草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

平和ボケの「社会的集合的知覚」が通用しない時代に!

2017年09月04日 | 思想家

朝日新聞などのマスコミが持ち上げてきた国家が、日本に牙をむいてきた。民進党の支持者ばかりではなく、共産党の党員にも動揺が走っている。北朝鮮に関するニュースを見たくないのだそうだ。平和ボケの観念論が否定されたからである▼竹山道雄にとっては、先の戦争を推進した者たちも、戦後民主主義を絶対視した者たちも、同じ思考の持ち主であった。竹山は『昭和史の精神史』でそのことを論じている。異常なムードのなかの国論の一致を「社会的集合的知覚」と位置づけ、生半可な知識のあるインテリの現象と見たのだ。竹山はその危険性を説いたのである。「いつからか事実から主発して考えることをやめて、むしろある体系にあてはめて事実の判断をする習性をえたので、それがこういう傾向をよけいに助長したように思われる。そして、この事実からはなれた架空の映像の中での絶叫は、現在も続いている」▼ようやく「社会的集合的知覚」に終止符が打たれるときが到来したのである。国論をリードしてきた「架空の映像」が存在しないことに、多くの日本人が気付きつつある。常識のレベルで考えるなら、東アジアの情勢が深刻になってきているのは明らかである。事実から出発しなければ、国を誤らせてしまうのである。賢しらなインテリよりも常識人の方が判断力の点で優っている。マスコミよりもネットなのである。


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無法国家北朝鮮を批判せずアベガ―だけの自称リベラル!

2017年09月04日 | 安全保障

日本の頭の上を弾道ミサイルが飛んで行ったと思ったらば、昨日は水爆の実験を強行した。無法者国家北朝鮮を弁護することなど一切できない。山口二郎を始めとする自称リベラルは、国が危機を煽っていると批判しているが、弾道ミサイルと水爆の実験というダブルパンチを、何とかしてなかったことにしたいのだろう▼韓国は冷静に対応しているとか御託を並べているが、朝鮮戦争が終結したわけではなく、あくまでも休戦状態なのである。38度線を挟んでの厳しい緊張状態は変わらず、だからこそ韓国では徴兵制が取られているのだ。北朝鮮の軍事的挑発に対して、自称リベラルは現実を直視する勇気がないのである。これまでの平和ボケの議論が否定されるのが我慢できないのだろう。そこで安倍首相を槍玉に挙げるしかないのである▼戦争の危機は刻々迫っており、今の国の対応は生温いくらいだ。もっともっと国民に危機感を周知徹底させるべきだ。北朝鮮は核弾頭付きのミサイルを配備したと公言している。もはや対話など成立しない。すでにレッドラインは超えている。アメリカが北朝鮮の核を容認するようであれば、日本の核武装も認めざるを得なくなるだろう。そうでなければ明日にでも軍事力によって北朝鮮を叩き潰すしかない。トランプの選択肢は二つに一つであり、山口の寝惚けた議論に付き合っている暇はないのである。

 


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