時事通信によると、昨日の午前6時25分頃、福島第一原発4号機のプールで冷却装置が停止した。2台あるポンプの両方とも動かなくなったというのだから、それなりの準備をすべきではないかと思う。プールの水温は徐々に上がってきている。30日午後6時の時点では36・6度になっており、保安規定の65度に達するには、約60時間の余裕があるといわれるが、避難に手間取る首都圏などでは、固唾を呑んで見守っているのではなかろうか。民主党の内紛がどうなるかばかりにマスコミは目を向けているが、そんなことよりも、東日本が、いや日本全体がまさしく危機に直面しているのである。何も起こらないのに越したことはないが、これまで嘘を言い続けてきた民主党政権を、どうしても信用できよう。私たち国民は、ネットなどを含めて、あらゆる情報を集め、それで判断するしかないだろう。大本営発表のマスコミが騒いでいるわけだから、ここは警戒を怠るべきではない。しかし、可哀想なのは、福島第一原発の周辺に戻った人たちである。またまた逃げ出すことになったのでは、踏んだり蹴ったりではないか。今はただ冷静に対応するしかないが、最悪の事態になったとしても、想定外ではないのであり、事前の処置は講じておくべきだ。さらに、日本だけでおぼつかないのであれば、国は国際的な支援を要請すべきだろう。これまでの経過からして、なぜか変な胸騒ぎがしてならない。
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