草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

韓国に求められるのは健全な統治力の回復だ!

2014年06月07日 | 国際問題

 日韓関係が最悪になっている。全ての責任を韓国に帰すつもりはないが、客観的にみてそう断言せざるを得ないだろう。その理由としては、韓国の政治が統治する能力を失っているからだ。南北分裂の朝鮮半島で、韓国は北の脅威に備えなければならず、それが行き過ぎた軍事政権を生む結果になった。しかし、それは同時にサヨクの台頭を促すことになった。若者の多くは軍事政権に反対して1979年の光州事件などが起こり、韓国民は大きく左にぶれることになった。それ以降は民主的な選挙によって大統領が選ばれても、過去のそうした傷を癒すすべがなかった。このため市民運動が力を持ち、政治はそれに振り回されることになったのである。保守派の大統領が誕生してもその流れは変わらなかった。さらに、地政学的にみて中共との関係は無視できず、媚びた方が得だとの判断もあるのではないだろうか。アメリカ軍が徐々に朝鮮半島から手を引く現下の情勢にあっては、本来であれば日本との関係強化が求められなくてはならない。しかし、市民運動に左右されるようでは、そうしたリーダーシップを発揮するのには、かなりの勇気がいる。読売新聞と韓国日報社が5月23日から25日にかけて行った共同世論調査の結果によると、日本では「韓国を信頼できない」が過去最悪の73%(昨年55%)に急増したという。韓国で「日本を信頼できない」というのは、いつもの通りで80%あるにしても、日本人の意識が急激に反韓国になっている。あまりにも韓国側による日本バッシングが目に余るので、日本人は身構えるしかなくなっているのだ。韓国に取って大事なのは、健全な統治力の回復ではないだろうか。それがなされないのならば、日韓関係はもっと深刻な事態になるだろう。

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