草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

免疫の弱い人たちにとって新型コロナウイルスは死に直結する!

2020年02月05日 | 感染症

新型コロナウイルスは恐れるに足らないのだろうか。今の日本においては、免疫が弱いとされるがん患者は約100万人、糖尿病患者は約328万人ともいわれている。その人たちの命をどう考えるのだろうか。若い健康な人であれば、風邪程度の症状で済むだろうが、持病を持っている人たちにとっては、すぐに死に直結するのである▼日本政府や医療関係者が確率論を振りかざして説明するのは、自分たちの無力さを弁護したいからなのである。入国を禁止するのは、水際で阻止することにはならず、時期を遅らせるだけだとの暴論がある。たとえそうであっても、やらないよりはやった方でいいのではないだろうか。1種間であろうと、2週間であろうとも、国家全体として準備をする期間があるからだ。手洗いなどで防げるというのであれば、なおさらそれが大事になってくるのではないか▼スペイン風邪のときは1918年から1919年にかけて世界的に猛威をふるい、日本では39万人が亡くなっている。日本でも医療関係者が次々と感染し、医療崩壊が起きたことが悲劇に結び付いたといわれている。楽観論は禁物である。パンデミックにならないように努めることは、国家としての当然の使命であり、確率論で語るべき問題ではないのである。


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