アメリカとの同盟関係を維持すべきであることは、多くの日本人が理解していることだ。しかし、その反面、アメリカに振り回されてきた歴史に関しては、一言物申さなくてはならない。憲法を押し付けられたからである。ケント・ギルバードがいくら謝罪しても、アメリカ政府が謝らなければ、意味がないのである▼日本が三ヶ月もあれば、原爆をつくることができるという。それだけの技術力はあるのだ。世界に向かって、核武装を検討するといえば、抑止力が発揮したことにな。現状ではアメリカの戦術核を日本国内に持ち込む、やられたらやり返すということしかない。しかし、それだけといいのかとなると、判断に迷うのはなぜだろう。アメリカに頼った方が戦争の危機を遠のくとしても、自国民の安全を他国にゆだねて、それでよいのかという思いは絶えず付きまとう。自国の安全保障を他国に依存すれば、その国のいうことを聞かざるを得なくなるからだ。それで本当にいいのだろうか▼西部邁が主張するように、日本が独自の核武装をすることも選択肢に加えるべきだろう。先の戦争でアメリカは何をやったか、もう一度思い起こすべきだ。蒋介石の国民党軍を支援したのではなかったか。腐敗した国民軍が八路軍と呼ばれた共産党に簡単に敗北したことで、今の中共が誕生したのである。日本とアメリカが組んでいれば、そんなことにはならなかっただろう。アメリカは同じ過ちを繰り返すことが予想される。日本は独自の道を歩み余地も残しておくべきなのである。
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