草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

『三国志』のように疫病が流行すれば民衆は天の怒りとみなす!

2020年02月03日 | 感染症

今の中共は崩壊寸前にまで追い詰められているのではないか。ネットの動画には「武漢臨時政府湖北獨立宣言」を読み上げる人間まで現れた。「蒼天すでに死す黄天まさに立つべし」という呪文のような言葉が流行ったのは後漢末のことであり、184年の黄巾の乱から始まる。その前年の2月には疫病が流行し、それで人心が漢王朝から離れたともいわれるそこから▼陳舜臣の『秘本三国志(一)』はその言葉の解説から筆を起こした。「五行説によれば、漢は木徳によって天下を得ている。それにとって代わる者は土徳によらねばならない。木の色は青、土の色は黄と、これまた五行説できまっている」。「蒼天」の「青い天子」とは漢の王室であり、「黄天」とは張角が率いる太平同道を意味する。あくまでも混乱の幕開けでしかなく、蜀の劉備、魏の曹操、呉の孫権らの英雄豪傑が覇を競ったのである。▼疫病や自然災害は悪政への天の怒りだと支那ではみなされてきた。命を奪われるような事態になれば、燎原の火の如く民衆が決起するのである。今後中共がどうなるかはまったく予想することはできないが、当然のごとく中国共産党内部の権力闘争を絡んでくるはずである。自由と民主主義を掲げる人たちも出てくると思う。どちらにせよ習近平が権力を維持することは難しく、中共が音を立てて崩れようとしているのである。


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