民主党不況が目前に迫っているのに、テレビは怠慢そのものである。民放各局の情報番組では、チャラチャラした芸能人か、さもなければ、ろくに本も出していないようなコメンテーターが、わけのわからないことを喚いているだけだ。民放だからというので、それなりに納得するしかないが、視聴料を聴取しているNHKはNHKで、民主党政権の大本営発表をたれ流している。まともな意見が散見されるのは、せいぜいネット上のブログや「2ちゃんねる」ではなかろうか。目下、円高と株安が急速に進行しているのに、テレビはまったく触れずじまいで、民主党代表選のことばかりを、のべつ伝えている。菅直人首相は、日本銀行の白川方正総裁と電話会談をしたというが、強いメッセージが発せられたわけでなく、かえってマイナスに働いたようだ。民主党政権が経済政策で無為無策であることが大問題なのである。このままでは、日本の企業の多くが海外にシフトすることは確実だ。そうなれば失業者はあふれ、社会不安も増すことになるだろう。成長戦略の原動力となる科学技術予算も削られっぱなしだ。それでいて、親方日の丸の公務員には、甘い顔ばかりしている。民主党政権が続いている限り、これから日本は、否応なくどん底を経験することになるはずだ。その危機について、テレビが触れようとしないのは、あまりにも異常ではなかろうか。
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