草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

全体主義国家中共は人権を無視し人々を孤独に追い込む!

2015年03月25日 | 思想家

中共の習近平指導部は露骨は人権侵害を公然と行っている。そうでもしなければ、自分たちの権力基盤を維持できないのだろう。南京市の幹部が娘の結婚式場の会場から連行されたという。党内抗争の手段としての汚職摘発も目に余る。そんな国だからこそ日本に対しても因縁をつけてくるのである。ハンナ・アレントはヤスパースの哲学を「真理は、教条的内容としてはけっして把握されず、理性によって明確に表現された『実存の』本質として現われ、他の理性的存在に対して自己自身を伝達し、かつ訴えかけるのであって、他の一切の存在を理解し、かつ包括することができるものである」(『暗い時代の人々』・阿部斉訳)と位置付ける。つまり、それはコミュニケーションを一義的なものとして考えることであって、「真理それ自体は伝達可能なものであり、コミュニケーションの外において真理は消滅し、かつ表現不能なものとなる」というのだ。コミュニケーションを妨げる要因があれば、真理は追い求めることはできないからだ。アレントは政治的な権力の良し悪しについて、ヤスパースの次の尺度を重視した。「それらはコミュニケーションを助けるものであろうか、それとも妨げるものであろうか。それらは孤独へひきこむものであろうか、それともコミュニケーションを奮起させるものであろうか」。全体主義国家である中共は、コミュニケーションに介入し、自分たちの画一的な価値を押し付けている。それが長く続くもないのに、無駄な抵抗を試みているのである。名目はいかようにもできるのである。中共の人権無視の現状に対して、私たちは人間として怒りの声を上げるべきだろう。

 

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