アメリカの今後に関して多くの日本人が関心を抱くのは、それが自分たちの将来を暗示しているからだろう。『文明の衝突』で知られるようになったサミュエル・ハンチントンは、『分断されるアメリカ』(鈴木主税訳)において、自らの考え方を明確に述べている▼「私は考える。過去三世紀半にわたる人種、民族、宗教のアメリカ人によって受け入れられてきたアングロ‐プロテスタントの文化と伝統及び価値観に、アメリカ人はもう一度立ち返るべきなのだ。これらのものこそ、自由、統一、力、繁栄の根源だったのであり、そして世界における持続した勢力として道徳的なリーダーシップを発揮してきたもとだったのである」▼ハンチントンは、アングロ‐プロテスタントの人々を絶対視したわけではなく、アングロ‐プロテスタントの文化の重要性を主張したのだ。人種と民族性を排除し、各人の長所によって評価される多民族、多人種の国になったアメリカを、高く評価したのだ▼バイデンはハンチントンの願いを裏切った。多様な文化のアメリカを目指し、これまで以上に民族と人種を重んじるようになるだろう。トランプはそれに待ったをかけようとしたのだ。日本とて例外ではない、アジア各国の移民が押し寄せてきている。ハンチントン流にいうなら、分断を最小限にするためにも、天皇を押し戴いてきた日本の国柄を守り抜かなければならないのである。
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