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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民主党政権への小林よしのりの怒りは福島県民の怒りだ!

2012年02月20日 | 災害

 今でも福島県からは、1日50人が他県に転出しているのだという。福島県東部では深刻な事態が続いており、民主党政権が口にしている終息宣言とはほど遠いのが実情だ。今日は仕事で郡山市の磐梯熱海まで出かけてきたが、そこでSAPIOの2月8日号に掲載された小林よしのりの漫画「脱原発論」を見せられた。野田首相が昨年12月16日に冷温停止状態を達成したとして、「事故収束」を宣言したことに触れ、小林は「よくまあ、こんな誰も信じないことを平気で発表できるものだ」とカリカリしていた。冷温停止は正常に稼動している原子炉に使う用語で、密封された原子炉が通常の冷却装置で冷やされ、安定して止まっている状態を言うのに、燃料棒がメルトダウンをしているのだから、そんなことはあり得ない、と批判したのである。にもかかわらず、姑息にも民主党政権は「冷温停止状態」という言葉をでっちあげて、国民を欺こうとしたのだった。しかし、福島第一原発で対応に追われている作業員も、海外メディアも、そんな発表を信じてはいない。細野原発事故担当相が「20ミリシーベルトで人が住めるようになるということだ」とほざいていたが、小林が「だったらお前が住め、細野!まずお前自身が妻と、娘を連れて、その地域に住んでみろ!」と激怒したのは、福島県民のことを親身になって考えたからだろう。本来であれば、福島県民がその言葉を叫ぶべきではなかろうか。もはやここまでくれば、民主党政権の嘘を許すわけにはいかないのだから。

  
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流行と無縁な保守の思想は身近なものを大事にすることだ!

2012年02月20日 | 思想家

 佐伯啓思の『学問の力』は、どのような思想的な渦の中に私たちが巻き込まれているかを、平易に解説してくれており、私は目から鱗が落ちた気がした。佐伯は今日の学問は危機的な状況にあるとして、専門主義とポストモダンということを取り上げている。このうちの専門主義については、あくまでも「一定の条件のもとで得られたデータを提供するだけのことです」と批判している。福島第一原発の事故に関しても、専門家と評する人たちのコメントが氾濫しているが、よくよく考えれば、いずれも条件付の意見でしかない。また、ポストモダンということでは、佐伯は「知の芸能化」を問題にした。日本の思想的潮流は、1960年代のサルトル、70年代の構造主義、80年代のポストモダンというように替わってきたが、ポストモダンでは思想は不要だと考え、「面白かった」とか「つまらない」といったことしか、議論されなくなった。「大きな物語」としての思想など論じられるわけもない。それでいて、日本のインテリがポストモダンを血肉化したわけではなく、今もってイデオロギーとしての「大きな物語」を必要としているから、サヨクにとどまっているのである。私たち保守の原点は、そもそも「大きな物語」ではなく、佐伯が書いているように「身近なものを大事にしていこう」ということに尽きる。家族を大切にするとか、義理を忘れないとかいうレベルであり、サヨクのような流行り廃れとは無縁なのである。

 
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