草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

常識がなく独断に固執する今の日本のインテリは最悪だ!

2019年03月15日 | 思想家

今の日本のエリートと呼ばれる人たちが不甲斐ないのは、『論語』をまともに読んでいないからではないだろうか。一時期、キャリア官僚の多くが野党政治家に転身し、政権交代では脚光を浴びたことがあったが、すぐに国民にそっぽを向かれた。「論語読みの論語知らず」であったからだろう▼「子の曰わく、学んで思わざれば、則ち罔(くら)し、思うて学ばざれば則ち殆(あやう)し」の言葉を理解していないのである。金谷治は岩波文庫の『論語』で「先生がいわれた『学んでも考えなければ[ものごとは]はっきりしない。考えても学ばなければ、[独断におちいって]危険である』」と解説している▼いくら東大法学部を卒業してキャリア官僚になったとしても、常識がない頭でっかちでは通用しないのである。その一方で、物事を判断するには、様々な情報を集めなくてはならない。それによって軌道修正をする柔軟性がなければ、政治家として失格である。一つの主義主張に固執するのは、百害あって一利なしなのである▼あくまでも孔子は、あたりまえのことを述べているに過ぎないが、それを忘れがちなのが、受験競争を勝ち抜いたエリートたちなのである。憲法を論じるにしても、国際情勢の変化を考慮せず、戦後民主主義のプロパガンダを振りかざすだけの政治家には、日本丸の舵取りを任せるわけにはいかないのである。

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