草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

長州と会津の因縁の対決を想起させる菅総理の誕生

2010年06月04日 | 思想家

 会津と長州はライバルであることを運命付けられているのだろうか。山口県宇部市出身の菅直人が総理大臣になったことで、なおさらその感を深くした。菅が尊敬しているのは、日露戦争を勝利に導いた、天才戦術家の児玉源太郎陸軍大将である。児玉もまた長州藩の支藩徳山藩の武士の流れをくんでいる。6月1日から3日まで奈良、京都にでかけてきた。とくに、印象に残ったのは、会津藩関係者が眠る黒谷本山金戒光明寺であった。そこは会津藩が陣を布いた場所であり、京都を一望できる高台にある。御所からも近く、一旦緩急あれば、すぐに軍を差し向けることができる。しかし、偽の錦旗を掲げた薩長の謀略によって、会津藩はスケープゴートにされ、逆賊の汚名を着せられたのである。そして、おびただしい数の犠牲者が出た。菅総理が誕生したことで、会津の保守派は、長州との因縁の対決を思い出すことになった。天皇を「玉」として利用し、反対派を一掃したように、民主党は改革を旗印にして、永住外国人に地方参政権を付与しようとするなど、日本の根幹を否定する法案の成立を策しているからだ。かつての会津藩も、口では攘夷を叫びながら、実際は外国との密貿易に手を染めた、長州藩のいかがわしさを批判した。今回もまた同じなのである。政権を手にするためには、手段を選ばなかった民主党を排撃しなくてはならないし、その先頭に立つのが、草莽の志士としての、会津の保守派なのである。

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1 コメント

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 (タヒチ)
2010-06-12 04:13:41
何言ってるのか分かりません。幕末と現代は全然違うよ。攘夷は開国することだと、中岡慎太郎が言ってます。
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