ロマン主義における‘夜’
7.23レクチュア&コンサート ヘルダーリン変貌 ヘルダーリンの詩と音楽
7.25木村俊光バリトン・リサイタル
7.26リヒャルト・シュトラウス頌

このものものしさ!


初日のマーラー7番に行ったときにプログラムをいただいた。
90ページ弱でこれもかなりのボリューム。全日程のプログラムのほか、充実した曲目解説、それに興味深いお話なども載っておりその充実度は普通ではない。
いまさらでなんだが、このコンサートが今あれば、すぐ行くかもしれない。

7.15ロマン主義への憧憬と反逆
ツェムリンスキー/幻想曲集OP9
ウェーベルン/6つの歌OP14
ベルク/私の眼を閉じさせて
    第1作、第2作
シェーンベルク/弦楽四重奏曲第2番

魅力的なプログラムだ。
シェーンベルクの曲にはソプラノがはいる。
弦楽合奏版が多彩な音楽をより楽しめる。
おわり