一度信用を落とせば、もはや取り返しがつかなくなる。朝日新聞が今回「慰安婦報道」での誤報を認めたことは、致命傷になるのは確実なのである。さらに、サヨクに取ってはそれが自分たちの存在理由であったわけだから、アノミー状態に陥るのではないだろうか。混乱や動揺は隠しようがないからだ。30年以上も認めてこなかったのは、朝日新聞がそれを恐れたからだろう。予想した通りで、連日それがテレビでも取り上げられると、朝日新聞への風当たりは日増しに強くなっている。「天声人語」について「天の声は嘘の声」との川柳まで生まれ、朝日新聞を読むことがステータスでなくなった。もはや誰もが相手にしなくなってあたりまえだ。もはや朝日新聞に残されているのは、経営陣の刷新以外にないが、それができるはずもなく、このまま廃刊に向っていくしかないだろう。ようやく戦後の言論空間に風穴があいたわけで、次のステージとして論じられるべきは、なぜ多くのマスコミが特定アジアに与することになったかである。それを徹底的に分析すべきだろう。サヨクが跳梁跋扈していただけでなく、日本の経済界も黙認してきたのではなかったか。韓国や中共を特別視してしまったのである。それが日本人の支配的な空気となり、朝日新聞の誤報を批判できない雰囲気をつくったのだ。唯一そこに水を差したのはネットであった。それでも最初は少数派の意見にとどまっていた。ボディブローとして効くまでには、とんでもない年数がかかったのである。しかし、空気は変わった。朝日新聞の権威が崩壊したことは、まともな日本になるための第一歩なのである。
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