草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「王道文明」による東アジア共同体

2009年11月05日 | Weblog
 鳩山政権や民主党が掲げる東アジア共同体というのは、戦前の大陸浪人の主張と似てるんだよね。それを踏まえて鳩山が喋るんだといいんだけど、そうじゃないから顰蹙を買うんだよね。共産党一党独裁の中国や北朝鮮にペコペコするから誤解されるんだよ。欧米列強の侵略に対抗すべく、「東洋解放」を目指し、アジアが一つになることを夢見たのが大陸浪人じゃなかったのかな。だからこそ、玄洋社の頭山満、平岡浩太郎らが清に隷属していた韓国の独立運動に加担したり、中国革命の父と呼ばれた、孫文を匿ったんだよな。孫文が革命の旗を立てて挙兵したときにも、数多くの日本人が協力したのを忘れてはならないよ。革命軍に身を投じて悲壮な最期を遂げた日本人もいたわけだから。北一輝が『支那革命外史』を書いたのも、大アジア主義という大きな理念があったからだし。金儲けをするために中国などと接近したんではないよ。頭山が「王道の文明」という言葉を使っていたのを思い起こさないと。鳩山の軽々しい友愛とはそれは違うんだよな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鳩山一座は大根役者ぞろい | トップ | 船橋洋一が鳩山に助け舟 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事