夫が出張に行った日、子どもたちは寝てしまい、久しぶりにこの本の続きを読もうと思ったら、すごい怖い。なかなか次の項に移れずにいます。アップしたってことはもう読んだのでしょうけど、これを書いている今は、今日読むべきではなかったと思っております。
森達也「オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ」(角川書店)。
発売したときに見かけて買おうかどうしようか迷ったんですが、わたしときたら買った本ほど読まない。「職業欄はエスパー」も持っているけど読んでません。あ、「放送禁止歌」は読みましたよ。
そうやって考えると、森さんのリテラシーとかリベラルなものに関する著作ならよいのかと思わないでもないですが、でも、始めの方は結構すらすらと読めたんです。ユニークフェイスの石井さんが、頑として超現象を認めなかったのに、占い師の方を信じたという話題には驚きました。わたしも石井さんの著作は何冊か読んでいるので……。
それから、スプーン曲げでインチキ呼ばわりされた少年の話は、「ゴーストハント」の産砂先生の元ネタですよね。
こういう話題を、森さんは信じているような、信じられないような、そんなスタンスで書いていくんです。ビデオだのカメラだので証拠を残そうとすると決して現れない。でも、やはり否定しきれないものがある。
わたしが怖いと感じたのは、あるお寿司屋さんの自動ドアが一定の時間になると開くというものなんです。先日お昼を食べながら同僚とその話をしていたくらいなので、自分にとってぞっとするような何かがあったわけではないのだと思います。でも、霊感のある人にははっきり見える霊の姿とか、森さんがネットで見た映像の話題とか(木原浩勝さんによればつくりものらしい)、さらには木原さんがサッカー解説の宮沢さんと話しているレコーダーにはっきり入っている女の人の声を、NHKの人がこの世のものではないと断言した話。これが怖かった。
普段のわたしは、暗いところでも全く平気なんですけど(懐中電灯なしに夜の学校を歩けますよ)、早々に布団に入ることにしました。この感じは「リング」を読んだときのものに似ていますね。(その後、ああいう続編が出てわたしの恐怖感は無意味なものになっちゃいましたが)
そういえば、木原さんの「新耳袋」は、読んでいると首が痛くなって頭痛がしてきます。熱を出したくないので、もう読まないでしょう。で、木原さんが言うには、話を聞くときに「解釈」をしてしまう人が多いんですって。それはつまり、「演出」しているってことなんだということ。語るって、不思議ですね。
森達也「オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ」(角川書店)。
発売したときに見かけて買おうかどうしようか迷ったんですが、わたしときたら買った本ほど読まない。「職業欄はエスパー」も持っているけど読んでません。あ、「放送禁止歌」は読みましたよ。
そうやって考えると、森さんのリテラシーとかリベラルなものに関する著作ならよいのかと思わないでもないですが、でも、始めの方は結構すらすらと読めたんです。ユニークフェイスの石井さんが、頑として超現象を認めなかったのに、占い師の方を信じたという話題には驚きました。わたしも石井さんの著作は何冊か読んでいるので……。
それから、スプーン曲げでインチキ呼ばわりされた少年の話は、「ゴーストハント」の産砂先生の元ネタですよね。
こういう話題を、森さんは信じているような、信じられないような、そんなスタンスで書いていくんです。ビデオだのカメラだので証拠を残そうとすると決して現れない。でも、やはり否定しきれないものがある。
わたしが怖いと感じたのは、あるお寿司屋さんの自動ドアが一定の時間になると開くというものなんです。先日お昼を食べながら同僚とその話をしていたくらいなので、自分にとってぞっとするような何かがあったわけではないのだと思います。でも、霊感のある人にははっきり見える霊の姿とか、森さんがネットで見た映像の話題とか(木原浩勝さんによればつくりものらしい)、さらには木原さんがサッカー解説の宮沢さんと話しているレコーダーにはっきり入っている女の人の声を、NHKの人がこの世のものではないと断言した話。これが怖かった。
普段のわたしは、暗いところでも全く平気なんですけど(懐中電灯なしに夜の学校を歩けますよ)、早々に布団に入ることにしました。この感じは「リング」を読んだときのものに似ていますね。(その後、ああいう続編が出てわたしの恐怖感は無意味なものになっちゃいましたが)
そういえば、木原さんの「新耳袋」は、読んでいると首が痛くなって頭痛がしてきます。熱を出したくないので、もう読まないでしょう。で、木原さんが言うには、話を聞くときに「解釈」をしてしまう人が多いんですって。それはつまり、「演出」しているってことなんだということ。語るって、不思議ですね。