草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

大乱世の梶山を師と仰ぐ叩き上げの政治家が菅義偉官房長官だ!

2020年09月02日 | 政局

菅義偉官房長官が総理総裁に就任することはほぼ確実になってきたが、「今太閤」と呼ばれた田中角栄と同じようなブームが、令和2年の今起きている。秋田の農家に生まれ、後を継ぐことを潔しとせず、集団就職で上京し、段ボール工場などで働き、法政大学の夜間で学び、政治家の秘書となった。政治家としての振り出しは横浜市議であり、まさしく叩き上げなのである▼今の時代は格差社会が進行しているといわれるが、菅官房長官は、庶民の中から生まれた政治家なのである。自民党といえば、多くが二世三世である。労せずして国会議員になった政治家に、庶民の心を理解しろというのが難しいのである。年齢的には70歳を過ぎているといはいえ、腰が据わっている。安倍政治を継続しつつも、新たなチャレンジをするのではないだろうか▼菅官房長官は一時期、大乱世の梶山といわれた、梶山静六を師として仰いだ。官僚を自由に使いこなす能力にも長けている。口数も少なく、あくまでも慎重な物言いである。それでいいのだと思う。経済政策は金融緩和の継続と大胆な経済出動であり、消費税を5パーセントにするとかの、決断が求められている。批判を恐れず、東北人特有の一徹さで頑張ってもらわなくてはならない。庶民派総理の誕生を多くの国民が期待しているのだから。

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